
目次
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はじめに
第1章 一流のサービスとは
一流のサービスの本質
・日本の威信をかけた〝おもてなし〟の誕生
・伝統と革新
・「あたりまえ」の徹底
「サービス」と「ホスピタリティ」と「おもてなし」の違い
・サービスとは
・ホスピタリティとは
・おもてなしとは
・洋の東西で異なるおもてなしの在り方
なぜサービスを〝言語化〟する必要があるのか
第2章 サービスの言語化とは何か
サービスが〝曖昧さ〟を帯びがちな理由
「具体的な言語化」とそのメリット
「抽象的な言語化」とそのメリット
・「抽象的な言語化」の5つのメリット
・言語化の限界を前提とした実践的アプローチ
サービスの言語化の全体像──具体と抽象の調和
第3章 「おもてなし」の伝承
教える者と学ぶ者
・教える者の姿勢と役割
・学ぶ者の姿勢と役割
・教える者と学ぶ者の関係性
人の成長と技能の熟成
・熟成とは何か
・促成などできない
第4章 一流のサービスパーソンがしていること
「観察・仮説・寄り添い・行動」の4ステップ
1 観察:五感を研ぎ澄ませる
2 仮説:お客様の立場になって考える
3 寄り添い:お客様と同じ目線に立つ
4 行動:迅速かつ的確に
観察力の高さが一流を決める
・感覚を研ぎ澄ます
・お客様の言葉にならないニーズを読み取る
・観察の幅を広げる
・観察の精度を高める方法
・知覚プロセスと観察力の深化
大前提は「お客様を想う気持ち」
・心が技を生む
・洞察が生まれる源泉
・心の在り方が表情や所作を変える
・想いを形にする
第5章 一流のサービスパーソンを育てる実践メソッド
新入社員・若手スタッフへの教育プロセス
1 内定者教育~入社への期待と不安を払拭する~
2 新入社員研修~現場とのギャップを生まないために~
3 研修の土台~帝国ホテルの行動基準~
4 部署ごとの研修と連携の仕組み
5 フォローアップ研修~継続的な成長支援~
人材育の構造と効果
・人材育成部の独立の意義
・現在の統合後の状況と課題
「接客基本行動」の土台づくりと指導のコツ
1 身体表現の基礎
2 言葉遣いと話し方
自分の内的動機との接続
・原体験の発見と言語化
・価値観の明確化
・将来ビジョンとの結合
継続的な成長を支える仕組み
・定期的な振り返りの機会
・多様な学習機会の提供
第6章 一流の現場のつくり方
1 感謝と承認の文化を築く
・「ありがとう」が飛び交う職場
・承認と評価のバランス
・心理的安全性の醸成
2 個の力を活かし、育てる
・一人ひとりの強みに着目したマネジメント
・内発的動機づけの実践
3 チームとしての一体感を醸成する
・従業員・チームを大切にする
・「命令」や「恐怖」ではなく「信頼」によって動かす人の和
4 リーダーシップとコミュニケーション
・現場リーダーに求められる資質
・効果的なコミュニケーション手法
・「サービスの言語化」の組織浸透戦略
5 お客様の声の活用
・お客様の声から生まれる言語化の価値
・「さすが帝国ホテル推進活動」
・改善につながるお客様の声
・お客様の声を活用した人材育成
・組織文化の継承と発展
おわりに
・無形の価値の有形化と文化の伝承
・社会変化への適応と持続可能性
・人間性の本質への回帰と社会貢献