教養ブームといえる昨今。教養に関する多くの書籍が出版されています。
本書は「気になるけど何から読んでいいのかわからない」という読者のための本です。
教養というと、知識を学ぶというイメージがあります。
本書は、そことは一線を画し、「教養で、どう人生で楽しめるのか」という点にこだわりました。
バラエティプロデューサー・文化資源学研究者である角田さんだからこそ語れる楽しい教養を
「歴史」「地理」「社会」「人生」「文化」「エンターテインメント」というテーマ別に解説していきます。
読み終わる頃には、世界が少し違って見える。今までになかった教養のガイド本です。
教養としての教養
- 著者:角田陽一郎
- 定価:1848円(1680円+税10%)
- 発行日:2023年5月21日
- ISBN:9784295408338
- ページ数:304ページ
- サイズ:188×130(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
目次
まえがき
第1章 教養としての歴史
歴史思考とは 時間という流れを体感する
1-1 歴史は繰り返すけど、同じことは起こらない
歴史に学ぶ、歴史に倣ぶ
1-2 日々変わっていく歴史
新しい時代 New Era
1-3 演技を探る旅をする
ストーリーからナラティブへ
1-4 時間は足す(+)ではなく、掛ける(×)
バラエティ思考を身につける
1-5 歴史の縦軸longitudeと横軸latitude
時間軸を認識する
第2章 教養としての地理
地理思考とは 空間という概念を把握する
2-1 そうなっているのはそうなっている理由がある
地理思考を身につける
2-2 これから世界は、日本は、どうなっていく?
新しい世界 New World
2-3 ナショナリズムとは何か?
ナショナリズムを超える
2-4 日本という国の強さを思考する
これまでとこれから
2-5 天災と疫病と戦争と
その瞬間にその空間を共有すること
第3章 教養としての社会
社会思考とは 社会という世間を意識する
3-1 ソーシャルメディアは新しい社会か?
新しいメディア New Media
3-2 AIとの付き合い方
新たなフレームを創る
3-3 開く→回す、タレントの時代
フレームframe→ボルテックスvortex
3-4 21世紀の新しいコミュニズムを思考する
人新生の資本主義
3-5 インターネットはお金である
これからのお金とビジネスの話
第4章 教養としてのエンターテインメント
エンタメ思考とは ”教養する”を娯楽にする
4-1 学問をプロデュースする
知的好奇心とエンターテインメント
4-2 人生とはロケとロケハンである
書を持って、街に出よう
4-3 発展途上人
これからの”発展”とは何か?
4-4 リアクター Reactorからアクター Actorへ
バラエティ視点を持つ
4-5 人生とは新しいエンターテインメントを探す旅
エンタメの三体問題
第5章 教養としての文化
文化思考とは 文化にあえて籠ることで見えてくる
5-1 未来は過去より明るいのか?
思い出補正からの脱却
5-2 インプットとアウトプット
アイデアの源泉掛け流し
5-3 思考の嗜好と志向と試行
幻想矛盾
5-4 これから必要なのは宗教と呼ばない宗教的な何か
新しい拠り所
5-5 科学的技術と民主主義の次にくるもの
輪廻と循環という考え方
第6章 教養としての人生
人生思考とは 毎日の人生を教養してみる
6-1 歳を重ねることで、想いは流転する
選ばないという心地よさ
6-2 人は夜に死に、朝に生まれる
新しい人間 New Human
6-3 左翼でもなく、右翼でもなく、回転翼で、飛ぶ
ドローンライフ
6-4 幸せを求めないことが幸せ
脳内ドーパミンとアノミー的自殺
6-5 エンターテインメントの次にくるもの
ChatGPTの出現で、人間に残された仕事とは何か?
おわりに