
目次
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序章 202X年、日本の音楽が世界に響く理由
第1章 新時代のヒットから学ぶ音楽制作の世界
1 ヒットの基準は「ミリオンセラー」から「ビリオンストリーム」へ
2 ヒットを生み出すチーム編成
3 DTMの登場がもたらした制作スタイルの多様化
4 音楽制作を支えるDAWとハードウェアの進化
5 日本発の電子楽器が世界を席巻
第2章 ストリーミングから学ぶ音楽配信の世界
1 聴き方の大転換―所有からアクセスへ
2 Spotifyが海賊版との戦いに終止符を打った
3 Spotifyを成功に導いた技術と「プレイリスト」
4 ストリーミング中心となった音楽業界の収益構造
5 ストリーミングサービスの影響で音楽制作は変化したか?
6 メタデータエンリッチメント(充実化)とは
7 ストリーミングで縮まる世界の距離
8 音楽の「あるべき姿」に立ち返る
第3章 TikTokから学ぶ音楽マーケティングの世界
1 新曲リリース時のマーケティング戦略の昔と今
2 バズる音楽マーケティングTikTok/SNSがもつ役割
3 最新作と過去作がフラットに並ぶ時代
4 音楽評論の意味
第4章 フェスから学ぶ音楽イベントの世界
1 音楽フェスが引き起こす社会現象とは
2 映像、音響、照明……観客を魅了するコンサート演出
3 強化されていく音楽イベントの安全対策
4 上昇を続けるチケット価格
5 アーティストのストーリーとライブ会場の関係性
第5章 インディーズに学ぶアーティスト育成の世界
1 メジャーとインディーズ
2 いきなり世界でヒットするインディペンデントアーティスト
3 アーティスト育成の投資とリターンの仕組み
4 専属契約から流通契約へ
5 デジタル時代に再評価されるCDショップ
6 宅配便と音楽の意外な関係
7 音楽ビジネスの司令塔としてのマネジメント
第6章 K‒POPから学ぶグローバル化の世界
1 K‒POPから学ぶ世界を席巻する「機動力」
2 テクノロジー活用―V LIVE、Day1から世界展開
3 グローバル展開のカギを握るファンダムの活躍
4 ビートとメロディで見る音楽のトレンド
5 J‒POPの海外進出と成功例
6 次に注目すべきはアフリカとラテンアメリカ
インタビュー 日本の音楽がグローバルで勝つために
―株式会社ミュージックレイン代表取締役執行役員専務 屋代陽平氏
第7章 カラオケから学ぶIPビジネスの世界
1 音楽から生まれるさまざまなIPビジネス
2 作曲家、作詞家、編曲家……印税はどのように分配される?
3 著作隣接権―音楽は仕組みが整っている
4 他人事ではない楽曲のライセンス契約の仕組み
5 登録するだけでも使用料が―カラオケ印税の仕組み
6 JASRACも進化を続けている
第8章 歴史から学ぶ音楽ビジネスの世界
1 パトロンが支えた「パトロネージュの時代」
2 企業が支えた「音楽資本主義の時代」
3 ファンがつながって支える「スーパーファンの時代」
4 自ら資金調達をおこなう「アーティスト主導型資本主義」
第9章 AIから学ぶこれからの音楽ビジネスの世界
1 イマーシブで拡がる音楽ビジネス
2 生成AIだけではないAIの活用
3 ライクネス、音声、肖像、ダンス、そして考え方そのものへ
4 人間の創作性と生成AIのバランス
5 ユニバーサルミュージックとYouTubeのコラボレーション
6 技術がもたらす業界再編・金融としての音楽
インタビュー AI時代に問う、アーティストの可能性
―シンガーソングライター syudou氏
終章 グローバルスタンダードを取り入れ「世界とつながり、音楽の未来を灯す」
おわりに