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元・陸上自衛隊特殊作戦群医官が、雪国にいったら、毎日が医療ドラマみたいだった件。

元・陸上自衛隊特殊作戦群医官が、雪国にいったら、毎日が医療ドラマみたいだった件。

  • 著者:渡邉覚文
  • 定価:1518円(1380円+税10%)
  • 発行日:2023年4月1日
  • ISBN:9784295408093
  • ページ数:192ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「えりも岬」で有名なえりも町に一人のドクターが赴任しました。
それが著者の渡邉氏です。
元々は陸上自衛官のドクターとして活躍していましたが、
あるきっかけでこの地に来ることになったのです。
周りに自分しかドクターがいない環境は、まるで毎日がドラマのようでした。
大病院への道が閉ざされた嵐の日。家族のように親しい住人とのふれ合い。
そんな心温まるエピソードも紹介しつつ、「へき地医療」に取り組むドクターの生活を綴ります。

著者紹介

渡邉覚文

医療法人社団並木会 渡邊医院 院長。防衛医科大学校卒業。自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院第一外科に勤務。その後米国に留学。1年間米軍で過ごし前線医療を経験し、特殊作戦部隊の衛星を学ぶ。帰国後に陸上自衛隊特殊作戦群の衛星部門の立ち上げに携わり、自衛隊中央病院外科に勤務しイラク復興群にも参加。その後、新東京病院を経て、2008年4月からえりも町立国保診療所に赴任。えりもでの診療を必要とするすべての患者さんを受け入れる経験から地域全体での予防医療にも取り組む。2015年9月より安平町早来に、渡邊医院を開業。えりもで培った全ての患者さんを受け入れる精神をもとに専門診療科にとらわれない全てを見る診療を心がけている。

目次

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はじめに

 

第1章 へき地医療に足を踏み入れた日

「外科医」から「なんでも診るお医者さんへ」
戦地の「前線」から、日本医療の「前線」へき地へ
医者はひとり。患者たちが待つなか、救急車が来る!
”ワインディング・ロード”黄金道路を行く救急車
打ち寄せる高波、命がけの救急搬送

 

第2章 へき地医療の現実をなんとかしたい!

子どもから大人まで昆布に関わる町、えりも
わずか2台の救急車。いつ誰を乗せるべきか
ここにはドクターヘリもこない。だから医師が考える
骨折の患者さんが「救急車で、ちょっと札幌の有名病院まで」
「顔の見える関係」が命を救う
家族のような人が亡くなるとき
片道2時間、「絶体にこの子を死なせてはならない」
「血液サラサラ」の罠
重症患者の数を減らさなければ、立ちいかなくなる!

 

第3章 予防医療で地域を支える

救急車で運ばれてくる患者の数が3分の1になったわけ
骨を強くして、骨折を防ぎたい!
膝ぐるぐる体操で、変形性膝関節症の症状が改善?
「恥ずかしい」で、病気を見逃していいのか
家族がクレーマーになってはいけない

 

第4章 これからのへき地医療について

えりもから安平町へ開業の挑戦
一般の病院が、へき地に医師を派遣する仕組みを
連れていく家族を、孤立させないために
医師として、真の「レベルアップ」ができる場所
だから、へき地医療は面白い!
患者さんから見た「へき地医療」

 

おわりに