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底地・借地で賢い地主がこっそりやっている予防管理のコツ

底地・借地で賢い地主がこっそりやっている予防管理のコツ

  • 著者:熊田毅
  • 定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
  • 発行日:2026年3月19日
  • ISBN:9784295411956
  • ページ数:224ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

借地問題に悩む地主必読! トラブルの芽を摘む「予防管理」を徹底解説

7000名超の地主・借地人を救ってきた専門家が教える、揉めないための事前対策


●「一度貸したら戻らない」は嘘? 底地・借地トラブルの根本原因は「放置」にあった

古くから土地を持つ地主にとって、「底地(貸地)」は長らく「一度貸したら一生戻ってこない不良資産」と見なされがちでした。地代は昔のまま据え置かれ、固定資産税を払えば利益はほとんど残らない。それにもかかわらず、「波風を立てたくない」「地代さえ入っていれば問題ない」と、契約内容の確認や借地人との対話を避け、長年「放置」してきたケースが数多く存在します。

しかし著者は、これこそがトラブルの根本原因であると警鐘を鳴らします。本書では、医療における「予防医学」のように、トラブルの芽を未然に摘み取る日本初の考え方「底地の予防管理」を提唱現状を正確に把握し、問題が静かに進行するのを防ぐための具体的な第一歩を明かします。


●弁護士監修「令和版契約書」を収録! 契約書の見直しが予防管理の第一歩

底地管理において最大の防御となるのが「土地賃貸借契約書」です。しかし、数十年前に交わされた古い契約書のまま更新され続けているケースが大半であり、現代の法律や実務環境に合っていないことが多々あります。契約内容が曖昧なままでは、更新料の請求や、無断増改築に対する制限、地代の自動改定といった地主の正当な権利を守ることができません

本書では、弁護士の監修のもと作成された「令和版・土地賃貸借契約書」の雛形と特約事項案を特別に収録しています。賃料の自動改定特約、増改築の禁止と承諾料の規定、更新料の取り決めなど、地主が抱えるリスクを軽減しつつ、借地人との公平な関係を維持するためのエッセンスが網羅されています。


●「とりあえず共有」は絶対NG! 相続で資産を”負動産”にしないための鉄則

底地は流動性が低く、現金化しにくいため、地主の相続において「平等に分けるために、とりあえず兄弟で共有名義にしよう」という判断が下されることがよくあります。しかし本書では、底地の「共有分割」こそが、永続的にトラブルを再生産する最大の落とし穴であると断言しています。

相続発生時に底地をどう扱うべきか、現物分割の重要性や、生前に行うべき「家族会議」の進め方、そして将来の停滞を防ぐための「借地カルテ」の作成方法について詳しく解説。さらに、弁護士、税理士、司法書士といった専門家を「いつ・誰を・どの順番で」関与させるべきかという連携の仕組みも解き明かします。代々の土地を「負動産」にせず、次世代へ安心な資産として引き継ぐための知恵が満載です。


▼本書にぴったりの方

・貸地(底地)を所有しており、将来のトラブルに不安を感じている地主の方

・古い土地賃貸借契約書を長年そのまま放置している方

・代々続く安すぎる地代を適正な価格に見直したいと考えている方

・借地人の高齢化や建物の老朽化が進み、どう対応すべきか悩んでいる方

著者紹介

熊田毅

株式会社インヘリタンス代表取締役社長
宅地建物取引士
20年以上にわたり底地・借地問題に特化して実務に携わる。会社員時代から現場主義を徹底し、年間700名以上、これまでに延べ7,000名超の地主・借地人の相談に対応。企業の枠組みでは真に困っている人に向き合えない現実を感じ、2015年に同社を設立。数多くの現場経験を通じて、底地・借地トラブルは事後対応ではなく未然に防ぐことが重要であると確信し、日本初の考え方「底地の予防管理」を提唱。他社で断られた案件にも向き合ってきた実務経験をもとに、地主が判断を誤らないための実践的な視点を本書にまとめた。

目次

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まえがき

 

 

 

第1章 底地・借地の基本/基礎知識

地主が直面している3つの典型トラブル
底地の特徴
底地に関連する主なメリットとデメリット
地代とは──「土地を使う対価」として支払うお金
底地の理解に必要な基礎知識
借地契約の「更新」とは──借地人が強く保護されている理由
承諾料とは──地主がリスクを引き受けることへの補償
供託とは──「払わない」ではなく「預ける」というもう1つの選択肢
借地非訟とは──話し合いで合意できないときの裁判所の〝後押し〟

 

第2章 賢い地主がこっそりやっている土地賃貸借契約書リニューアル

土地賃貸借契約書、最後に見直したのはいつですか?
契約書を変えるだけで防げるトラブル
「令和版契約書」って何が違う?
地代・更新料・特約──見直すべきポイント
弁護士監修・令和版契約書の雛形
借地人との交渉、スムーズに進めるコツ
専門家をどう活用する?信頼できる連携の築き方
契約を整えることは、トラブルを未然に防ぐ第一歩

 

第3章 地主さんのためのトラブル事例と事前対策/予防管理

底地の予防管理とは、予防管理の必要性とは
地代を上げたい。相場を知りたい
借地人さんからの地代の支払いが滞っている
更新は「予防管理」の重要な分岐点
底地を売りたい。誰にどう売ればいいか?
底地の売却金額はどれくらいが妥当なのか?
借地権を取り戻したい。(買い取ってもらいたいと言われたとき)
借地非訟の実務対応と地主の注意点
借地人さんがいつのまにか増改築していた
借地人さんが勝手に建物を取り壊していた
借地の建物が競売にかかった
老朽化をきっかけに見直す〝借地関係〟──土地を守るのは「話せる関係」
借地人さんの高齢化が気がかり
知っておきたい、任意後見制度
借地人との等価交換を知る──ポイントと注意点

 

第4章 今すぐできる底地管理の実践と法改正への備え

底地管理の本質──「放置」から抜け出すための最初の視点
実践の第一歩。現状を把握し、課題を抽出する
法改正への備え。底地の位置付けが変わる4つの重要テーマ
予防管理の原則と実践的チェックリスト

 

第5章 地主さんのための底地相続

〝平等に分ける〟が最も危険──底地相続で絶対に避けるべき共有
遺産分割で底地をどう扱うと危険なのか──〝とりあえず共有〟が後悔を生む理由
底地の相続税評価と相続対策で押さえておくポイント──相続という現実の中で、「まず何から手をつければよいのか」
借地人との関係が相続でどう変わるか
相続後、底地がスムーズに動くための準備──停滞状態を防ぐには
相続前にしておくべき底地の実務整理──家族会議で方針を固め、相続後の停滞を防ぐ

 

第6章 専門家の連携で底地・相続問題を解決する

底地・相続問題に欠かせない専門家ネットワーク──複雑な領域を〝線でつなぐ〟ための仕組み
専門家の関与順序が結果に影響した立退き対応事例
借地安心サポート──底地・借地の悩みを〝実務の視点〟から整理する相談窓口
パートナーシップ──企業・士業・不動産業者との〝連携力〟が生み出す解決の循環
私たちの強み。柔軟性と〝現場を動かす力〟

 

 

 

あとがき