出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
世界の一流は「休日」に何をしているのか

世界の一流は「休日」に何をしているのか

  • 著者:越川慎司
  • 定価:1,738円(1,580円+税10%)
  • 発行日:2024年11月11日
  • ISBN:9784295410300
  • ページ数:208ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス
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世界の一流が休日に必ずすること、絶対しないこと
年収が上がる「週末2日間」の過ごし方

日本のビジネスパーソンは、休日を「休息」の時間と考えて、身体を休めたり、ストレスの発散を心がけていますが、必ずしも思い通りにはなっていません。
休みが明けても、疲れは依然として残ったままで、ストレスも解消されていない……と感じている人がたくさんいると思います。

一方、世界水準のエリートであるエグゼクティブの休日の過ごし方には、大きな共通点があります。彼らは、休日を「何もしない時間」と考えるのではなく、「積極的にエネルギーをチャージする時間」(休養)と「知的エネルギーを蓄える時間」(教養)と位置づけているのです。

彼らは休日を休息のための時間ではなく、仕事で成果を上げるための「原動力」と考えています。筆者が注目したのは、彼らがそれを「楽しんでやっている」ことです。
仕事を成功に導くための準備というと、多くの人が「苦行」や「修行」を連想してウンザリした気持ちになると思いますが、筆者が在籍したマイクロソフトのエリートたちは、スポーツや趣味を楽しみ、休日を満喫することで、自己再生とエネルギー・チャージという二つの目的を実現していたのです。

世界の一流の休み方を知って、休日の解像度を上げることは、これまでとは違った視点で自分の休み方を見つめ直すきっかけになります。
「こんな考え方もあるんだな」という新たな気づきが、あなたの休日を充実させて、毎日の生活にメリハリを与えてくれることになるのです。

著者紹介

越川慎司

株式会社クロスリバー 代表取締役。国内外の通信会社に勤務した後、2005年にマイクロソフト米国本社に入社。業務執行役員としてPowerPointやExcel、Microsoft Teamsなどの事業責任者を歴任する。2017年に株式会社クロスリバーを設立。世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の働き方改革を支援。京都大学など教育機関で講師を務める他、企業や団体のアドバイザーを務める。オンライン講演・講座は年間300件以上、受講者満足度は平均96%。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。Voicy「トップ5%社員の習慣ラジオ」が好評放送中。著書に『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)、『仕事は初速が9割』(小社刊)など。著書累計31冊。

目次

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はじめに あなたは、疲れていませんか?

 

第1章 日本人は、なぜ疲れていても休めないのか?

日本人の休日が増えていない二つの要因
日本中の企業にコロナ禍の「後遺症」が蔓延している
日本企業に特有の「個人依存」の傾向が続いている
「上司が休まないと休みにくい」という風潮
上司の「休んでいいぞ」を素直に受け取れない背景
働き方改革の先にある「三つの改革」を意識する

 

第2章 ここが違う! 「世界」の休日と「日本」の休日

世界の一流はどんな「休み方」をしているのか?
世界のエグゼクティブは「休む」ために仕事をしている
日本人は疲れてから休み、世界の一流は疲れる前に休む
人生観が変わるほどの衝撃を受けた初めての「ハーレー」体験
「ワーク・ライフ・ハーモニー」を目指している
・実践①休日と仕事を切り離す
・実践②エネルギーを再充電して、創造性や集中力を高める
・実践③デジタルデトックスの時間を作る
・実践④健康管理を徹底する
・実践⑤良好な人間関係の維持
身体やメンタルだけでなく「脳」も休めている
世界の一流はどんな働き方をしているのか?
マイクロソフトで徹底されている「ドゥ・モア・ウィズ・レス」という考え方
世界の一流が「長期休暇」を取っても仕事に支障が出ない理由
長期休暇の目的は「家族愛」を深め、「自己啓発」に努めること
日本人は「休んでもやることがない」と考えている
趣味ができると仕事の効率が格段にアップする
同好の士が集まることで「偶然の出会い」が生まれやすい
休日とは、他人から評価されることのない自分軸の時間

 

第3章 世界の一流は休日に「自己効力感」を高める

自己効力感とは、自信を持ってポジティブに仕事と向き合うマインド
「自己肯定感」ではなく「自己効力感」を重視する理由
自己効力感を高めるための四つのアプローチ
・アプローチ①簡単な目標を設定して、小さな達成感を得る
・アプローチ②新しいことにチャレンジする
・アプローチ③人とのつながりを大切にする
・アプローチ④自己省察の時間を持つ
世界の一流は「芸術鑑賞」と「読書」を重要視している
・ビル・ゲイツ 毎週1冊のペースで本を読んでいる
・イーロン・マスク 歴史や哲学の本で広範な知識を得ている
・マーク・ザッカーバーグ 読書を通じて異なる文化や歴史を学ぶ
・ウォーレン・バフェット 読書で得た知識を投資に活用する
日本のビジネスパーソンはどんな読書をしているのか?
休日のリラックスタイムに将来のことを考える
・視点①価値観と目標の明確化
・視点②自己認識と自己管理
・視点③精神的な成長と内省
・視点④中長期的なビジョンの見直し
・視点⑤人間関係の構築と維持
世界の一流は「自己否定しない」ことを大事にしている

 

第4章 「土曜」と「日曜」を戦略的に使い分ける

世界の一流は、休日に「休養」と「教養」を手に入れている
休日を「チャレンジデー」と「リフレッシュデー」に分ける
「金曜」の午後3時に休日の準備を始めている
・準備①土日の過ごし方を事前に計画する
・準備②金曜の午後に翌週のタスクを整理する
・準備③金曜の夕方に予定を入れる
世界の一流が金曜の仕事を「中途半端」に終わらせる理由
「サードプレイス」がもたらす五つのメリット
土曜のチャレンジデーはリスキリングに注力
日曜のリフレッシュデーは瞑想やヨガで脳をリセット
世界の一流は「時間自律性」を意識している
知識の習得ではなく「アウトプット」を意識した読書
世界の一流は「戦略的睡眠」を実践している
メンバーからの連絡事項は日曜の夕方にまとめてチェック
人生がハッピーになるための優先順位を見極める

 

第5章 休日に「1日7分」の新習慣

1日7分で「休養」と「教養」を手に入れるメソッド
・新習慣①瞑想 心を静めてストレスを解消する
・新習慣②ジャーナリング 書き出すことで集中力を高める
・新習慣③読書 インプット量を増やして新たな学びを得る
自分のコンディションを認識して、行動パターンを使い分ける
・選択①「疲労回復パターン」 ゆったりと過ごす
・選択②「ストレス発散パターン」 アクティブに遊ぶ
・選択③「自己啓発パターン」 新たな学びを得る
「エネルギー管理」という新たな視点を持つ
・①パフォーマンス(活動)ゾーン
・②サバイバル(生存)ゾーン
・③バーンアウト(燃え尽き)ゾーン
・④リニューアル(再生)ゾーン
「限られた時間」と「自分のエネルギー」を最適配置する

おわりに 休日を変えることで1週間の流れを変える