
目次
MORE
はじめに 人材難の時代、企業の採用責任者が持つべき2つの「視点」
第1章 企業の採用責任者が認識すべき「3つの変化」
1 労働人口の減少
労働人口の減少は歯止めが利かない
これ以上、女性に希望を託すことはできない
円安で外国人の就業メリットが減退。シニア人材もこれ以上期待できない
2 働き方の多様化
リモートワークの導入
業務委託人材の活用
3 採用活動の高度化
中途採用で効果を発揮する4つの手法
情報の民主化、求職者は「クチコミ」をチェックしている
採用のアウトソーシングが加速し、採用現場のリテラシーが重要に
第2章 採用マーケティングとは、求職者に選ばれる採用の仕組みづくり
1 採用マーケティングとは何か
採用を経営戦略の視点で考える
求職者へのアプローチで重要な視点「誰に、何を、どのように」
2 求職者にアプローチする最良の方法
採用マーケティングのターゲットを3層に整理する
「求人検索エンジン+人材紹介」を使ってアプローチを開始する
3 求人検索エンジンを理解する
求人検索エンジンとは何か?
4 人材紹介業の活用法
人材紹介業のビジネスモデルを理解する
人材紹介会社を使うメリット
採用の新潮流として注目されているダイレクトリクルーティング
スカウト担当者を自社のファンにする
5 企業の採用責任者に求められるもの
“待ち”のマインドを捨て、採用の「仕組み化」を考える
求職者を「お客様」として扱う
採用の潮流を積極的にキャッチする
「1応募1採用」という理想の採用の出会い
第3章 採用マーケティングの6STEP
STEP 0 採用マーケティングの6STEPとは?
採用活動の原理原則となる基本メソッド
STEP 1 採用計画を立てる
採用計画の手順
事例:「経験則の採用」から脱却し、必要な部署に必要な人員を獲得
STEP 2 3C分析で訴求ポイントを定める
求める人材の必須要件を明確にしてペルソナ設定を行う
勤務地から考えていくとペルソナ設定をしやすい
3C分析は採用環境を分析するフレームワーク
分析の手順と成果を上げるコツ
事例:3C分析で訴求ポイントを設定し、新規進出の地域で人材獲得
STEP 3 最適なメディア・手法を選定する
採りたい人材とその数に合わせてメディア・手法を選択する
経路分析と行程分析の重要性
採用サイトの重要性
求人メディアよりも自由度が高いWEBマーケティング
進化した採用の仕組み、求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」
STEP 4 コンテンツを作成する
1 コンテンツで最も重要なものは求人票と、それを掲載する採用サイト
2 求人票は型が決まっている
3 魅力的な求人票を作成する3つのポイント
4 応募がより集まる求人票 3つのポイント
5 書いてはいけない求人票のルールを知ろう
事例:良い求人票、悪い求人票
STEP 5 面談工程を仕組み化する
採用活動は「応募を獲得したら終わり」ではない
構造化面談は、一定の基準で応募者を評価できるシステム
質問項目は、主に「行動」と「状況」にフォーカスする
事例:面談の外注化により、面談設定率、採用率が大幅アップ
STEP 6 採用要件を見直しPDCAサイクルを回す
試してみるべき2つの見直し
見直しの目的によりPDCAサイクルの回し方は異なる
それでも改善されない場合にはコンテンツと面談工程をチェックする
事例:勤務バリエーションを絞り込んで応募数が回復
第4章 採用マーケティングの成功事例
事例1 セントラルホールディングス
外食業界で、人材確保が開始3カ月で安定
・自社採用サイトと求人票の充実。費用の配分には優先度と緊急度を意識
・採用予算の配分に留意し、効率的に対応
・毎月のミーティングでサイトのメンテナンスを積極的に
・変化にスピーディに即応し、PDCAを回していく
事例2 FREE BRAIN
SES事業で『トルー』を活用し、4年間で5,000人の登録を実現!
・かつてはエンジニアが採用担当営業パーソンとして活動
・導入目的の第一は応募数・登録者の拡大
・自社サイトを運営し、Indeedの有料掲載も早期に取り組む
・給与をより強くアピールするサイト設計
・案件としても組織としても個別性のある要望に対応
第5章 採用マーケティングQ&A
Q1 採用サイトの作成で、まず注意すべき点は何でしょうか?
・サイト構築サービスは何を選ぶか、リニューアル前に検討する
・採用サイトに適したシステム選び・6つのポイント
ワンポイント知識:独自ドメインで採用専門のサイトを運用する選択について考える
Q2 採用サイトを作りましたが、予想より応募が集まりません。応募につながるサイトとはどのようなものでしょうか?
・採用サイトの構成を理解しておく
・「入社後」がイメージできる情報を提供する
Q3 求人広告を出しても応募がない。時給を上げれば応募は増えるのでしょうか?
・時給を上げるよりも先に考えるべきことがある
・競合は同業者だけではないことを理解する
ワンポイント知識:一度でうまくいかないこともあるため、繰り返して検証することが重要
Q4 採用のクチコミサイトにネガティブなコメントが書かれて、応募が減ってしまった
・今は求職者がクチコミサイトを確認するのは当たり前
・クチコミサイトの投稿には丁寧に対応する
ワンポイント知識:クチコミの意見が採用のミスマッチを防ぐこともある
Q5 応募が集まらない。話題の「アルムナイ採用」を導入すべきでしょうか?
・アルムナイ採用が注目される背景とは
・アルムナイ採用の仕組みと注意点
ワンポイント知識:経営者自身の理解と社内の調整も必要
Q6 採用の難度が上がり、人が採れなくなってきた。専任の担当者をつけるべきでしょうか?
・採用の専任や増員をする前に業務内容を整理する
・採用のアウトソーシングを活用する
ワンポイント知識:採用は経営戦略そのものと考える
Q7 SNS採用を始めることになりました。まず、何から始めたら効果が出るでしょうか?
・SNSで「自社の認知度を上げる」のはかなりの高難度
・応募者とのコミュニケーションツールとしての活用は有効
ワンポイント知識:採用に使える主なSNS