出版実績
これまでにない新しいサービスや産業を生み出すスタートアップ。
スタートアップへの投資はハイリスク・ハイリターンと言われ、
以前は機関投資家や起業家とのネットワークを持つ富裕層など、
限られた人しか手を出せないものでした。
しかし、「株式投資型クラウドファンディング」が登場したことで、
個人でも10万円程度からスタートアップに投資できる環境が整ってきました。
2019年には、株式投資型クラウドファンディングで
資金調達をしたスタートアップがエグジットに成功し、
1年5カ月で株価が1.5倍となった事例もあります。
株式投資型クラウドファンディングが日本より前に開始されたイギリスでは、
約9倍のリターンを生んだ事例やIPOした事例も出てきており、
その波が日本にも押し寄せようとしています。
本書は、株式投資型クラウドファンディングを紹介しながら、
スタートアップ投資のメリット・デメリットや投資先の選び方などを解説する
「スタートアップ投資」の入門本です。
目次
STORY スタートアップに転職したAくんの話
はじめに
STORY「スタートアップ」ってなんですか?
お金持ちも注目するスタートアップ投資
スタートアップとは何か／広がるスタートアップ投資
IPO投資との違い
日本ではIPO投資が人気／IPO投資で初値が上がりやすいのはなぜ?／IPO投資と株式投資型クラウドファンディング／IPO投資のうまみは減っていく?
スタートアップ投資の魅力とは?
ハイリターンが得られる可能性／スタートアップを応援できる／税金の優遇が受けられる
あくまで投資なので、リスクもある
元本割れのリスク／自由な売買がしづらい／投資判断が難しい
スタートアップの社会的意義とは?
リスクマネーに乏しい日本の現状と未来
STORY「株式投資型クラウドファンディング」ってなんですか?
クラウドファンディングで株式投資?
購入型／寄付型／融資型（貸付型）／株式投資型／ファンド型
はるか先を行くイギリスとアメリカ
スタートアップが迎える4つの未来シナリオ
シナリオ1：IPO／シナリオ2：M&A／シナリオ3：倒産・解散・清算／シナリオ4：存続
IPOやM&Aで利益を狙うのが基本
株式投資型クラウドファンディングに向く人とは?
スタートアップはなぜ、株式投資型クラウドファンディングに参加するのか?
メリット1：長期的なサポーター創出／メリット2：財務体質の強化／メリット3：迅速な資金調達／メリット4：審査を通じた事業戦略の強化
STORY「ストックオプションで儲ける」ってどういうこと?
スタートアップに投資する5つのステップ
ステップ1：仕組みを理解する／ステップ2：プラットフォームに会員登録する／ステップ3：案件をチェックする／ステップ4：案件に申し込む／ステップ5：スタートアップの成長を見守る
プラットフォームの選び方
ポイント1：案件の種類／ポイント2：過去の実績／ポイント3：株主優待の有無／ポイント4：エンジェル税制が使えるかどうか／ポイント5：株式か新株予約権か
どのようなプラットフォーマーがいるのか
FUNDINNO／Unicorn／CAMPFIRE Angels／イークラウド
上場企業と未上場企業の審査の違い
どのようにスタートアップを審査するのか?
STORY スタートアップ投資って危ないの?
有望スタートアップの見極め方
目利き力を鍛えるには?
リスクを抑えて投資をする
調達に成功した案件の評価ポイント
事例1：スポットツアー株式会社／事例2：ヴァズ株式会社／事例3：株式会社ブレイブ・クロス・テック
株式投資型クラウドファンディングの注目分野
①アメリカのあと追いトレンド／②国策関連／③ヘルスケア・バイオ関連／④IT・AI・ロボット関連／⑤エンターテインメント／⑥フードテック
インタビュー
ディビイ社・高橋成典氏に聞く、スタートアップが株式投資型クラウドファンディングを使う理由
おわりに
