出版実績

出版実績

仕事術・ビジネススキルの本
会社のデータを誰もが使えるデータに変えるデータカタログという魔法

会社のデータを誰もが使えるデータに変えるデータカタログという魔法

  • 著者:深野 嗣
  • 定価:1,958円(本体1,780円+税10%)
  • 発行日:2025年9月12日
  • ISBN:9784295409311
  • ページ数:308ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

データ活用の”魔法”が、あなたのビジネスを変える!
日本初、世界一わかりやすい「データカタログ」の解説書が登場。

本書は、データの専門家ではない方々が会社の「埋もれたデータ」を使いこなすための必読書です。
営業職の主人公・ノアがデータカタログというツールに出会い、会社の業績改善に挑む成長物語を通じて、あなたも「データ活用の魔法」を学ぶことができます。

社内に溢れるデータを整理し、必要な時にすぐにアクセスできる環境を作る。
そんな理想的なデータ活用を実現する「データカタログ」とは一体何なのか?
どう使えば成果を上げられるのか? 難しい技術用語を使わずに、シンプルかつ明快に解説します。

本書の特徴

1. 日本初! データカタログの全貌を解説
海外で注目を集めている「データカタログ」。
本書では、日本のビジネス現場に適した形で、その基本機能から応用方法までを初めて解説しました。
データ管理やデータガバナンスに興味がある方にも必見の内容です。

2. 文系データサイエンティストが書いた「わかりやすさ」重視の一冊
技術書が苦手な方でも安心。データの基本的な概念や関連用語も丁寧に説明しています。
文系出身でも、データを使いこなすためのスキルを楽しく学べます。

3. ストーリー形式でスラスラ読めるのに、しっかり学べる!
営業職の主人公ノアが「データカタログ」というツールに出会い、次々と会社の課題を解決していくストーリー。
物語を追うだけで、自然にデータカタログの役割や使い方が理解できます。

内容紹介

基礎知識編
データカタログとは何か、その機能や活用の背景をわかりやすく解説。
ノアがデータ活用の世界に飛び込み、混乱する現場を目の当たりにするところから物語がスタートします。

目次
第1章: データカタログとの出会い
第2章: データカタログに至るまでの歴史と用語
第3章: データカタログで覚えておくべき9つの機能

実践編
データカタログを活用し、営業現場やIT部門、経営層までをつなぎ、会社の仕組みを変革。
具体的な成功例を通じて、実際にどのように導入・活用すればよいかがわかります。

目次
第4章: データカタログを使って、社内の取り組みを見える化した
第5章: 分析のプロ(鬼)にデータカタログ(金棒)を与えてみた
第6章: データカタログが現場とIT部門を結んでくれた
第7章: データカタログで経営陣にデータドリブン経営へのセイカを示した
第8章: データカタログという魔法 ~それでも、データカタログを使わないあなたへ~

こんな方におすすめ

– 社内のデータ活用を進めたいが、どこから始めればよいかわからない
– 専門的な知識がなくても、データの力を仕事に生かしたい
– 営業や企画、マーケティングなど非技術部門で働いている方

「難しい技術がなくても、データは使える!」
ノアと一緒に、あなたもデータ活用の第一歩を踏み出しませんか?

著者紹介

深野 嗣

株式会社パタンナー代表取締役。データサイエンティスト。大学卒業後、株式会社船井総合研究所に入社。その後、エムスリーキャリア株式会社にてWebエンジニアとしての経験を積み、AIベンチャー企業でデータサイエンス業務に従事。国内大手企業のAI開発、分析基盤構築、データ分析組織構築などのプロジェクトを手がける。執行役員、開発部マネージャーを経て独立。2020年、新型コロナウイルスの影響により、日本企業のデータ利活用プロジェクトが度重なる中断・中止に見舞われる事態を目の当たりにする。この経験から、想定外のトラブルによって重要な挑戦が頓挫することを防ぎ、データ分析組織をコストセンターからプロフィットセンターへと変革するソリューションの必要性を痛感。2021年3月、この理念のもと株式会社パタンナーを設立。その他にも、デジタルハリウッド株式会社運営の起業家・エンジニア養成スクール「G's ACADEMY」のメンター、福岡市主催「Data Engineer Catapult」のデータサイエンス主任講師を務める。また2022年から2023年まで札幌大学非常勤講師として「人工知能概論」を担当。著書に『Nuxt.jsとPythonで作る!ぬるさくAIアプリ開発入門 データ分析からAIアプリ開発まで優しく解説!』(インプレスR&D)がある。

目次

目次

MORE

はじめに

 

本書で取り扱う 押さえておきたい重要ワード

主な登場人物紹介

プロローグ

 

第1章 データカタログとの運命の出会い

本章のストーリー
データ活用の現在地
・まずはデータの活用の課題を整理してみる
・データの増大と、人材不足が招く課題
データ活用が「混乱」する二つの原因
・データが原因のカオス
・人が原因のカオス
データ人材が不足する背景
・専門職種の増加
・インフラを作り全体を支える人が重要である
・専門家と現場をつなぐBRIDGE人材
・データを管理する時代へ

 

第2章 今さら聞けない、データ活用の基礎知識と専門用語

本章のストーリー
技術の理解は、歴史から
・なぜ、歴史を学ぶ必要があるの?
・技術の歴史は、課題解決の物語
データ活⽤の歴史
・2006年以前:データを残したくても残せない時代
・2006年〜:データを保存するコストが安くなった時代
・2012年〜:分析⽤のデータベースが登場した時代
・2018年〜:AIの期待値が⾼まりデータを学習させる時代
・2020年〜:データ可視化を重視した原点回帰の時代
・2024年〜:データの管理が競争⼒を⽣む、データ資産の時
料理で読み解く、データ活⽤のプロセス
・食材(データ)が収穫されてから、保存、下ごしらえ、配送されるまで
・配送された食材(データ)を適切に管理するには

 

第3章 データカタログで「こんなこともできるの!?」と思わず声が出た

本章のストーリー
データカタログの変遷
・データカタログにも紆余曲折がありまして
データカタログの歴史
・データカタログは、第四世代まで進化している
・第一世代:IT 部⾨のための「検索・リスト化」
・第二世代:分析者のための「データのデータ化」
・第三世代:全社のための「クラウド化・全社データ共有」
・第四世代:検索の道具から「魔法の知識基盤」へ
埋もれた道具データカタログ
・データカタログが持つ弱点とは
・すぐに役立たない理由:3つの壁
実際にデータカタログの画⾯を⾒てみよう
・ホーム画⾯
・検索機能(Search)
・テーブル情報(Table Info)
・ダッシュボード情報(BI Catalog)
・データリネージュ(Data Lineage)
・ナレッジ(Knowledge)
・メンバーアクション(Member Action)
・もっともっとできることがある!

 

第4章 データカタログを使って、部署の壁を越えた「見える化」に臨んだ

本章のストーリー
つながるはずのデータがつながらない理由
・部署ごとに閉じてしまうデータの壁
・「あの部署のダッシュボード」が、⾒えるようになる⽇
数値ズレ、原因を探せ!
・数値ズレの二⼤パターン
・一つの指標に、複数の意味がある
・使われるデータには、必ず背景がある
・「意味のあるデータ」だけが、活きるデータになる
・そのデータは記録か資産か?

 

第5章 分析のプロ(鬼)にデータカタログ(金棒)を使ってもらった

本章のストーリー
データ人材だけでは解決できない現場のリアル
・データのプロといっても、みんな得意分野が違う
・使いたいのに、使いこなせないデータ疲れの正体
・「なんでもわかる」は、幻想です。
会話が、データを「資産」に変える
・「あの話」を、誰でもたどれるようにする
・伝えたつもりを、資産に変える仕組み
・誰も⾒ていないデータ活用の最前線を⽀える⼈たち

 

第6章 データカタログがビジネス部門とIT部門を一つにした

本章のストーリー
インフラを守る⼈たちが⾒ている世界
・「データは無料じゃない」という現実
・お願いから協働へ
基盤は、誰かが作るものじゃない
・セルフサービス型データマネジメント
・現場と育てるデータ基盤
守る⼈と攻める⼈が、「同じ未来」を作るとき
・聞く・応える・整える、が回り始めた
・「使いながら整える」が、⽂化になり始めた
・守るための整備から使われるための整備へ
データ管理は、誰かをつなぐ⼒になる
・「探す」が、価値に変わる瞬間
・次の戦場は「成果」だ

 

第7章 データカタログで、経営陣に「DXの成果」を数字で見せた

本章のストーリー
数字で語る、DX研修の本当の成果
・行動があって、初めて成果になる
・「使われてた!」⾏動として現れる研修の成果
・使われるもの/使われないものその差には理由がある
・使われないデータにも意味がある
・整備したのは誰かそれも成果だ
できるところから始める、内製化
・全部は無理。でも頼るだけでもダメ
・人が足りない今だからこそ内製化する場所を見極める
・頼るところは頼る でも、説明できるようにする
やらないことも戦略 何を活かし、何を残すか
・やらないことを選ぶ それが戦略
・使われないけど、残すという戦略
・整える、残す、やめる「選ぶ⼒」が価値を作る
語れるDX戦略 データカタログが導く意思と成⻑
・気づけば、戦略のすべてを実践していた
・隠れた才能は、⾏動ログの中にいる
・⾒えていなかった⼒と出会えるチームへ
エピローグ

 

第8章 データカタログという魔法 ~それでも、データカタログを使わないあなたへ~

技術的背景から考えるデータ管理
・データは「集める時代」から「選び、守る時代」へ
・機械学習というプログラミングのパラダイムシフト
・機械学習の仕組み
・このとき、エンジニアは何を考えているか?
・⾼品質なデータこそが機械学習の根幹を⽀えている
⼈間の理解から考えるデータ管理
・AI時代の⼈間の役割
・信じられるデータが主観に「力」を与える
データの乱れは、⼈を傷つける
・挑戦が⽣むジレンマ リスクと責任のはざまで
・日本には、データ活⽤の挑戦者を守る仕組みがない
・説明できない企業にデータを使う資格はあるか
・データの向こうにいる「誰か」を思う
データガバナンス概論
・メタデータ(Meta Data)
・PII(Personally Identifiable Information)
・データ品質(Data Quality)
・データライフサイクル(Data Life Cycle)
魔法は、すでにあなたの中にある
・⽇常の中にある、魔法の正体
・「その前に」必要なことは、ここにある

 

 

おわりに