産業カウンセラーが教える信頼関係の作り方とは?
産業カウンセラーとして開業して、10年目。これまで、6,000件以上のパーソナルセッションの実績。その他に社員研修、個人研修、企業内における個人面談、WEB相談などを合わせると、8,000件ほどのビジネスパーソンの悩みを、解決までサポートしてきました。
相談内容を振り返ってみると…。
・上司からのムチャぶり
・部下からの反発
・同僚からの嫉妬
・取引先からの突然のクレーム
・異性とのこじれた恋愛
なんと、相談内容の9割が、人間関係での相談でした。
要するに、“自分にはコントロール不可能の他人”に“なりたい自分になること”を足止めされるというわけです。
一般的に、自己啓発セミナーや書籍では、問題解決に対して、よくこんなメッセージを発信しています。
「とらえ方の問題です。怒りをおさえましょう」
「転職しましょう、起業しましょう」
「あなたは自分のすべてを受け入れて、自由になりましょう」
「あなたは、何も間違っていません」
しかし、私はこのような言葉をクライアントに対して、優しく語りかけたことはありません。
なぜかといえば、それでは「その場しのぎ」の納得しか生まないからです。
嫌いなあの人を悪者にして、自分を納得させても、その人から離れようと、これからの人生・新しい場所でまた別の嫌な人が現れるでしょう。
そのたびに悩み、この先も大変な思いをするのでしょうか?
常に新しい場所を探さないといけないのでしょうか?
結局、問題から逃げている限り、根本的な解決にはならないのです。
本書では、これらの問題に立ち向かうためのスキルを紹介します。
▶ 一緒に働く人、会社、環境を選ばずに、自立して働けるようになる「信頼関係構築スキル」
▶ 自分の新しい可能性が見つかる「ジョハリの窓と自己分析」
▶ 相手が誰でもクリアな説明ができるようになる「自己紹介スキル」
▶ 何度言っても変わらなかった人が、少しの力で劇的に成長する「傾聴スキル」
▶ 自分の能力・人柄を正当に認めてもらえるようになる「ノンバーバルコミュニケーション」
▶ 誰にも邪魔されない、理想的な仕事の進め方ができる「本音コミュニケーション」
こうした段階を踏みながら、ストレスなく、かつ簡単に成果が出せる「誰とでも本音でつきあえるビジネスコミュニケーション」を身につけていきましょう。