著者は、税理士歴30 年、1000 社を超える融資案件をまとめてきたプロ中のプロ。本書は、これまでに担当した融資事例を組み合わせ、融資を断られてしまった架空の経営者F氏(FICTIONのF)が再び融資を申し込むまでの流れを、順番に紹介しています。読みながら実践すれば、経営が変わること間違いなし。「会社をさらに大きくしたい」「窮地を脱したい」など、経営者の希望や不安を解決する一冊です。

著者は、税理士歴30 年、1000 社を超える融資案件をまとめてきたプロ中のプロ。本書は、これまでに担当した融資事例を組み合わせ、融資を断られてしまった架空の経営者F氏(FICTIONのF)が再び融資を申し込むまでの流れを、順番に紹介しています。読みながら実践すれば、経営が変わること間違いなし。「会社をさらに大きくしたい」「窮地を脱したい」など、経営者の希望や不安を解決する一冊です。
目次
【もくじ】
はじめに
なぜ「経営者」が簿記の勉強をしなければならないのか
簿記は経営における言語のようなもの
会社の命運を他人に預けていいのですか?
Column1 創業者がお金を借りるには?
経理は心臓、金は血液
財務諸表から見えてくること
経理は会社の健康診断
金融機関が目を凝らす9つの項目
①売上・利益の大幅な減少
②貸付金が多すぎる
③仮払金が多すぎる
④強引に前払いや繰延資産扱いにしている
⑤創立費・開業費の処理が間違っている
⑥借入金が減っていない
⑦役員報酬の額が低い
⑧売掛金が増えている
⑨粗利が低下している
会社が変わったことを決算書で示す
税理士の処遇を考える
傷つくことを恐れない経営者になりなさい
決算の準備は余裕を持って
column2 命より重い借金などない
金融機関を決めるときの4つのポイント
①既に付き合いのある金融機関
②会社の本店と近い
③担当者の能力が高い
④金融機関の種類 都市銀行/地方銀行/信用金庫・信用組合/政府系金融機関
融資を申し込むのにいい「タイミング」がある!?
“適切”な融資額を割り出す
column3 突然の契約解除
第一印象は「決算書」で決まる
「何に使うか」。明確な意思を示す
ここは聞きの一手。担当者の求めには従順に
冷静な事業計画書を作り、情熱を持って伝える
信用保証協会を利用する
プロパー融資の可能性
全方位への誠実さが融資の成否を左右する
安定感のある会社になる
物欲しげな態度を表に出さないこと
column4 プライドの高い女性経営者
ニーズの高い不動産融資
不動産投資は「任せられる」ビジネス
自己資金がなくても可能
事業融資より不動産融資が有利な理由
明確な意思とは明確な物件
物件選びのコツは、常識に囚われないこと
積算評価が担保になる
結局最後は人ありき。見抜く目をもちなさい
おわりに