出版実績

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マネジメントの本
売上が上がるバックオフィス最適化マップ

売上が上がるバックオフィス最適化マップ

  • 著者:本間卓哉
  • 定価:1848円(本体1680円+税10%)
  • 発行日:2020/7/11
  • ISBN:9784295404255
  • ページ数:288ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

日常の仕事の中で「ムダ」と感じる業務、ありませんか?
たとえば、Excelに手で打ち込んだ経費精算の書類をプリントアウトしてハンコ押して出して、
それを経理が目で見て領収書と突き合わせて入力してダブルチェックで確認して……
このような「ムダ」は、そこら中にあります。本書は、総務・経理などの個別の業務ではなく、
そうした部門が関わる会社全体の業務(バックオフィス)の最適化の方法を
「経営戦略」としてお伝えするのが目的です。
特に、ペーパーレス化、テレワーク体制など、デジタルトランスフォーメーション(DX)に
取り組みたい方々に適しています。

▼ITを最大限に活かす、本当に使える「業務最適化の地図」の描き方
近年、ITによるバックオフィスの最適化を考える企業は増えてきました。たとえば、
「ITサービスの導入による、人間が手作業で行ってきた事務作業の省力化・自動化」
「グループウェアやチャットツールによる、情報共有やコミュニケーションの活性化」
といった試みです。しかし、そうしたことに手を付けてみたものの、
なかなかうまくいかない会社も多いのが実際です。しかも現在、新型コロナウイルス感染症の
世界的な流行などを受けて、多くの会社では仕組みやツールが整っていない状態であっても
テレワークなどを余儀なくされ、こうした問題は経営戦略上でも「喫緊の課題」となってきました。

▼業務フローは「会計」までの流れを意識するとうまくいく
本書では、そうした現状に対して、経営の視点でどう対応していくべきかを、
わかりやすく解説します。重要なのは、業務フローを考えるとき、会社のすべての情報が
行き着く先である「会計」から逆算して考えるということです。もちろん、ただ単に
「ITを活用してより便利にします」ではなく、多くの経営者にとって気になるポイントである
「売上を上げる」という点を重視。正しいIT投資によって「売上アップ」と「効率化」を
両立させる方法を教えます。

著者紹介

本間卓哉

1981年秋田県生まれ。一般社団法人IT顧問化協会 代表理事、株式会社IT経営ワークス 代表取締役、株式会社DXソリューション 代表取締役。使命は「人×IT=笑顔に」。中小企業に向けて、その企業に適切なITツールの選定から導入・サポート・ウェブマーケティング支援までを担うITの総合専門機関として、「IT顧問サービス」を主軸に、数多くの企業で業務効率化と売上アップを実現。これらのノウハウを共有し、より多くの企業での活用促進を図るために、2015年にIT顧問化協会(eCIO®)を発足。「経営にITを活かし、企業利益を上げる架け橋に」を理念に、専門家向けにeCIO認定講座を開始。これにより、IT活用の専門家ネットワークを形成し、IT活用・デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を望む全国の企業からの相談を受け、中立的な立場で的確な支援ができる体制を構築している。2020年には、経済産業省より「情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)」として認定を受ける。著書に『全社員生産性10倍計画』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

目次

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はじめに―なぜバックオフィスを変えれば会社が変わるのか

 

第1章 非効率なITは「会計」の視点で組み直せ

1 ITインフラは業務環境を整え売上を上げるための「投資」である
2 なぜ「好き勝手に使っている」状況になるのか
3 IT投資をムダにしない「部門の壁」と「連携」の捉え方
4 「会計」から逆算するとうまくいく
5 重要な2つの軸―「従業員」の軸と「顧客」の軸

 

第2章 「従業員」の軸で見直す

1 「従業員」軸の全体像はこうなっている
2 その採用、かけたコストに見合っていますか?―採用管理
コラム システム化で採用活動を「再現・改善可能な財産」とする
3 更新や業務フロー変更も多いのに、まだ紙でやります?―労務管理
コラム 勤怠管理の基礎知識
4 入力して紙で打ち出したものに記入してそれをまた入力するムダ―勤怠管理
コラム 意外に難しい勤怠管理システムと、その副次的効果
5 手作業って、大変なのに漏れやミスが多くありませんか? ―給与計算/給与明細
6 申請するほうもチェックするほうも手間がかかって大変―経費管理
コラム BTM等を活用して、そもそもの処理機会を減らす
7 手入力・やり直し・データ不足でタイムリーに経営に活かせない―会計
8 土台を固める―グループウェア「コミュニケーション」編
9 ほかにもある便利なツール―グループウェア「その他機能」編
10 業務の基盤をつくる―インフラ「ハードウェア・資産管理」編
コラム ウインドウズアップデートと社内サーバー
11 信用・信頼を手にするために―インフラ「通信・セキュリティ」編
12 コロナで「強制的」に重要性が上昇―インフラ「テレワーク」編
コラム ポストモダンERP

 

第3章 「顧客」の軸で見直す

1 「顧客」軸の全体像はこうなっている
2 顧客や取引先の情報が見つからない、思い出せない、活かせない―名刺管理
コラム 営業管理、できていますか?
3 その顧客、別の担当にすぐ引き継ぎできますか?―営業管理
コラム 営業管理で売上アップ
4 仕事はしたのに、担当の「うっかり」でお金がもらえない―販売管理
5 サイトはあるけど、ほとんど問い合わせがこない―ウェブマーケティング
コラム その人は本当に中立な“ITの専門家”なのか?
6 お店のセキュリティやモノ・お金の管理は万全ですか?―店舗管理
7 「顧客」軸と会計は連携できていますか?
コラム 新しい形の会計事務所

 

第4章 IT活用の「よくある疑問」一つひとつ答えます

1 非効率な業務を変えたいけど、ウチの業務は特殊だから無理だよね?
2 積極的に新しいサービスを試しているのに、逆に業務が煩雑になっているんだけど……?
3 実際のところ、IT投資っていくらやればいいの?
4 クラウド系と社内にサーバー置くのってどっちがいいの?
5 コミュニケーションツールが煩雑化している今、どうまとめればいい?

 

第5章 さらに業務を「最適化」していくには

1 「仕方ない」と諦めていることは、意外とITで解決できる
コラム 何はともあれ原点は「業務整理」から
2 社内の「旗振り役」を決める
3 組み合わせで「どうやったらできるか」を発想する
4 情報はどこから取ってくるといいか?
コラム IPAのDX推進指標
5 外部の「専門家」も活用する
コラム eCIOは“IT活用の窓口”
6 さらに「新たな価値」を生み出していくために

 

おわりに―ほとんどの企業はポテンシャルの半分しか発揮できていない