人の可能性に投資する全15社の先進事例を一挙紹介!
主体性と社会貢献を結びつけ、誰もが成長を実感できる職場がここに。
全15社の事例と金間大介教授の巻頭特集で紐解く、成長環境企業の全貌
本書は、就職活動中の学生に向けてつくられた、人の可能性に投資し続ける「成長環境企業」の先進事例を体系化した企業研究ガイドブックです。なぜ一部の企業だけが若者の可能性を引き出し、急成長を遂げるのか。その秘密は、社員の想いや多様性を尊重し、成長の場を提供する独自の取り組みにあります。
本書では、15社の事例を通じて、主体的なキャリア形成、社会課題の解決、多様性と包摂性を軸とした成長環境の全プロセスを解説。イノベーション人材の研究者である金間大介教授の巻頭特集「成長を『志す人』と『怖い人』に贈る2つのエール」も収録し、理論と実践の両面から企業選びの新たな視点を提供します。
・本書にぴったりの方
・就職活動中で「自分らしい成長を実現できる企業」を見つけたい学生
・主体性や社会貢献を重視し、成長を実感できる職場を求める新卒求職者
・企業選びの新たな視点や基準を求めるキャリアカウンセラー
・社員の可能性を引き出し、組織成長を目指す経営者、人事担当者
・若者のキャリア意識や成長環境のトレンドを研究する教育関係者
・「成長環境企業」がキャリア形成の鍵を握る理由
VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)と呼ばれる予測困難な時代においては、従来の「働きやすさ」だけではキャリアの成長に限界があります。本書では、社員の主体性や多様性を尊重し、社会課題解決を通じて成長の機会を提供する「成長環境企業」こそが、非連続なキャリア形成を実現する鍵であると説きます。
成長環境企業とは、社員が自分の「志」に基づいてキャリアを切り開き、失敗を恐れず挑戦できる心理的安全な文化を育む企業です。たとえば、「社会課題を成長の舞台に変える」「多様性を強みとする」といった原則に基づき、本書では、「多様な成長とキャリア形成」を実現するための代表的な企業事例を提示します。
・成長環境企業に共通する3つのポイント
本書の核心部分は、成長環境企業が重視する3つのポイントです。このポイントは、①主体的なキャリア形成を支える自律型環境、②社会課題解決を成長の場に、③多様性と包摂性で全員の成長を後押し、という3つの要素から構成されています。重要なのは、働く主体がみずから「自分ごと」として挑戦できる環境を見極められるかどうか、です。
また、企業選びにおいては、「ビジョンへの共感」「挑戦機会の豊富さ」「心理的安全性」「多様性の尊重」という4つの観点から評価することの重要性を説きます。これらの要素を満たす企業を選ぶことで、学生は自分らしいキャリアを確実に築くことができるのではないでしょうか。