出版実績

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自己啓発の本
ひとり広報の戦略書

ひとり広報の戦略書

  • 著者:小野茜
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2022/11/21
  • ISBN:9784295407669
  • ページ数:320ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「プレスリリースエバンジェリスト」による初の書籍!

今日の話題が明日には消える時代、広報活動は「ひとり」だから速くて強い。
上場企業からベンチャーまで支援するプロ「ひとり広報」が教える、
広報の教科書には載っていない、「ひとり」で結果を出すための戦略83!

いま、「ひとり広報」が急激に増えています。
厳しいビジネス環境下で広告費が削減され、思うように集客できなくなったり、
消費そのものが抑制されたりしたことにより、自社のファンづくりの重要性を認識し、
「広告から広報へ」という考えにシフトしているケースが多いのです。
そのため、「最近、広報活動が大事と聞くし、うちもそろそろ」といった感じで広報部門ができ、
未経験の人が「ひとり広報」として任命されることが増えています。

しかしひとり広報は、次の「5つの不足」を抱えています。

経験が浅いため、なにをどのようにやるかわからない「知識」の不足。
どんな話題が世の中に求められているのかといった「情報」の不足。
会社の規模が小さく、新商品が頻繁に出ないなど、「話題」の不足。
やるべき業務が多すぎて十分に広報活動できない「時間」の不足。
気軽に連絡や提案をできるメディアとの「繋がり」の不足。

その不足を乗り越えるために必要なのが、「ひとり広報」の戦略です。
たとえば…

・まずは「情報の価値化」と「価値の伝達」だけに注力する
・「3:6:1」で業務時間を配分する
・時と場所に合わせて、「目と耳」の両方でインプットする
・情報を「4つのレベル」でとらえ、リリースネタになるか考える
・リリース作成は「時間をかけること・かけないこと」を明確にする
・コミュニケーションの目的を「動詞」で考える
・「共通の話題」をきっかけに、リアルで会うお誘いをしてみる
・広報力を生かして、「自分自身」を広報していく

などなど、本書では全部で83の戦略を紹介します。
「ひとり」だからこその悩みに寄り添った1冊です。
広報担当者だけでなく、自分の会社、仕事、活動を知ってもらいたいと願い、
たったひとりで広報活動をするすべての人のための本です。

著者紹介

小野茜

1981年、千葉県生まれ。カフェ・レストラン・ホテル等の現場経験、外⾷業界向けニュースメディアでの執筆・編集経験を経て、2012年に株式会社ABC Cooking Studioに入社。広報として企業広報および商品・サービス広報全般を担当した後に、新規事業開発・アライアンス担当へ。料理教室をプラットフォーム化し、「作る・食べる・触れる・知る」という体験の場として異業種とのアライアンスに積極的に取り組んだ。約5年在籍した後、2017年1月に独立。あらゆる企業の広報活動を社外から支援する広報パーソンに。2018年から3年間は宮崎県へ移住し地方創生の観点から広報活動に携わり、2021年より東京に戻り多種多様な企業の広報支援に携わる。

目次

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はじめに 広報活動は、「ひとり」だから強い

 

第1章「知識」よりも大切なこと―「マインド」の持ち方

広報活動をするうえでいまは「ベスト」な時代
▪メディアが乱立し、あらゆる「コンテンツ」が求められている
▪「マニアックな話題」がたちまち全国区になる
▪誰もが「メディア」になれる時代
▪オンラインの力が広報活動の限界をなくした
ひとり広報の最大の武器は「柔軟性」と「スピード感」
▪午前中に思いついたことを午後には実現できる「フットワーク」
▪たくさん失敗できることも、ひとり広報の強み
成果を引き寄せる広報活動「5つの姿勢」
▪コミュニケーション好きの「仮面」をかぶれるか
▪流行りの「沼」に片足だけをつっこめるか
▪熱狂する自分を俯瞰する「冷めた自分」がいるか
▪見向きもされない相手を想い続けられるか
▪成果がでなくてもへこたれない「フラれる勇気」があるか
▪広報としての姿勢は後天的に身につけられる
「フォーカス」すべきことをしっかり決めるコツ
▪「忙しいのに成果がでない」にならないために
▪「やること」の前に「やらないこと」が決まっていますか?
「不明確な要素」を減らせば大事なことに集中できる
▪広報の活動は「2つのこと」に集約できる
▪「どこまでやるか」を決めるから成長を実感できる
▪業務配分の黄金比は「3:6:1」
最短距離で成果をだせる「ゴール」の決め方
▪現状の課題から逆算して「ゴール」を決める
▪ゴールの深掘りが露出と行動の目標につながる
「リリースを出して終わり」にしないための目標設定
▪「質の低い露出」には要注意
▪「3つの数字」を意識して日々の行動目標を決める
▪広報活動の「効果」は広く捉えよう

 

第2章 日常から広く「情報」を得る―「インプット」の習慣

「時代観」のインプットがメディア露出の可能性を高める
▪情報のインプットでは「時代観」をとらる
▪「ん?」の意識でアンテナを張る
▪周りにいる人の「行動の理由」を聞いてみる
▪事象から「現象」に変わる瞬間をとらえる
バランスよく情報を得るインプットの「ルーティーン」
▪「目と耳」の両方で偏りなくメディアをチェックする
▪「好きな情報」ではなく「必要な情報」に触れていく
▪情報収集に最適な6つの「隙間時間」
▪すべてを理解できなくても、「文脈」や「特徴」をつかめればいい
「なぜ?」「誰?」の視点が情報を成果につなげる
▪いかなる情報発信にも「理由」がある
▪情報の向こうにいる「誰が?」を見つける
▪「自分の想い」を言葉にして情報を咀嚼する
「旬」な情報のインプットが広報スキルを向上させる
▪このうえなく学びのある『広報会議』は必読
▪SNSから広報の「今」を学ぶ
▪「広報スキル」が学べるTwitterおすすめアカウント
「経営者」からのインプットが情報発信を深いものにする
▪たった15分の電話相談が情報発信の「深み」を変えた
▪経営者が考える「過去・現在・未来」を聞く
もっとも価値ある情報はそれを「推している人」の声
▪それを「愛している人」の言葉がいちばん強い

 

第3章 ゼロから「話題」をつくる―「アウトプット」の視点

「面白いプレスリリース」が社内外に魅力を伝える
▪そもそもプレスリリースは、どのくらい出すべきなのか?
▪プレスリリースは「プレス」向けだけではなくなった
▪リリースを出すことは「社内広報」にもつながる
リリースによって有名になった宮崎県の「ある田舎町」
▪「広報って、なんでしょう?」からのスタート
▪苦境で芽生えた「無いものはつくる」の精神
▪「リリースの量産」が周囲の意識も変えていく
▪プレスリリースは「量」が「質」を凌駕する
未読スルーを防ぐネタを見つける「3つの視点」
▪リリースのネタになる情報「4つのレベル」
▪「いまじゃないですね」と言われるのをどう防ぐか
▪カレンダーをもとに「企画会議」を開こう
「新発売」だけじゃない。覚えておきたい「ネタの種類」
▪ネタになる情報が見つかる「8つの入り口」
メディアに取り上げられるには「俯瞰力」と「編集力」が必要
▪その情報、「初見の人」が理解できますか?
▪ただ並べられた情報から「価値」を探してくれる人はいない
▪「いちばん面白いところ」だけが価値ある情報になる
▪贅肉を切り取って「筋肉」を付け足していく
「リリース未満」の情報も成果のために活用できる
▪リリースにするほどでもない情報を成果につなげる3つの方法
▪「中途半端」を料理してネタに変えていく
▪「廃棄ゼロ思考」はアイデアのトレーニングになる
プレスリリースを「1時間」で作る方法る
▪「材料」が揃っていないのに料理を始めていませんか

 

第4章 必要な「時間」を生み出す―「タイムマネジメント」の極意

忙しくても成果に近づける「習慣化」のコツ
▪時間が足りない広報は「習慣化」から始めよう
▪「業務」と「タイミング」をセットで習慣化する
▪習慣化すべき業務は「インプット」と「コミュニケーション」
▪コミュニケーションは「細分化」すると習慣にできる
3つの「当たり前」を捨てて広報活動の時間を生み出す
▪当たり前の仕事の「常識」を一度疑ってみる
▪「7割でOK!」の精神を持つ
▪急ぎじゃないことは「先延ばし」する
生産性を高めてくれる便利な「外部サービス」
▪プレスリリースは配信プラットフォームを使い倒す
▪「PRTIMES」の便利な結果検証機能
▪「企業ページ」がこれまでの活動の集約になる
▪メディアとの接点をつくってくれる「ネタもと」というサービス
▪便利なサービスは必要に応じて使い分ける
「社外の繋がり」の構築が広報活動の限界を取り払う
▪サポートやアドバイスをくれる「良き理解者」をつくる
▪社外の「第三者の意見」で解決することはたくさんある
▪ひとりだからこそ「# 」で繋がりを増やす
▪社外の繋がりをやがて「チーム」に変えていく
▪自分だけの「最強チーム」をつくる
「全員広報」の実現こそ最強のタイムマネジメント
▪社内全員の「広報マインド」を育てる
▪「ひとり広報の分身」を社内で育成していく
▪「社内の協力」を得ることがもっとも効果的なタイムマネジメント

 

第5章 個人の「繋がり」をつくる―「コミュニケーション」の作法

広報活動の本質は「繋がり」をつくっていくこと
▪なぜひとり広報には「リレーション」づくりが欠かせないのか?
▪広報活動にはかならず「人」が介在する
一度の接点を「繋がり」に変える3つの「コミュ力」
▪人は「自分の知らないところ」で思い出してもらえると嬉しい
▪「私から聞いた話」だと思い出してもらうためにできること
▪さりげない「誘い上手」を目指す
「中の人」を知ることが関係性づくりの第一歩
▪繋がりたいと考えている人の「顔と名前」をわかっていますか?
▪メディアの「中の人」を見つける方法
▪メディアだけがリレーションづくりの対象ではない
相手に合わせた戦略的なコミュニケーションをとる
▪「クイック&ショート」でメディアとの関係を深める
▪「同じ釜の飯を食う仲」は強いリレーションになる
▪あえて「アナログ」を選ぶから印象に残る
「会って話してみたい」と思われる人になるには
▪「第一印象」に力を注ぐ
▪誰にも平等に与えられた「笑顔」という武器
自分で自分に驚いたある「エピソードトーク」
▪「面白い話」こそ関係を構築する最強の武器
「自分」自身の広報活動が思わぬ成果を呼び込む
▪「自分を理解してもらえる場」としてのSNS活用
▪「真実性」が問われる時代

 

おわりに 広報が、日本の「未来」を照らす光になる

 

巻末 反響があったプレスリリース9選