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社長も社員も幸せになる労働トラブルゼロ会社のつくり方書影

“予防法務”が会社を守り、攻めの経営へとつながる。

私たちが本書で強く訴えたいポイントは「予防法務」です。
本書ではまず、労働トラブルのよくある原因・種類を10のポイントに分けて解説していきます。
各ポイントで実際の裁判例も掲載しているので、その内容も経営の反面教師にもなるでしょう。

さらに本書で強調したいのは、予防法務は「守り」だけではなく「攻め」の施策でもあるということです。
労働トラブルの経験がない社長の中には、起きていない問題の予防に時間を割くのは
後ろ向きの取組みと感じるかもしれません。

しかし、未然にトラブルの芽を摘むことはチャンスとなります。
働き方改革などの要求に完全に対応できず、労働トラブルの芽を抱えている会社も少なくありません。
そのような会社は、労働者目線で見ると、残念ながら「安心して働ける環境」とはいえないでしょう。
労働トラブルが起きにくい環境を整備できれば、今よりもさらに価値ある会社になれるのです。
会社経営を健全に発展させるためのヒントを1冊にまとめました。

著者紹介
桶谷治/小嶋麻鈴(おけたに・おさむ/こじま・まりん)
桶谷治(おけたに・おさむ)
1963年、北海道札幌市生まれ。一橋大学法学部卒。1989年弁護士登録。札幌弁護士会所属。各種企業の外部通報窓口、コンプライアンス関係委員会委員、社外監査役も務める。注力分野は労働分野ほか企業法務一般。講演・セミナーなども多数。

小嶋麻鈴(こじま・まりん)
1993年、北海道北見市生まれ。北海道大学法学部卒、同法科大学院修了。2019年弁護士登録。札幌弁護士会、桶谷法律事務所所属。注力分野は、企業関連法務、労働事件、離婚問題、相続・遺言問題。職場のハラスメント対応策の講演実績もある。
桶谷法律事務所
1991年、弁護士桶谷治が設立。北海道札幌市の総合法律事務所。2022年12月時点では弁護士7名、事務職員7名在籍。北海道を中心に企業、個人を問わず、人事労務、M&A等の企業法務案件、離婚、相続、損害賠償等の個人案件含め、広く様々な分野の法律問題解決にあたる。事務所の複数の弁護士による協議を経て業務を行い、経験豊富な事務職員のサポートも得て、事務所全体が一丸となって紛争解決のサポートを行っている。
著者:桶谷治/小嶋麻鈴(おけたに・おさむ/こじま・まりん)
定価:1848円(本体価格1680円+税10%)
発行日:2023年01月11日
ISBN:9784295407997
ページ数:248ページ
サイズ:188×130(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス
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もくじ
ある日、元社員から内容証明が届いたら……。
もし、労働事件が起きてしまったら
労働事件が起きた際の会社の被害と弊害
労働トラブルは百害あって一利なし

はじめに

社長なら、事前に知っておいてもらいたい「労働トラブル」のポイント

①解雇/雇止め
社長さん、社員をそんなに簡単にクビにして大丈夫ですか?
解雇は容易にできないことを知りましょう
解雇とは、社員にとっての「死刑判決」
くれぐれも解雇は慎重に
どうしても退職してほしい問題社員がいるとき、社長に最初に考えてもらいたいこと
それでも解雇したい社員がいた場合に社長が行うべきこと
知っておきたい、雇止めに対する考え方
【コラム】“変わる社会”と“変わらない法律”を嘆く前に
裁判例 解雇/雇止め編

②退職/転職/情報漏洩
社長さん、社員に気持ちよく辞めてもらう方法をご存じですか?
「退職勧奨」と「退職強要」の違いに要注意
転職に備える4つの対策
マンパワーの減少への対策
情報漏洩への対策
誹謗中傷への対策
競業避止義務への対策
裁判例 退職/転職/情報漏洩編

③懲戒処分
社長さん、社員を処分するときの判断基準をお持ちですか?
懲戒処分をするには
行為に見合った適切な判断を行うには?
懲戒解雇は最後の手段
実際に懲戒処分を行う際のポイント
【コラム】民事裁判と刑事裁判
裁判例 懲戒処分編

④労働時間
社長さん、そんなにサービス残業させて大丈夫ですか?
御社の「勤怠管理」はどうなっていますか?
弁護士業界でも注目されている残業代請求
一筋縄ではいかない残業代請求に対する反論
固定残業代制度の罠
倒産を招きかねない「付加金」
労働時間を管理するシステムと心構え
「会社にいた時間=労働時間」が原則と考える
残業時間ゼロを目指して
裁判例 労働時間編

⑤パワハラ/セクハラ
社長さん、その発言と行動、“ハラスメント”かもしれません。
パワハラって何? パワハラの6類型
10人に3人がパワハラを経験している!?
パワハラが会社に与える影響
即アウトの人格否定ワード
同じ指導でも「信頼」で左右される現実
上手なり方の3つのポイント
【コラム】パワハラにならない指導法のヒント
「守り」の視点から「攻め」の視点へ……
当事者双方の目線で問題に対峙する
【コラム】「飲みにケーション」は死語か?
セクハラって何?
これってセクハラですか?
セクハラ訴訟で会社は勝てない?
セクハラ? コミュニケーション?
会社がしておきたいこととは?
裁判例 パワハラ/セクハラ編

⑥労働災害
社長さん、「安全配慮義務」ってご存じですか?
労働災害(労災)って何?
労災保険給付の書類に会社の判子を押したくない!?
労災保険給付の種類。主なものを知っておきましょう
業務災害の基礎知識。2つのポイント
「通勤とは?」。通勤災害の基礎知識
労災事故によるデメリット
意識しておきたい「安全配慮義務」
いますぐ対応してもらいたい、会社にできる労災対策
社員を可能な限り守る意識が、会社を守ることにつながる
裁判例 労働災害編

⑦メンタルヘルス
社長さん、社員への“心のケア”を、どこまで考えていますか?
激増しているメンタルヘルス問題
なぜ、メンタルヘルス対策が重要なのか?
メンタルヘルス問題が、労災と認定されるとき
メンタルヘルス問題は会社の努力で減らせる
メンタルヘルス問題が起きてしまったら
加害者(とされる)人物がいる場合の対応
社員が「いつまでもここで働きたい」と思える職場を目指して
裁判例 メンタルヘルス編

⑧就業規則変更
社長さん、就業規則を勝手に変えることはできません。
就業規則は勝手に変えられない
就業規則を社員に不利益に変えるにはどうすればよいか
「周知」とは? 社員の皆さんに理解してもらうために
「合理性」とは? 社員の皆さんに納得してもらうために
合理性の判断は、社長だけでは難しい
裁判例 就業規則変更編

⑨採用/内定/試用期間
社長さん、「採用」はよくよく慎重に行ってください。
内定は簡単に取り消せない
試用期間中にやっぱり採用できないと思う社員がいた場合
もう少し働いてもらうには? シニアの再雇用について
裁判例 採用/内定/試用期間編

⑩労働組合対策
社長さん、労働組合とは上手に付き合いましょう。
労働組合から交渉申入れがあったら?
労働組合の特質を知る
不当労働行為に要注意!
【コラム】労働委員会とは?
団体交渉を行う際の留意点
裁判例 労働組合対策編

おわりに

本書読者特典

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