出版実績

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自己啓発の本
最低限の人間関係で生きていく

最低限の人間関係で生きていく

  • 著者:大嶋信頼
  • 定価:1,580円(本体1,738円+税10%)
  • 発行日:2025年5月11日
  • ISBN:9784295410935
  • ページ数:208 ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

人に興味を持たない方が仕事も人生もうまくいく!  AI時代の割り切り型コミュニケーション

▼あなたは職場の「人間関係」に疲れていませんか? 

本書のテーマである「最低限の人間関係」とは、誰に対しても最低限のつき合いをして、対人関係をシンプルにすることを指します。結果として、つき合う人数も最低限になりますから、人間関係の「ミニマリズム」(最小限主義)と見ることができます。
著者はこれを、人間関係の「最適化」と考えています。

職場の人間関係は、あくまでも仕事を通じて成立している関係性です。友人同士のような近い距離感になる必要はなく、ドライに割り切って、ズブズブのウエットな関係にならないことが大切です。仕事を円滑に進めるためには、上司や同僚、部下など、職場の人たちと良好な関係を築くことが大切……と考えている人も多いでしょうが、それは必ずしも最適解ではないと考える必要があります。

職場の人たちと上手につき合おうとすればするほど、相手の気持ちを先読みして忖度したり、相手の顔色を気にして自分の気持ちを抑え込むことが多くなって、どうしても「相手に合わせる行動」を取ることになります。
ムリをして相手に合わせる関係を続けていると、絶えず「失礼なことを言ってないか?」とか、「相手に不快な思いをさせていないか?」という不安や後悔の気持ちが起こることになります。

▼人間関係を最低限にして、仕事に支障は出ないのか? 

こうした心理状態で毎日を過ごしていると、「イライラが止まらない」とか、「ネガティブな思考ばかりが湧いてくる」などの自覚症状が出始めて、人間関係に悪影響が出るだけでなく、仕事のモチベーションも下がることになります。
心理カウンセラーの視点で見ると、共に過ごす時間が長い職場だからこそ、努力をしないと続かない人間関係は、すぐにやめる必要があります。

人間関係を最低限にして、「仕事に支障は出ないのか?」と考える人もいると思いますが、本書では、人間関係を最低限にしても困らない理由や、段階的に最低限にしていく方法、最低限にした後の生き方までを、詳しくお伝えします。

著者紹介

大嶋信頼

心理カウンセラー、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。FAP療法(Free from Anxiety Program不安からの解放プログラム)を開発し、トラウマのみならず幅広い症例のカウンセリングを行っている。アルコール依存症専門病院、東京都精神医学総合研究所等で、依存症に関する対応を学ぶ。人間関係のしがらみから解放され自由に生きるための方法を追究し、多くの症例を治療している。カウンセリング歴31年、臨床経験のべ10万件以上。著書にベストセラー『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』(すばる舎)のほか、『無意識さん、催眠を教えて』(光文社)など多数。

目次

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はじめに あなたは「人間関係」に疲れていませんか?

 

 

 

第1章 「他人に興味がない」のは悪いことか?

他人に興味のない人が増えている
他人に興味がなくても何も問題はない
人間関係のストレスが「脳」をバグらせる
人に「相談」すると厄介なことになる
人の行動の「意図」を理解するのは至難の業
第三者にアドバイスを求めても「答え」は見つからない
判断に迷うならば「チャットGPT」で事足りる
人に相談されたら「肯定的」な反応を示す
なぜ人は「過剰な賞賛」を求めるのか?
「人とわかり合いたい」と思うのはナルシストの証拠
「心にもないこと」を言えない人は知能が高い
「矛盾アレルギー体質」の人に対する対処法
あなたの行動が職場の人を「モンスター化」させている

 

第2章 なぜ人づき合いは面倒なのか?

人間関係が難しいのは「知能の差」に原因がある
知能の差に着目して「人間関係」の解像度を上げる
知能の差が「20」あると相手のことを理解できない
IQの高い人は「マウント」を取られやすい
IQの高い人が陥りやすい「インポスター症候群」
インポスター症候群は「聡明な女性」に多い
自信過剰な男性に多い「ダニング・クルーガー効果」
「自分は人より20%は優れている」と思い込む人たち
パワハラの根底にあるのは「嫉妬」の感情
人との適切な距離感を知るために「暫定知能」を活用する
人との距離感がわかれば「つき合い方」が見えてくる
人間関係を最適化するコツは「目的」を明確にすること
人間関係を最低限にすると「人づき合い」がラクになる

 

第3章 人に興味がない人に上司が務まるのか?

リーダーシップは「最低限」に発揮するだけでいい
「管理」から「観察」に意識を転換する
タイプ別・部下と適切な距離を取るための「対策」と「注意点」
タイプ①自分の能力を認めてほしい部下→相手が恐縮するくらい褒めてあげる
タイプ②イライラして周囲に八つ当たりする部下→相手を上回る勢いで対応する
タイプ③無口で何を考えているかわからない部下→近づかずに距離を置いて見守る
タイプ④すぐ人のせいにする部下→相手のモチベーションを高めていく
タイプ⑤上司を頼ってくる部下→アドバイスではなく「傾聴」を意識する
部下にアドバイスをする必要はない
部下の欠点は「自分の欠点」と考える
部下に指示を出す場合は「ダブルバインド」に要注意
自分が「理想的」と思える上司像をイメージしてみる

 

第4章 人間関係の9割はいらない

人間関係は「線引き」しないと何も変わらない
人間関係を最適化するための三つのステップ
STEP①「ウエットな人」とは関わらない
STEP②「不快な感情は相手のもの」という視点を持つ
STEP③「人の気持ち」のために動かない
三つのステップを頭の片隅に置いて行動する
ビジネスパーソンが「ドライな人」を目指して大丈夫なのか?
「いい人」が誰にでも好かれるわけではない苦手な上司とドライな関係を作る方法
マウントを取ってくる人は「完全無視」で距離を置く
相手の「スキル」に着目して人間関係を見直す
人間関係の9割は整理できる

 

第5章 思いきり自分に関心を向ける

あなたにとって「本当に大切な人」は誰ですか?
嫌いな人には「敵対心」を持っていい
自分の「無意識」に任せればうまくいく
「三大欲求」を満たすだけでも人生は充実する
自分の「ネガティブな感情」を否定しない

 

 

 

おわりに ストレスの「根っ子」を取り除く