いかにして世の中の役に立つか“だけ”を考え、
イノベーションを起こすためにシンプルで本質的な「もっと良い方法」を模索して成長し続ける、
広島のローカル企業の経営哲学。
「もっと良い方法はないか。」という経営理念を掲げ、
「大きなことを為し遂げるのなら、なおさら小さなことを大切にやり続ける = 積小為大」
をポリシーとして、30期連続で増収を実現し続ける広島県の物流企業ネストロジスティクス。
「物流が止まれば、経済が止まる」とはよく言われる言葉ですが、
物流業界はあらゆる産業にとって大動脈の機能を持つと言われてきました。
しかし、多くのメーカーや小売業界の各社は、この激動の時代を乗り越えるべく成長を志向して、
業界の枠を超えるような複合的な進化を遂げつつあり、
そのはざまに位置する物流業界は群雄割拠の時代を迎えています。
同社はこうした時代にあっても経営の軸が揺らぐことはなく、
シンプルに「世の中の役に立つことをすること。それ以外はやらないこと。」
という信念と「もっと良い方法はないか。」という理念を突き詰め続けます。
本書はこうした背景を踏まえつつ、広島県におけるローカル経営でありながら、
30年間連続で増収という突出した結果を出す株式会社ネストロジスティクスという
企業の秘密に迫ります。