出版実績

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社会・経済の本
教育ビジネス

教育ビジネス

  • 著者:宮田純也
  • 定価:1,848円(本体1,680円+税10%)
  • 発行日:2025年6月27日
  • ISBN:9784295411062
  • ページ数:272ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

★Amazonカテゴリランキング「教育学の参考図書・白書」部門で1位を獲得!

(2025/6/11)

150年ぶりの教育の大転換が進行中!
「生涯学び続ける時代」に求められる教育とは?

いま、情報革命をはじめとする社会変化を背景に、生涯学び続けることが大切な時代が始まりました。今後、平均寿命は100歳を超えることが予測されています。
それに合わせて、明治維新以来150年ぶりに教育の抜本的な見直しが進んでいます。

AIも出現し、これまでの常識が機能しない時代。
教育には何が求められているのでしょうか?

そして、あらゆる人が生涯学び続ける必要がある時代。
私たち自身、どのように学んでいけばよいのでしょうか?

簡単に答えることが難しい問いですが、大切なのは「変化に適応する」だけではなく、積極的に「未来を構想していく」ことです。テクノロジーの進歩や社会の変化によって、私たちは未来を切り拓く大きな可能性を手にしています。それを生かしていくためには、教養として現代における教育の全体像を知ることが大切です。

そこで、日本最大級の教育イベント創設者・大学特任准教授・学校法人理事など、さまざまな立場や役割で教育に関わる著者が「教育の新常識」を解説します。

・世界で最初の学校はどこで生まれたのか?
・そもそもなぜ教育は必要なのか?
・学校教育の常識を覆す「GIGAスクール構想」とは?
・なぜ教育改革を進めることは難しいのか?
・教員と企業が共創する時代が到来⁉
・高校生の約1割が通信制高校生⁉
・全米一の進学校はオンラインハイスクール⁉
・創造性を高めるアントレプレナーシップ教育とは?
・AI時代のキャリアと人生形成に大切なことは?

など、教育に従事する方にも子育てする方にも役立つ知識と最新情報が満載です。

著者紹介

宮田純也

一般社団法人未来の先生フォーラム代表理事
横浜市立大学特任准教授/学校法人宇都宮海星学園理事
早稲田大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。大手広告会社などを経て独立後、日本最大級の教育イベント「未来の先生フォーラム」と「株式会社未来の学校教育」の創設、約2億7000万円の奨学金の創設、通信制高校の設立に関わるなど、プロデューサーとして教育に関する企画や新規事業を実施。2024年には「未来の先生フォーラム」と「株式会社未来の学校教育」を朝日新聞グループに参画させ、子会社社長を務めた。現在はこれまでの実績をもとにさまざまな立場や役割で教育改革を推進している。
編著に『SCHOOL SHIFT』『SCHOOL SHIFT2』(明治図書出版)、監修に『16歳からのライフ・シフト』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著:東洋経済新報社)。

目次

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はじめに 教育界で起こっている150年ぶりの大転換

 

 

 

第1章 明治維新とGIGAスクール構想から学ぶ学校教育の世界

1 教育の大転換の背景にあるもの
2 「人生100年時代」に求められる力
3 なぜ教育が大切なのか
4 世界で最初の学校
5 明治時代に公教育が生まれた理由
6 市場化が進む公教育
COLUMN 学校教育だけが公教育ではない

 

第2章 「チームとしての学校」から学ぶ教育従事者の世界

1 先生と教員はどう違うのか
2 なぜ教育改革を進めることは難しいのか
3 ティーチングからコーチングへ
4 なぜ教員の仕事は「ブラック化」してしまうのか
5 スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラー
6 教員と企業が共創する時代へ
COLUMN よりよい公教育を実現するために必要なこと

 

第3章 探究学習から学ぶカリキュラムの世界

1 学習指導要領はどうやって決まるのか
2 学校のカリキュラムはどうやって決まるのか
3 コンピテンシーベースの学びとは何か
4 新型コロナが学校教育に与えた衝撃
5 探究学習が授業の中心になる時代
6 多様化する教材やプログラム
COLUMN 世界の教育改革はいま、どこに向かっているのか

 

第4章 不登校から学ぶ教育問題の世界

1 不登校とは何か
2 学びへの意欲を失う子どもたち
3 心理的虐待と不登校
4 教室マルトリートメント
5 発達障害のある子どもを支援する
6 学校以外の多様な学びの発展
COLUMN 民間企業が教育問題の解決に貢献する

 

第5章 少子化から学ぶ教育機関の世界

1 進む少子化とその影響
2 大学全入時代とは何か
3 日本・ドイツ・アメリカの教育制度
4 新たな学校の増加
5 「人生100年時代」と生涯学習
COLUMN レクリエーションからリ・クリエーションへ

 

第6章 STEAM教育から学ぶ受験教育の世界

1 『学問のすゝめ』から見つめる学歴社会と受験
2 高大接続改革が目指すもの
3 逆風の塾業界
4 低年齢・過熱化する中学受験
5 塾業界で広がるSTEAM教育
COLUMN 問われる親の「教育リテラシー」

 

第7章 アフタースクールから学ぶ私教育の世界

1 なぜ幼児教育は大切なのか
2 変わる放課後の過ごし方
3 インターナショナルスクールの台頭
4 増加する海外進学と留学
5 私教育の興隆
6 大人にこそ学びが必要な時代
COLUMN 多種多様な幼児教育機関

 

第8章 協働学習から学ぶオンライン教育の世界

1 ひとつになる世界とオンライン教育の広がり
2 通信制高校の台頭
3 ICTが可能にする学びの精密化
4 全米一の進学校のオンライン教育
5 協働学習の重要性
6 マイクロラーニング需要の高まり
COLUMN オンライン教育の代表的な方法

 

第9章 AIから学ぶこれからの教育ビジネスの世界

1 生成AIと教育の現在地
2 知行合一とナラティブの重要性
3 創造性を高めるアントレプレナーシップ教育
4 意思決定の力を鍛える金融教育
5 進化するキャリア教育
6 私教育が人生DX時代の鍵を握る
COLUMN AI時代のキャリアと人生形成に大切なことは何か

 

 

 

おわりに 教育という営みの奥深さ