出版実績

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マネジメントの本
D2C THE MODEL

D2C THE MODEL

  • 著者:花岡宏明/飯尾元
  • 定価:2178円(1980円+税10%)
  • 発行日:2023年10月1日
  • ISBN:9784295408840
  • ページ数:256ページ
  • サイズ:188×148(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

D2Cを活用し成功を目指す、すべての方へ。「累積流通総額約4,000億円」を達成するECプラットフォーマーのCOO、CMOの2人が、D2Cビジネスの成功確率を最大化するための方法論をまとめた超実践的バイブル

北の達人コーポレーション木下勝寿氏
—この通りやれば100億まではいけるはず。

アンカー・ジャパン猿渡歩氏
—EC/D2Cを活用したい、しきれていない全てのブランドに。

2025年には4兆円近くの市場規模に成長すると言われる「D2C」。
このD2Cは「3つのデジタル化」を背景に、新規参入のメーカー事業者でも
IPOを目指すまでの急成長を実現することを可能にしました。

そして今、多くのメーカー・リテール事業者は、今後の競争力の担保のために
デジタルを最大限に活用したD2Cシフトを迫られています。
しかし、D2C化はあらゆる商売をDXするために必須の手段であり、
国内でも多くの事業者がD2C化を目指すも、成功ブランドの事例はまだ多くはありません。
そして、その大きな要因は、D2Cの黎明期から成功と失敗を繰り返し、
チャレンジし続けてきた事業者のみが保有している「集合知」の不足にあります。

どれだけ優れたプロダクトを保有していても、従来のメーカー業・リテール業と
D2Cの本質的な違いをふまえた戦略に則った事業運営が行われない限り、
成功確率は著しく下がってしまうのです。

本書は、国内D2C黎明期より数多くのD2Cビジネスに携わってきた2名の著者による、
D2Cを主軸にしたビジネス戦略構築の考え方から、
日本のD2Cブランドが効率的かつ持続的な成長を実現するための
プロセスを体系的に紹介する実践ガイドです。

また、デジタル活用力を高めることが所与となるD2Cの事業基盤となる
システムやデータに関するあるべき考え方にも具体的に踏み込んでいきます。

コトやモノづくりに多くの情熱を注ぐ事業者の方々にとって、
本書が知識やノウハウの格差によって望まぬ結果を招いてしまわないための
「銀の弾丸」になれたら幸いです。

著者紹介

花岡宏明/飯尾元

花岡宏明(はなおか・ひろあき)
1987年、大阪府出身。2010年に関西大学を卒業後、国内最大手SI企業に入社。プロジェクトマネージャーとして大手金融企業の基幹システムを運用。システム開発における技術力とビジネス知識を活かし臨んだITプラットフォーム事業での成功体験から、「自分たちの生み出したビジネスモデルで業界を変革したい」と決意。2014年にSUPER STUDIOを創業、同社取締役に就任。全社の経営戦略やプロダクトビジョンをリードし、COOとし
て全事業の執行を統括している。

飯尾元(いいお・げん)
早稲田大学法学部卒業後、国内最大手インターネットサービス企業に入社。ファーストパーティEC事業の事業戦略部門で、主に新レベニューソース創出、利益改善、SCM改革などのプロジェクトを担当。その後、外資コンサルファームにて、デジタル時代の新規事業開発、ビジネスモデル変革等、デジタル戦略関連プロジェクトに従事。2019年にSUPER STUDIOに入社し、現在ではCMOとしてSaaS事業のセールス&マーケティングを統括しながら、自社D2C部門やクライアント事業のコンサルティング部門を管掌している。

目次

目次

MORE

はじめに
全ては「自分たちの事業をより良くしたい」という想いから
コト、モノづくりの不都合な真実
本書にかける想い

 

第1章 D2Cとは 〜ダイレクトチャネルからD2C へ

世界で広がるD2C
従来のメーカービジネスとD2Cが担う領域
D2Cの定義〜3つのデジタル化
D2Cが可能にしたこと
マスチャネルとD2Cの違い
D2C化が求められる理由
D2Cのビジネスルール
D2C化がもたらすメーカービジネスの変化
D2Cをはじめる新興プレイヤー
4象限で捉えるD2Cビジネス
第一次D2CブームとYouTuberブーム

 

第2章 D2C THE MODEL

D2C THE MODELとは
D2C THE MODELフレームワークの重要視点とKPI
理想的な事業グロースプロセス
D2CのKPI設計

 

第3章 業界/商流/事業運営体制

業界プレイヤーと商流
D2C事業の運営と役割
事業フェーズ別の運営体制

 

第4章 事業戦略

D2Cの事業戦略の考え方
D2Cで使えるフレームワーク
D2Cの事業モデル
D2Cの収益構造

 

第5章 事業ローンチ

D2Cの立ち上げマイルストーン
D2 C事業の「後戻り不可リスト」
D2Cビジネス失敗要因25選

 

第6章 プロダクトとマーチャンダイジング

D2Cビジネスの手段の幅と質を最大化する
D2Cのプロダクト/マーチャンダイジングの考え方
顧客は何にお金を支払うのか
D2Cに向いている商材の要件
D2Cのプロダクト/マーチャンダイジングの基本プロセス
クロスセル商品の考え方
プロダクトとサービスオファー
リサーチやテストの捉え方

 

第7章 マーケティングとチャネル

D2Cのマーケティング全体像
マーケティング施策種別
チャネル施策種別
D2Cと従来型メーカーのマーケティングの違い
D2CマーケティングのKPI改善ドライバー
売れなかったものが売れるようになるきっかけ
ルートポートフォリオマネジメント(RPM)
デジタルマーケティングによる新規獲得手法パターン
D2Cのメジャーな決済手段早見表
D2Cの主要な集客方法一覧
ECの販売手法類型と、対応する販売サイトの型の違い
ECの販売手法類型
D2Cにおける販売サイトの型の違い
LP型サイトと総合型ECサイトのCVR差
間接LP(クッションLP)とは
新規顧客獲得コストの決定ロジックと、CVRの差によるD2Cビジネスの投資効率の違い
CVR2倍=売上2倍ではないD2Cビジネス
「売れる」店舗設計の考え方
新規顧客獲得の最大化に向けた鉄則
顧客はどこで離脱するのか
人の行動を促す根源的欲求と、LPの鉄板構成要素
サイト情報で常に意識すべきこと
商材特性別D2Cグロースモデル
少SKUから開始可能な事業
多SKUから開始する事業

 

第8章 CRMとLTV

D2CのCRM / LTVプロセス
CRM / LTVプロセスの各施策
CRM / LTVのKPI改善ドライバー
CRM / LTVプロセスにおける分析設計
カスタマージャーニーを用いたCRM / LTV施策設計
顧客満足度を上げ、事業リスクを下げるためのCS /フルフィルメント/ショップ運用

 

第9章 システムとデータ

世の中のシステム業界動向
SI・パッケージ
SaaS
グローバルではSaaSがデファクトスタンダード
SaaSとSIの特徴
SaaSとSIの開発の仕組み
SaaSとSIの比較
SaaSとSIのハイブリッド「ヘッドレスコマース」
D2Cのシステム選定
事業フェーズ
ターゲットの市場規模
マーケティングの独自性
ECシステムで変わるD2Cの成否
デジタル化が引き起こす麻痺
ECシステムをコストで選んではいけない理由
ECシステム選定時の具体的なポイント
SaaS
SI
自社開発を選択する際の注意点
ECシステム選定で後戻りできないポイント
D2Cデータ管理のあるべき姿
事業全体に対するマーケティング費用対効果を確認
広告媒体ごとにユニットエコノミクスの可否を判断し、
適切なマーケティングコストのアロケーションを実現
D2Cの次世代データ管理
データ統合管理の落とし穴
データ活用が進まない構造的な理由
統合コマースプラットフォーム
① 専門性の排除
② 自動化
③ シームレスなデータ活用

 

おわりに

D2C関連用語集

読者特典