出版実績

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書籍
酒ビジネス

酒ビジネス

  • 著者:髙橋理人
  • 定価:1,738円(1,580円+税10%)
  • 発行日:2024年10月31日
  • ISBN:9784295410270
  • ページ数:256ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス
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★年間2000種類の日本酒を呑む著者が教える「お酒の教養」
☆ロバート・デ・ニーロ、タイガー・ウッズなど、海外セレブも日本酒に夢中
★著者は大手メーカー、コンサルティング会社を経て、酒蔵コーディネーターとして活躍

日本酒はビールやウイスキー、ワインにも匹敵する、「世界的な飲みもの」になりつつあります。

例えば、「獺祭 磨き その先へ」という日本酒をご存じでしょうか。
これは2014年に安倍元首相がアメリカのオバマ元大統領に訪日記念としてプレゼントしたことでも知られる、1本4万円を超える日本酒の銘柄です。

海外に目を向けると、アメリカの俳優ロバート・デ・ニーロは新潟県の佐渡島の日本酒「北雪」に 惚れ込み、自家用ジェットで買い付けに来たと言われています。

プロゴルファーのタイガー・ウッズは、不調に苦しんでいた際に薦められた日本酒を飲んでスランプを脱出したそうです。

上に紹介した以外にも、日本酒は国内に限らず、世界中で酒蔵が生まれる注目のジャンル。
日本酒は今、「世界の教養」として世界各国から認識されはじめているのです。

本書では酒蔵コーディネーターとして活躍し、年間2000種類以上の日本酒を呑んできた著者による、「日本酒の教養」としてまとめています。

この本を読めば、ビジネスから日常の雑談まで、様々なシーンで日本酒について語れること間違いなしです。

著者紹介

髙橋理人

呑み手のプロ/株式会社蔵楽代表
早稲田大学商学部を卒業後、大手化学メーカーに新卒入社。社会人初の赴任地である新潟県糸魚川市にて日本酒に開眼。その後、大手コンサルティングファームにて製造業の業務・経営改革に従事。コロナ禍を契機に、2020年10月に株式会社蔵楽(くらく)を創業。「酒蔵を世界一働きたい場所に」をビジョンとして、東南アジア向けの輸出、日本酒サブスク「TAMESHU(タメシュ)」の他、酒蔵のプロデュースや酒イベントの企画など幅広い事業を行っている。製造から流通まで酒業界全般に対する幅広い知見を持つ。現場と「苦楽」を共に、汗をかきながら寄り添う支援を得意とする。座右の銘は「一周回って本醸造」。J.S.A認定SAKE DIPLOMA、ワインエキスパート、SSI認定国際唎酒師などを取得。

目次

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はじめに

 

第1章 「八海山」に学ぶ酒ビジネスの世界

1 なぜ八海山はどこでも美味しく飲めるのか
2 なぜ今、世界で日本酒が人気なのか
3 海外で日本酒は造れるのか
4 麹が世界共通語になる日
5 日本のウイスキーはなぜ世界で人気なのか
6 地域活性のカギを握る酒蔵
COLUMN 人気日本酒イベント「にいがた酒の陣」の魅力

 

第2章 口噛み酒に学ぶ歴史の世界

1 ワインを飲んだ縄文人、 ハチミツ酒を飲んだ西洋人
2 歴史書から紐解くお酒の雑学
3 お寺はバイオテクノロジーの最先端研究所だった
4 現代の酒づくりの基礎を確立した江戸時代
5 働き方改革と、消えた古酒文化
6 なぜ日本酒のアルコール度数は「15度」が多いのか
7 日本酒文化をつないだ三倍醸造酒
8 「越乃寒梅」「一ノ蔵」「出羽桜」から学ぶ地酒ブーム
9 東京オリンピックから学ぶ日本酒の平成維新
COLUMN 純米酒と本醸造の違い

 

第3章 獺祭に学ぶ酒づくりの世界

1 獺祭は何がすごいのか
2 獺祭はもっとも人手をかけた日本酒
3 米で日本酒の味はどう変わるのか
4 なぜ水が美味しい地域は酒がうまいのか
5 酵母は香りが決め手
6 杜氏はどんな仕事をしているのか
COLUMN 酒蔵見学の魅力

 

第4章 新酒鑑評会に学ぶ 日本酒コンテストの世界

1 「金賞受賞」を理由にお酒を選ぶのは正解なのか」
2 酒の品評はこうやって行われる2
3 押さえておきたい日本酒コンテスト(国内編)
4 押さえておきたい日本酒コンテスト(海外編)
5 日本酒コンクールの最新トレンド
6 プロはどうやってテイスティングをしているのか
COLUMN お酒の選び方

 

第5章 「ワンカップ大関®︎」に学ぶ容器の世界

1 「ワンカップ大関®︎」が生んだ容器革命
2 「パック酒は美味しくない」は本当か
3 缶の日本酒の魅力とその進化
4 なぜ一升瓶はなくならないのか
5 「パウチ酒」という新スタイル
6 冷凍日本酒、海を越える
COLUMN 日本酒がより美味しくなる酒器の世界

 

第6章 角打ちに学ぶ酒屋の世界

1 立ち飲みと角打ちの違い
2 日本酒好きはいい酒屋を知っている
3 いい酒屋がある街は、美味しい居酒屋が多い
4 流通の影の立役者「酒卸業」とは何か
5 お酒のラベルには何が書かれているのか
6 日本酒の賞味期限はいつなのか
COLUMN 季節ごとの日本酒の選び方

 

第7章 ワインに学ぶ日本酒の楽しみ方の世界

1 日本酒とワインの共通点と違い
2 なぜ日本酒ペアリングが注目されているのか
3 なぜ日本酒にはビンテージがないのか
4 日本酒をワイングラスで飲むと、味わいはどのように変わるのか
5 日本酒を温めるということ
6 酒はブレンドしても良いものなのか
COLUMN 唎酒師とソムリエの違い

 

第8章 海外に学ぶSAKEの世界

1 最先端だったハワイのSAKEづくり
2 アメリカに日本酒が浸透するまでの3つの段階
3 増え続ける日本酒のヨーロッパ輸出
4 アジアで受け入れられる日本酒
5 急激に日本酒が広がっている国・ベトナム
6 東南アジアの可能性
COLUMN アメリカ市場に挑んだ高峰譲吉の麹ウイスキー

 

第9章 クラフトサケに学ぶ これからの酒ビジネスの世界

1 新ジャンル「クラフトサケ」とは何か
2 クラフトサケが創る地方の未来
3 古くて新しいどぶろくの世界
4 「大吟醸が一番美味しい」はもう古い
5 大手メーカーの新たな挑戦
6 酒とテクノロジー
COLUMN 蔵開きブームと成功の秘訣

 

終章 日本が「SAKE立国」になる日

 

おわりに