出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
深く、速く、考える。

深く、速く、考える。

  • 著者:稲垣公夫
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2016/6/1
  • ISBN:9784844374800
  • ページ数:226ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

本書は、著者が製品開発のエンジニア向けに教えていた、「深く」かつ「速く」考える思考法=「深速思考」のメソッドと、それを鍛えるトレーニングを、一般のビジネスパーソン向けに解説した一冊です。 ▼「正解へのルート」が一瞬で浮かぶ思考力を身につける この本で解説する、「深く速く考える」ノウハウの中核の一つは、A4判の紙1枚程度の情報を読み、その中の因果関係を抽出して図にまとめる「因果関係マップ」。 この因果関係マップを描くことを繰り返して、本質をつかんだ深い思考をハイスピードで行えるようになるのです。 トヨタの仕事ツールの代表格に「A3報告書」があります。 これは、さまざまな報告や企画を、ムダな記述を極限までそぎ落としてA3判の資料1枚にまとめるもの。 新入社員時代からこうした資料作成術を叩き込まれることにより、トヨタ社内で「ズームイン・ズームアウト思考」と呼ばれる、「具体と抽象を自由に行き来する思考力」が徹底的に鍛えられるのです。 ▼非トヨタ社員のための「トヨタ式A3報告書研修」から生まれたノウハウ 問題解決やナレッジ・マネジメントの強力なツールだけに、著者もこのA3報告書を企業に導入する研修を行っています。 しかし、日常的に上記のような「深く考える訓練」をしているわけではない非トヨタ社員にとっては、ハードルが高いのも事実。 そこで、思考力を高めるメソッドとして考案したのがこのトレーニングです。 「AKB48はなぜ成功できたのか?」「鳥貴族はなぜ儲かっているのか?」といった身近なネタを例題に取り上げつつ、思考力を鍛える一冊です。 ▼ 本書の目次 序章 ヒトの脳には「思考のクセ」がある 第1章 結局、「深く考える」ってどういうこと? 第2章 「深速思考」の基本と精度の高め方 第3章 「因果関係マップ」のつくり方 第4章 ネタを仕入れる ――ビジネスモデルの「本質」の抽出 第5章 遠くからアイデアを借りる ――「本質」を別の場に応用 終章 深速思考を日常化する

著者紹介

稲垣公夫

グローバリング株式会社 代表取締役
1951年生まれ。東京大学工学部卒業、ミシガン大学工学部大学院修士課程修了。NECにて製造管理部担当部長、NECアメリカ副社長などを歴任。ジェイビルジャパン代表取締役社長などを経て現職。エリヤフ・ゴールドラット博士の『ザ・ゴール』を契機に国内へ広がったTOC(制約条件の理論)の考え方にいち早く着目し、同書日本語版の解説も務める。また、米国でのトヨタ研究への造詣が深く、第一人者であるミシガン大学のジェフリー・ライカー教授らによる『ザ・トヨタウェイ』『トヨタ経営大全』シリーズや、同じくトヨタの製品開発方式(リーン製品開発)を体系化したアレン・ウォード博士らの著作の翻訳・研究でも知られる。2010年にグローバリング(株)を設立し、主に製造業を対象に、リーン製品開発や経営戦略のコンサルティングを行う。主な著書に『トヨタ式A3プロセスで製品開発』(日刊工業新聞社)、翻訳書に『トヨタのカタ』(日経BP社)など多数。

目次

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はじめに

 

序章 ヒトの脳には「思考のクセ」がある

ホモ・サピエンスの脳は数十万年もアップデートなしの状態
「理解する」とはどういうことか?
「深い構造」が見えない理由
思考のヒント① 疑う力

 

第1章 結局、「深く考える」ってどういうこと?

「高度な思考」は何が高度なのか?
日常的なことを深く考えてみる
「深く考える」から「深く速く考える」へ
アマゾンの「秘伝のタレ」となった1枚の図
アイデアを借りて組み合わせる
遠くからアイデアを借りたドイツ軍
「ベイビーステップ」が大きな飛躍につながる
脳を毎日「ちょっと困らせる」ことの効果
思考のヒント② 行列の並び方

 

第2章 「深速思考」の基本と精度の高め方

深速思考の基本原理を押さえる
基礎となるのは「抽象化」の能力
思考のヒント③ カニ漁船の事故を防いだ脱常識思考

 

第3章  「因果関係マップ」のつくり方

因果関係マップをつくる5つのステップ
「AKB48」の成功要因を因果関係マップにまとめてみる
家康はなぜ江戸に幕府をつくったのか?
変数タイプの因果関係マップで「トレードオフ」を見つける
電気掃除機のどこを換えると、何に影響するか?
iPhoneの成功要因のマップをつくる
マップの抽象度を上げる
抽象化思考に有効な「ラベリング演習」

 

第4章 ネタを仕入れる —ビジネスモデルの「本質」の抽出

因果関係マップで儲かるしくみを「解剖」する
飲食店の儲かるしくみ分析① 鳥貴族
飲食店の儲かるしくみ分析② 大戸屋
飲食店の儲かるしくみ分析③ 四十八漁場
飲食店の儲かるしくみ分析④ 丸亀製麺
サービス業の儲かるしくみ分析① コンビニ
サービス業の儲かるしくみ分析② QBハウス
サービス業の儲かるしくみ分析③ スーパーホテル
思考のヒント⑤ 海外旅行は「新発想発見」の絶好の機会

 

第5章 遠くからアイデアを借りる —「本質」を別の場に応用

アナロジー思考その1 深い構造の類似性に気づく
アナロジー思考その2 遠くから借りる
基本コンセプトを組み立ててみた例 その1
基本コンセプトを組み立ててみた例 その2
思考のヒント⑥ 70歳近くでも仕事に困らないAさん

 

終章 深速思考を日常化する

さらにステップアップするには?
日常で出来るトレーニング① タウンウォッチング
日常で出来るトレーニング② ビジネスモデルの研究
日常で出来るトレーニング③ 歴史を「因果関係」から見る
深速思考を仕事で自在に使いこなす

 

おわりに
参考文献