出版実績

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自己啓発の本
考えることこそ教養である

考えることこそ教養である

  • 著者:竹中平蔵
  • 定価:1518円(本体1380円+税10%)
  • 発行日:2021/3/11
  • ISBN:9784295405085
  • ページ数:208ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

これからの時代、「頭がいい」は弱点になる! 著者考案「考える力」が身につく技法、実践問題を集めた知の一冊

山口周氏(独立研究者)推薦!
「『川上り』と『海渡り』。なるほど『自分の頭で考える』ってそういうことだったんですね」

本書は、経済学者・竹中平蔵氏による「考える技法」を集約した一冊です。
なぜ今「考える」なのか?それは、時代が大きく変わる中、これまでの知識では対応できないことが増えたからです。
テクノロジーの進化や生活様式の変化により、私たちは新たな課題、事象に直面しています。
いくら過去問を紐解いても、もはや正解はどこにも載っていません。「自分の頭」で考えるしかないのです。
しかし、まずどこから考えたらいいのか、どういう順番で思考を進めればいいのか、わからないこともあるでしょう。
そうしたときに、考えるとっかかりのつかみ方や、考えを深める方法を知っていると、
前向きに考えることができるはずです。
この本で紹介する「考える型」を参考にして、思考を深め、ビジネスの問題発見、課題解決に活かしてください。

(本書の「序文」より)
今、社会に閉塞感が漂っているのは、難しい課題があちこちに淀みながら散在するからでしょう。
しかし私はこれらの問題は、あきらめずに考え続けることで、必ずや最適解に近づくことができると信じています。
これからの社会を担う多くの若い人たちに、目の前の課題解決のきっかけにしてほしい。
先の見えないモヤの中を歩んでいる皆さんの羅針盤にしてほしい。そう願って、本書を書きました。
「でもいったい、どうやって考えればいいのか」
疑問を抱いたときが、考える力をたくわえるスタートラインです。

著者紹介

竹中平蔵

1951年、和歌山県和歌山市生まれ。一橋大学経済学部卒業後、73年日本開発銀行入行。81年に退職後、大蔵省財政金融研究室主任研究官、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年より小泉内閣で経済財政政策担当大臣、郵政民営化担当大臣などを歴任。現在、東洋大学グローバル・イノベーション学研究センター長・教授、慶應義塾大学名誉教授、世界経済フォーラム(ダボス会議)理事などを務める。博士(経済学)。著書に『平成の教訓 改革と愚策の30年』(PHP新書)、『この制御不能な時代を生き抜く経済学』(講談社+α新書)など多数。

目次

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はじめに

 

第1章 考えるとは「マイ・ストーリー」を描くこと

自分の頭で考える「マイ・ストーリー」
ニュースを「読む」だけでは意味がない
教育の「促成栽培」を続けてきた末路
世の中の問題は解けないものばかり
「考えない人間」を生み出す仕組み
ハーバード大学に申し出を断られた
小泉元首相が安倍次期首相に伝えたこと
これからはコンピタントが重要
私よりもずっと教養があった親の姿
考える人だけに見える景色がある

 

第2章 考えることで身につく能力

能力❶ 応用力が身につく
─腑に落ちるまで考えることで他にも応用できる
能力❷ 決断力が身につく
─常に考えているから答えがすぐに出る
能力❸ 発見力が身につく
─ 他人の考えをテイクアウェイして学ぶ
能力❹ ふところが深くなる
─考えを交流させることで多様化する
能力❺ アップデートする力が身につく
─次の一手を考え続けるから常に革新的
能力❻ 真偽を見極める力が身につく
─現場で考えることで見えてくる
能力❼ 志が育まれる
─前向きに考えるエンジンが育つ

 

第3章 考える「型」をつくる

型❶ 川を上る
問題の本質、本当の狙いを遡って考える
型❷ 海を渡る
問題の所在や解決法を、他国や他の地域と比べて考える
型❸ バルコニーを駆け上がる
一見、気がつかない問題を、視座を上げて考える
型❹ 場所を変えて考える
脱マンネリ! 環境を変え、気分を変えて考える
型❺ 体験してから考える
百聞は一見に如かず! 現場に足を運んで考える
型❻ 書きながら、話しながら考える
アイデアが膨らむ! つぶやきながら考える
型❼ 基礎を学んでから考える
考える土台をつくってから、考える

 

第4章 考える! 実践問題

問題❶ なぜ、牛乳パックは四角いのか?
問題❷ なぜ、日本はDXで遅れをとっているのか?
問題❸ 日本でLGBTの認知が広まらないのはなぜか?
問題❹ クルマの給油口は、なぜ左か右に統一されないのか?
問題❺ 対立するアメリカと中国。日本はどちらにつくべきか?
問題❻ アメリカの株価が上がると、なぜ日本の株価も上がるのか?
問題❼ 東京オリンピック・パラリンピックは開催すべきか、中止すべきか?

 

第5章 考えることをあきらめない

考える習慣❶ アウェイで勝負する
考える習慣❷ フェイクニュースに惑わされない
考える習慣❸ 対案を出す
考える習慣❹ 常にユーモアを!
考える習慣❺ 視線を未来に向ける

 

おわりに