人間関係で悩むのは、他人の言動に納得できなかったり、自分が無理をしてしまったりするから。 そんな自分を「受け入れよう」「前向きになろう」とは思うものの、他人を変えることと同じくらい、 しがらみから自由になることも、自分を変えることも、とっても大変。
本書は、「質問力」を高め、「自己肯定感」を上げることで、人間関係で悩むことなく、 ラクに充実した人生を送る習慣をやさしく身につけるコーチング技法としての「人間関係の整理術」を紹介する本です。
▼長い間、自分のあり方に悩んできた著者が書いた、「ネガティブなクセ」を確実に変える思考力・対話力のつくり方
著者は、これまでコーチとして多くのクライアントが抱える幅広い悩みを聞き、 問いかけることでクライアント自らが考えて納得できる答えを導いてきました。
そうした積み重ねの中から、
・どんな「問いかけ」が人の考え、行動を変えていくのか ・どんな自問自答だと人は変われないのか
が、わかってきたのです。
▼「欠点」探し・「何が悪い?」思考は不幸スパイラルの入り口。 「できたこと」探し・「どうすればいい?」思考になると人は変われる。他人も変わる!
悩んでいる人が納得できる答えは「他人からのアドバイス」でも「他人からの励まし」でもありません。 「自分の答え」だけなのです。 だから、大切なのは、とてもシンプルで当たり前な「問いかけ」をひとつ自分に投げかけるだけ。 たったそれだけで、その人に「小さな変化」が生まれます。 その「小さな変化」を続けることで「大きな変化」につながります。
気づいたら悩まない自分がいた。
相手を受け入れられるようになった。
イヤな人をストレスなくかわせる自分になっていた。
他人や自分の「悪いこと」「できなかったこと」を見て、 「○○が悪い?」と悩み、「あの人はダメ! 」「自分はダメだ…」と思ってしまう人が多いです。 自分の「できたこと」「やりたいこと」に目を向け、「○○ができた」「これを実現するには、どうしたらいい?」と考え、 「あなたのままでも大丈夫(You are OK)」「今の私でも大丈夫(I am OK)」と思えるようになると、 心も体もガチガチになっていた毎日から解放されます。
▼ 悩んでいる大切な人を「勇気づける言葉」を身につけよう
悩みの多くは、他人からすると「些細」なことで「そんなことで悩んでいるの?」「よくわからないな」と感じるもの。 でも、悩み相談に「正解」を伝えても、相手が腑に落ちてない様子であること、多くはありませんか?
必要なのは「正解」ではなく、「勇気づけ」になる問いかけ。
家族を大切にしたいけど、その家族に悩まされている人 これからも一緒にいたいけど、“答え”を見つけられない恋人たち 友人関係に疲れてしまっている友だち 上司や部下の悩みで毎日をユウウツに過ごしている同僚、など
本書では、大切な人の背中を押せるひと言、相談の乗り方を、 プロのコーチとクライアントのやりとりから学ぶことができます。 「自分がわからない」「他人がわからない」と感じる人を導く質問、考え方の転換を 手助けするツールを実際の対話にもとづいてご紹介します。
人生を変える小さな「問いかけ」で、ラクになれて毎日が楽しい、そんな毎日を送りましょう