日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。
一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。
彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。
世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。
▼ 読者アンケートより
・自己肯定感ではなく自己効率感を高めるというアプローチが目から鱗でした。休日のために働くっていう切り替えもすぐにできることですが、なかなか難しいものです。まずはジャーナリングをはじめてみます。(50代 管理職女性)
・育児や会社での業務で働き方自体の見直しが必要になってきたときにこの本に出会った。
これまでのように時間を無限に投下する擦り減る働き方から、エネルギーをしっかり蓄えた上で仕事に臨めるサイクルを作るために少しずつの休み方改革が出来そうな気がした。(30代 会社員男性)
・自分自身が仕事のオンオフがなかなかできない状況が2、3年続いており心身ともに改善が必要だと悩んでいた。その際にyoutubeにてこちらの本に出会い、読んでみようと思った。結果として休日の具体的な行動が記載されていたことよかった。そしてすぐに試せる点もとても良い。まずは7分間の瞑想と金曜の午後3時からの休日への準備から始めてみようと思う。(40代 管理職男性)