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はじめに
第1章 世界から学ぶ森林ビジネスの世界
1 増加する世界人口と森林の関係
2 「サステナブル」ってなに?
3 人はなぜ、木を植えるのか?
4 世界遺産の森林
5 国民1人あたり1000円「森林環境税」
COLUMN 森林ビジネスで求められる多角的視点
第2章 日本の人工林から学ぶ多様な森林の世界
1 「明治神宮の森」「万博記念公園」は人工林?
2 国土の3割が人によってつくられた森
3 「森って誰のもの?」所有者で分類する森林
4 「スギ・ヒノキ・マツ」日本を代表する木の種類
5 日本三大美林と老舗林業地域
6 日本を代表する森のブランド「吉野林業」は何が違うのか?
COLUMN 「普通の産地」の木でもブランド化はできるのか?
第3章 植林・育林・間伐・伐採から学ぶ生産の世界
1 植林から「売れる木」になるまで
2 「間伐材を使おう」のウソ・ホント
3 樹齢300年「超長伐期」の吉野林業
4 収穫方法の違いで木材の品質は変わるのか?
5 森からはじまるサーキュラーエコノミー
6 「持ち主不明の森」が林業を探偵業にする
COLUMN 1300年以上続く日本の「伐採」vs「規制」論争
第4章 木材市場から学ぶ流通の世界
1 木の価格はどのように決まるのか?
2 複雑な木材流通と原木市場の現場
3 日本の技が光る「製材」と「乾燥」
4 「無節vs節あり」の議論
5 手刻みからデジタルファブリケーションまで
6 バイオマスは市場の後押しになるのか?
COLUMN 木にまつわる慣例の不思議
第5章 日本の建物から学ぶ木造建築の世界
1 日本の建築と国産木材
2 「近山運動」と「国産材1・0時代」
3 地域ブランド工務店と直送産地の連携「国産材2・0時代」
4 北山杉と茶の湯文化
5 都会のビルも木造へ「都市の木造化」
COLUMN 日本各地で受け継がれる「山の講」
第6章 職人から学ぶ木製プロダクトの世界
1 寿司屋のカウンターに見る木へのこだわり
2 日本の家具5大産地
3 林業の聖地で活躍する「ベンチャー木工家」
4 日本のスギ・ヒノキは楽器に向かない?
5 DIYで活気づく国産木材の市場
COLUMN 「作り手」と「使い手」をつなぐ木製プロダクト
第7章 森ではたらく人々から学ぶ現場の世界
1 森の仕事の担い手たち
2 森林ビジネスの事業体
3 林業のプロが参入する「特殊伐採」
4 森の力を最大限に引き出す調整役たち
5 林野庁・地方公務員と林業系コンサルタント
6 担い手不足解消のための新たな取り組み
COLUMN 「おまえか、東京からきたコンサルは! とっとと帰れ!」
第8章 「まちづくり」から学ぶトータル林業の世界
1 林業のフリースタイル化
2 関係人口から考えるトータル林業
3 六甲山の地域材活用と新たなライフスタイル
4 広がる林業の「6次産業化」
5 外資に買われる森林と水資源の危機
6 新たな価値を創造する里山事業
COLUMN 森と都市をつなぐ拠点
第9章 これからの森林ビジネスの世界
1 コロナ渦がもたらした「追い風」
2 スマート林業が描く経営の未来
3 AI・ロボットの活用により森林ビジネスは新領域へ
4 森から生まれる新素材
5 脱炭素と地域経済を両立する「J・クレジット」
6 ネイチャーポジティブは山村振興のキーワードとなるか?
COLUMN 高野山の森の保護と利用
おわりに