出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
採用基準のつくり方

採用基準のつくり方

  • 著者:鈴木洋平
  • 定価:1,925円(本体1,750円+税10%)
  • 発行日:2025年8月1日
  • ISBN:9784295411208
  • ページ数:192ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス
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面接で高評価だった期待の新人が
入社後、活躍できないのはなぜ?
選考設計のプロが実践する!
「自社で成果を出せる人材」を見抜く方法


「この人なら間違いない」
面接でそう確信したはずの応募者が入社後、期待通りに活躍してくれない。
このような経験に心当たりはありませんか。

期待して採用した人材が入社後にパフォーマンスを発揮できない要因は多岐に渡ります。
真の要因を特定することは難しく、振り返りが行われないため、同じことが繰り返し起こります。

そこで本書では、要因のひとつである「選考での評価が誤っていたかもしれない」という点にフォーカスして、応募者の真の能力を見極め、入社後のパフォーマンスを予見するための採用基準のつくり方と評価手法を解説します。

人材採用に課題を抱える大手企業の人事・採用担当者、中小企業の経営者、面接官を担当する管理職・マネジャーなどにおすすめの一冊です。

【本書のポイント】
・「自社で成果を出せる人材を見抜く」ことに特化した人材採用の本
・評価の誤認を引き起こす3つの落とし穴がわかる
・自社に合ったオリジナルの採用基準を作成することができる
・採用基準を満たす人材を獲得するための選考プロセスを構築できる
・入社後のパフォーマンスを予見するための行動観察手法が学べる

著者紹介

鈴木洋平

株式会社採用と育成研究社(RDI)代表取締役社長。2002年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本アイ・ビー・エム株式会社にシステムエンジニアとして入社。同社で人事に転身し、評価制度の設計と運用を担当する。2008年にRDIを設立し、2025年から現職。企業の採用活動における選考設計(Recruiting Design®)を設立時から一貫して手掛けるかたわら、「採用と育成の接続」を合言葉に面接官トレーニング、採用イベント、社内研修など年間50回以上のファシリテーター・講師を務めている。実際の企業の業務をベースとしたビジネスシミュレーションプログラムをオーダーメイドで作成することを得意としている。ビジネスシミュレーションプログラムは受講者のリーダーシップ開発をはじめ、サクセッションプランへの活用、アセスメント、新卒採用における企業理解、職種理解、志望度向上などさまざまな用途で活用され、企業から好評を得ている。

目次

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はじめに なぜ、ミスマッチは繰り返し起こるのか

 

 

 

序章 選考の現場で起こっていること

ストーリー:採用担当者の間でよくある会話
選考で評価の誤認が起こると、どのような影響があるのか
多くの企業で評価の質の改善が行われない理由
選考を設計して評価の質を上げる

 

第1章 なぜ、面接で評価の誤認が起こるのか

「入社後のパフォーマンスの予見」にかかわる2つの観点
面接の構造と誤認が発生する要因
誤認の落とし穴① 直接評価に引っ張られる問題
誤認の落とし穴② 場の難易度無視問題
誤認の落とし穴③ 無い袖は振れない問題
面接は万能ではなく、構造的な課題がある
COLUMN 1 選考の妥当性と信頼性に関する研究

 

第2章 採用基準を定義する

採用基準は4つのステップで定義する
ステップ① 求める人材像を定義する
ステップ② 評価要素を定義する
ステップ③ 評価基準を定義する
ステップ④ 採用基準を定義する
設計は毎年見直して改善のサイクルを回す
COLUMN 2 求める人材像の成り立ちや評価要素を公開する

 

第3章 行動観察手法を導入する

選考における行動観察手法とは何か
行動観察が面接より優れている点
難易度とはどのような概念か
行動観察手法の設計ポイント
行動観察手法で評価対象にする行動
COLUMN 3 行動観察はオンラインでも可能か

 

第4章 面接で評価の誤認を減らす

面接における直接評価
面接の場を行動観察に近づけていく
面接における間接評価
エピソード理解のための3点モデル
行動に着目し、事実を具体化していく深掘り質問
評価基準と照らし合わせて評価する
面接官トレーニングの重要性
COLUMN 4 リーダーシップに持論は必要か

 

第5章 惹きつけ施策を設計する

内定受諾に効果のある施策に関する調査
志望動機を共同で構築するメタ3点モデル
ビジネスシミュレーションを惹きつけに活かす
口説きは個人対個人の真っ向勝負
COLUMN 5 応募者の琴線に触れる

 

第6章 採用を人材マネジメントと接続する

採用は育成のスタートライン
採用を人材マネジメントから分断させない
強い採用を実現する

 

 

 

おわりに