目次
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監訳者まえがき
はじめに
第1章 自由を実現する手段
新たな世界
ベーシック・インカム
現金給付
個人単位の所得
普遍的な所得
義務を課さない所得
健全な経済
第2章 ベーシック・インカムと、その親戚たち
ベーシック・インカム 対 基本的一括付与
ベーシック・インカム 対 負の所得税
ベーシック・インカム 対 勤労所得税額控除
ベーシック・インカム 対 賃金補助
ベーシック・インカム 対 雇用保証
ベーシック・インカム 対 労働時間削減
第3章 ベーシック・インカム前史:公的扶助と社会保険
想像段階の公的扶助:
ビーベスの『De Subventione Pauperum(貧しい人への扶助について)』
実践段階の公的扶助:イープル市の救貧法からロックの思想まで
脅かされる公的扶助:スピーナムランド制度と揺り戻し
大胆な宣言:啓蒙主義と革命
社会保険:コンドルセからビスマルクまで
社会保険の後の公的扶助:ルーズベルトからルーラまで
第4章 ベーシック・インカムの歴史:ユートピア主義者の夢から全世界的な運動へ
構想段階のベーシック・インカム:トマス・スペンス対トマス・ペイン
国家規模のベーシック・インカム:ジョセフ・シャルリエ
真剣に検討されるベーシック・インカム:ジョン・ステュアート・ミルのフーリエ主義
議論が深まるベーシック・インカム:第1次世界大戦後のイギリス
1960年代初頭の保証所得:セオボルト対フリードマン
アメリカのリベラル派のベーシック・インカム:トービンとガルブレイス
短命に終わった絶頂期:マクガヴァンの「デモグラント」
ユニークな成果:アラスカの配当金
国を超えたネットワーク:ヨーロッパから世界へ
第5章 倫理的に正当化可能か? フリーライド(ただ乗り)対公平な分配
ベーシック・インカムとフリーライド
万人の実質的自由
ジョン・ロールズ 対 マリブ海岸のサーファー
ロナルド・ドウォーキン 対 海辺の不良者
リベラル平等主義者が反対する理由
リバタリアニズムと土地の共同所有
マルクス主義と、共産主義へ至る資本主義的な道
ベーシック・インカムと幸福
第6章 経済的に持続可能か? 財源、実験、移行の方法 労働所得
ベーシック・インカムの実験
負の所得税の実験
計量経済モデル
資本
自然
貨幣
消費
カテゴリー別のベーシック・インカム
世帯ごとのベーシック・インカムと税の上乗せ
部分的なベーシック・インカム
第7章 政治的に実現可能か? 市民社会、政党、裏口
世論
労働組合
雇用者
プレカリアート
女性
社会主義者
自由主義者
環境保護論者
キリスト教徒
組織なき結束
参加型所得と裏口
おわりに
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参考文献