出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
シン報連相

シン報連相

  • 著者:曽和 利光
  • 定価:1,648(1,480円+税10%)
  • 発行日:2024年4月1日
  • ISBN:9784295409571
  • ページ数:208 ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

【数あるビジネススキルより、まずは報連相を身につけた方が、仕事はスムーズに進められる】

★一流の人は、誰よりも「凡事徹底」の大切さを知っている
★「リクルート」「ライフネット生命」の人事の元トップが教える、上司やキーマンを効果的に動かす「おじさんリテラシー」

【なぜ今「報連相」なのか】

一見古臭いと思われがちな「報連相」は、社会人になれば真っ先に身につけるビジネスマナー・スキルの1つです。
しかし、若手・ベテラン問わず、報連相ができている人と、そうでない人が多く存在するのも事実。
当然ですが、どれだけ能力が高くても、その前提となるコミュニケーションで噛み合わなければ、良質なアウトプットはできません。

その中で、人事として2万人以上の採用候補者を見てきた私は、より一層「報連相」の重要性が増していると考えます。
なぜなら、働き方が多様かつ自由になり、リアルなコミュニケーションが減っていく時代の中で、効果的に人を動かし、大きな仕事のチャンスをつかむために、「報連相」は大きな力を発揮してくれるからです。

そして、仕事ができる人ほど、凡事を徹底する重要性を誰よりも知っているのです。
若い人も、ベテランも。これから仕事を始める人も。新しい仕事に挑戦する人も。
仕事をするとき、「まずは報連相」を合言葉にしてみましょう。
今の仕事がもっと楽しく、あなたらしく働けるようになるはずです。

著者紹介

曽和 利光

株式会社人材研究所代表取締役社長。

1971年、愛知県豊田市出身。灘高等学校を経て1990年に京都大学教育学部に入学、1995年に同学部教育心理学科を卒業。株式会社リクルートで人事採用部門を担当、最終的にはゼネラルマネージャーとして活動したのち、株式会社オープンハウス、ライフネット生命保険株式会社など多種の業界で人事を担当。「組織」や「人事」と「心理学」をクロスさせた独特の手法が特徴とされる。2011年に株式会社人材研究所を設立、代表取締役社長に就任。企業の人事部(採用する側)への指南を行うと同時に、これまで2万人を越える就職希望者の面接を行った経験から、新卒および中途採用の就職活動者(採用される側)への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開する。

目次

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はじめに

 

第1章 なぜ「まずは報連相」なのか

報連相はすべての仕事の基本
報連相はコミュニケーションのすべてを網羅している
下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
変化1 1人ひとりにまで目が行き届かない
変化2 構造的な変化
若い人こそ「報連相」に力を入れよう
メリット1 「上司には見えていない部分」をアピールできる
メリット2 仕事の自由度が上がる
メリット3 上司からのフォローやサポートが受けられる

 

第2章 「上司」の頭の中を知ろう

上司が見ているものを見よ
上司も忙しく、抱える責任は重い
現状1 管理できる限界を超えたマネジメント
現状2 職場環境が変化しても「結果を出せ」と詰められる
現状3 管理職の「言語化能力」が求められる
現状4 世代ごとの価値観の壁は低くなってきている
上司が抱えている仕事量を知る
たった一度の報連相漏れが、プロジェクト全体を滞らせる
上司が最も嫌なのは「想定外の事態が突然起こること」
報連相を怠った作業が「クリティカル・パス」だった場合

 

第3章  仕事のできる人が報連相でやっていること

①内容―相手に合わせて「具体と抽象」のバランスを取る
相手が事情をよく知っていれば「抽象的」に伝える
「具体的」に伝える場合① 相手に知見がない
「具体的」に伝える場合② 業務がうまく進んでいない
「具体的」に伝える場合③ プロセスをアピールしたい
「具体的」に伝える場合④ 前例のない業務を行ったとき
②タイミング―「業務の息継ぎ」を見定める
どんな仕事にも「息継ぎ」のタイミングがある
上司の「息継ぎタイミング」を予想する
上司の機嫌をとる
ネガティブなことを伝えなければいけない場合
③分量―基本は「結論ファースト」で短めに
④方法―伝える内容でツールを使い分ける
⑴口頭
⑵チャット
⑶メール(ドキュメント)
報連相の素朴な疑問と対応法
疑問① 報連相しているつもりなのに
「なぜ報連相しないんだ」と注意される
疑問② 「報告しなさい」と指示されたのに、「こんなことまで伝えるな」と言われた
疑問③ 報連相は求められるのに、意見や提案は聞いてくれない
疑問④ リモートワークになった途端、仕事の干渉をされてしまう
疑問⑤ 「話の要点がわからない」と言われる
疑問⑥ 報連相をしすぎた結果、仕事量を増やされそうで不安

 

第4章 「報連相をされる側」になったら

いつか上司になる「あなた」へ
ポイント1 自分のバイアスを認識して取り払う
バイアス① ハロー効果
バイアス② 確証バイアス
バイアス③ 初頭効果
バイアス④ 対比効果
バイアス⑤ 類似性効果
ポイント2 悪い知らせこそ歓迎する
ポイント3 ネガティブ・フィードバック
ネガティブなことを伝える際にやること
ネガティブ・フィードバックで使ってはいけない言葉
ポイント4 ネクストアクションを明確にする
ポイント5 大事なことはしつこく具体的に確認する
ポイント6 信頼される話し方を意識する
ポイント7 自己開示する
ポイント8 業務量・業務レベル・キャパシティを把握する
ポイント9 報連相が苦手な人には「行動マネジメント」を徹底する

 

第5章 報連相をバージョンアップさせる「おじさんリテラシー」

「おじさんリテラシー」との出会い
「権力者を動かす力」が仕事を大きくする
「おじさんリテラシー」の身につけ方
アサーティブネス
方法① DESC法
方法② Iメッセージ
「さしすせそ」で相手を気持ちよくさせる
Z世代への偏見をなくす
一般的な「Z世代」の認識
相手の懐に入り込む
世の中には「非本質的だけど、身につけた方がいいこと」がある

 

おわりに