人生100年時代の現代、毎日に追われるだけでは幸福は手に入りません。 大切なのは、人生に3つの柱を持ち、何歳になっても学び続け、 世の中の役に立つ行動を続けること。 3つの柱とは、日々の糧を稼ぐ「仕事」、健康や家族、趣味といった「私事(しごと)」、 そして人の役に立つ、自分の使命としての「志事(しごと)」の3つです。 どれか一つでも欠けると、「人生に何かが足りない」と感じてしまうかもしれません。 たとえば「仕事」一辺倒で、仕事でお酒を飲んでばかりいると、 家族をないがしろにしたり、健康を害したりしやすくなります。 すると定年後は家族から疎まれ、やるべきこともなくなり、 持病まで抱え込むことになるかもしれません。 けれど、日々の糧を得るための「仕事」と並行して、 人生でなすべき「志事」を持っていれば、 会社につとめる「仕事」がなくなってもずっと現役で、生き生きと過ごすことができます。 AIによってなくなる仕事があると言われていますが、 いくら技術が発展して環境が変わっても、 人間の生活の根本は大きく変わることがありません。 また、人間の本来持っている能力を磨いていけば、 AIに人間が取って代わられてしまうことは考えにくいでしょう。 この本を読めば、「モヤモヤした将来への不安感」「環境の変化に対応できるかどうか」とう悩みは減り、 代わりに自分の目的のために人生を活用する方法がわかります。
未来に通用する生き方
- 著者:島崎信/中島健祐
- 定価:1518円(本体1380円+税10%)
- 発行日:2017/12/11
- ISBN:9784295401414
- ページ数:223ページ
- サイズ:188×130(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
あなたは、30年後の自分の姿を想像することができますか? 100歳になっても幸福な人生を、今からはじめるための指南書。
目次
まえがき
第1章 未来を幸せに生き抜くための3つの「しごと」
No.1 幸福を待つのではなく、幸福は一歩一歩積み重ねること
No.2 自分の30年後の姿を想像してみましょう
No.3 「仕事」と「志事」を両方持てば、はたらくことの愚痴を言わないで済む
No.4 自分の人生をデザインする意識を持とう
No.5 「あなたという人間はどんな人間か」なんて、やってみないとわからない
No.6 井の中の蛙になっていないか、確認しましょう
No.7 未来でも通用する人になるために、言葉を磨く
No.8 「人がそう言うから」「世の中がそうだから」と考えるのをやめてみましょう
第2章 簡素なライフスタイルで3つのしことを実現する方法
No.9 学びを忘れず生活に活かすには?
No.10 まず、3つのものをリセット(初期化)する
No.11 3つのリセット① 家の環境をリセットする
No.12 3つのリセット② デジタルとの付き合い方をリセットする
No.13 3つのリセット③ 自分自身をリセットする
第3章 しごとの実践
No.14 未来に向けて大切な知恵の力
No.15 デンマークの知恵① 価値創造 働くことを通して、創り出された価値を常に考える
No.16 デンマークの知恵② 共生と共創 共に協働することで、複雑な問題を解決する
No.17 デンマークの知恵③ コンセンサス 反対する人まで賛同者に変えてしまう力
No.18 デンマークの知恵④ 未来と世界とのつながり 未来では地球人としての視点が必要になる
第4章 人生の基盤、「私事」を強化する
No.19 「健康」「家族」は人生のベースキャンプ
No.20 デンマーク人の「ヒュッグ」な団欒
No.21 手作りの料理は心も体も「ほっ」とさせる
No.22 田舎宿のりんご
No.23 日本人が作り上げた食の世界を楽しもう
No.24 食べる「演出」+「体験」をちょっと心豊かにする
No.25 サマーハウスで休日を~自然の中で憩う休暇のすすめ
No.26 自然と共に暮らしてきた民族、日本人
No.27 日本人とデンマーク人の自然観の共通点
No.28 光の芸術家
No.29 身の回りの自然に敏感になろう
第4章 未来に通用する生き方
No.30 私たちが30年後の世界を考えるべき理由
No.31 2050年、デンマーク人のライフスタイル
No.32 いつの時代でも変わらないこと
No.33 未来を生き抜くためのキーワード
あとがき