起業家の理想を実現するためには、目指す世界を共に信じて、自分事として行動し、覚悟をもって形にしていく実行者たる存在が不可欠だ。本書では、株式会社わかさ生活のナンバー2として創業社長を支えてきた著者が、すでに強いリーダーが率いる会社で仕事をしている人や、近い将来、そのような会社の幹部人材として機能していきたいと願う人に向けて、熱狂的なリーダーに伴走する際の心意気を一冊にまとめた。著者は「経営者は24時間365日休みなく働いている。凡人たる我々は、そうはなれない。ならば、 私は最高の2番手でありたい」という。これは、ビジネスの世界で強くしなやかに生き抜く「ビジネスアスリートとしての在り方と、人としての在り方」でもある。
仕事術・ビジネススキルの本
超一流の凡人力
- 著者:松浪宏二
- 定価:1,738円(1,580円+税10%)
- 発行日:2024年5月17日
- ISBN:9784295409694
- ページ数:192ページ
- サイズ:188×130(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
目次
序章 凡人が天才に出逢うまで
差し押さえを目撃。お金の大切さを感じた小学生時代
両親が離婚。初めて知るお金の重み
ノンバンクの世界に飛び込む
仕事のイロハを教えてくれた上司との出逢い
15年働いた会社に別れを告げる
サプリメントを販売する企業への転職
まったく通用しない……折れかけた心
まさか自分が……受け入れがたい現実に直面
そして私は、天才に惚れた
1章 天才と働く世界
天才だけが持っているもの
天才は「職位」を重んじない
天才は「生きたお金」を使う
天才の意見は「朝令暮改」
凡人力に欠かせないスキル
トップの指示でゼロイチを繰り返す
凡人力を鍛え続ける
天才との出逢いが、人生の在り方を変える
添い遂げたいと思える天才を探せ
2章 天才の生態
論理よりも感性
圧倒的な好奇心
スピードが命
常識や既成概念に縛られない
人の「本質」を見抜く
理想を追求し続ける
3章 超一流の凡人になるための基本ルール
天才と出逢うまでの常識は捨て去る
向上心の有無は自分事化の分岐点
まずは「好きになる」意識が大切
すべての指示には意味と意図がある
やらないという選択肢はない
船に乗せてもらう感覚
4章 天才ならではのアイデアを凡人力で成功に導く
"飛躍した発想"はどこから生まれてくるのか
誰もやっていないからやる
思考の広さ、深さと未来を見通す視点から生まれる
すべてがゼロベース思考
どのように実行するか
人生を変える「たった一つ」の仕事をつくる
5章 〝頼られる凡人"であるための仕事の流儀
「一緒にやる」のが実行者
自分を律する
わかった気にならない
未知の領域でも率先して学び、挑戦
物申してはいけないわけではない
トップにはない強みを身につける
弱みを認める
本当の失敗はたったの一割
6章 天才の下だからこそ、できる仕事がある
"長期的な社会貢献"を形に。震災復興への協力
「全部できること」の魅
だから天才と働くのは楽しい
おわりに