本書は、50代の老後資金不安を解消するために保険の見直し方、見直し後の資産運用をまとめた本です。お金に不安を感じる50代の人たちの中には、数十年前に加入した保険をなんとなく続けているケースが少なくありません。実は資産のポートフォリオ全体を見直して適切に資産を分配すれば、その不安を解消できることがほとんどです。本書は、初心者でもわかりやすく特に加入中の保険の整理の仕方と資産運用の基礎基本をまとめた書籍です。
目次
第1章 加入前に知っておいてほしい 保険会社、保険営業の実態!
資産運用は保険会社に任さず、自分で判断・選択する時代が始まった
保険の本質を理解する。「掛け捨て型保険は損です」は本当なのか?
トップセールス=金融のプロフェッショナルではない
行動経済学を学ぶと、自分に本当に必要な保険か判断できる!
なぜ保険会社は完全成果報酬? 離職率、顧客の引継ぎの実態は?
コラム 行動経済学について学び、日々の非合理な行動を防ぐ
第2章 55歳からでも失敗しない! お金の知識不足が老後不安の一番の原因
実は誰もが投資家? 国民年金保険料も立派な投資
実は円預金も投資
なぜ投資が怖いと感じるのか?
「投機」「ギャンブル」「投資」の違いを理解する
リスク=危険? 投資の世界でのリスクとは一体何を指すのか?
「公的年金・公的保険制度」を正しく理解し、民間保険をスリム化
複利の偉大な力を知る。人生100年時代、50年あれば長期投資は可能!
押さえておきたい二つの投資戦略
世界の超富裕層が実践する投資戦略
50代以上は「コア投資」で資産運用に臨む
老後不安はお金だけでは解消できない。
長く働ける健康、人脈、スキルにも投資せよ
新NISA、iDeCoを始めないのは、国民の権利を放棄したのと同然
金融資産の伸び率はアメリカと日本で大きく違う!
コラム お金の相談は誰にすべき? 真剣に考えよう
第3章 55歳からのお金の置き場所、使い方次第で人生の満足度が決まる!
ゴールベース運用が大事。自分の人生の目的、目標を定めることから始める
NISA・iDeCoはゴールベース運用に適した投資の手段
ゴールは変わるからこそ定期的な確認が必要
ゴールベース運用の事例❶ 理想のセカンドライフのため
ゴールベース運用の事例❷ お子様やお孫様に資産を残したい
お金の置き場所により資産の増え方は大きく変わる!
代表的なお金の置き場所
お金の置き場所❶ 株式
お金の置き場所❷ 債券
お金の置き場所❸ 投資信託
第4章 保険で失敗しないためのケーススタディ
ケース① 三人のお子様の教育資金確保と
ご夫婦二人でのセカンドライフ資金確保の両立
ケース② 死亡保険金(保障)の必要性の確認、個人金融資産・法人金融資産の
有効活用、退職後は理想のセカンドライフを実現したい
ケース③ 保険契約時の担当者不在の不安解消と
お子様への金融資産の継承方法の相談
ケース④ ご子息への二次相続対策と一人での生活費用捻出の相談
ケース⑤ 収入が上がるにつれて増やしてきた保険契約を確認し、
資産運用を基礎から教えてほしい
ケース⑥ 仕事は充実しているが、ご家族との時間も確保し、
理想のライフスタイルを実現できるかシミュレーションしたい
顧客に寄り添った「ゴールベース資産管理」の伴走者
IFAができることとは?
コラム ネーミングで判断してはいけない!
学資保険、個人年金保険、終身保険は必要か?
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