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出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
2030年の人事部

2030年の人事部

  • 著者:国本和基
  • 定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
  • 発行日:2025年10月31日
  • ISBN:9784295411185
  • ページ数:280ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「日本型タレントインテリジェンス」が人事と経営のボトルネックを解消する。

◎配置は「属人」から「データドリブン」へ
◎育成は「一律」から「パーソナライズ」へ
◎採用は「囲い込み」から「社内外シームレス」へ
◎「小説で描くAI×人事の変革」がリアル
どこからでも読める「小説+解説+対談の構成」がわかりやすい
◎経営者・役員クラス・人事部長の必読書

人材こそ、企業の未来を決める最大の資産。
人的資本経営が叫ばれながらも、多くの企業の配置・育成・採用が「制度」と「慣習」に縛られ、優秀な人材は埋もれてしまう現状が続いています――。

「日本型タレントインテリジェンス」は、その壁を打破するものです。
AIとデータを骨格に、人事の戦略をスキルベースで経営戦略と結びつける重要な概念です。
社員一人ひとりのスキルと志向を最大限に解放し、経営戦略に直結させる仕組み。
それは単なる効率化を超えて、企業を内側から“再起動”させる力を持っています。

小説×解説×対談で描かれた本書は「人事部の限界」と「変革の可能性」の狭間をリアルに描き出します。
2030年、人事部の未来はどうなっているのか―――。
本書は、その解像度を大きく高める一冊です。

「勘と経験」に頼る人事は終わり。
AIとタレントインテリジェンスが成果を導き、経営を根本から変革する時代へ。
元ニトリホールディングス理事/人事責任者
現トイトイ合同会社代表 永島寛之氏 推薦!

著者紹介

国本和基

freecracy株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
米国オクラホマ州立大学を卒業後、米国公認会計士資格取得。アビームコンサルティングにてITシステム導入プロジェクトに参画。のちにロッテホールディングス海外事業部へ転職後、ヨーロッパや東南アジアでさまざまなM&AやERPシステムの導入プロジェクトを牽引。その後、ベトナムにて社会人研修事業及び幼児教育事業の会社を創業し、当該事業を売却した経験を経て、2018年8月、freecracy株式会社を創業。これまでに世界60万人のエンジニアを中心としたグローバル人材と2.5万社のアクティブデータを活用し、企業と候補者4万人以上のマッチングを実現。現在、大規模人材・スキルデータを活かしたタレントインテリジェンス事業「Talents Force」を日本を中心とした大手企業へ展開中。著書に『エンジニアリソース革命』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

目次

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はじめに

【主な企業と登場人物】

 

 

第1章 小説編 人事部の夜明け

1 中山の挑戦──タレントインテリジェンス前夜
2 瀬戸の覚醒──個性と環境のマッチング
3 松藤の跳躍──枠を超えるセカンドキャリア

 

第2章 小説編 革命の種を蒔く人たち

1 高橋の挑戦──信念のトランスフォーメーション
2 中山の未来──キャリアの常識を超えて

 

第3章 解説編 人と企業の力を最大化する日本型タレントインテリジェンスがつくりだす未来

物語の向こう側に見える現実の課題
人事部が「人の力」を活かすために必要な5つの視点
1 経営──経営戦略と人事の乖離DXが失敗した本当の理由
2 エンゲージメント──社員の不満と人事の疲弊
3 配置──個別キャリアの限界と制度不備
4 育成──旧来型研修の限界
5 採用──スキルベース採用の未整備
タレントマネジメントの限界
「AI added on」から「Built on AI」へ
「人事」を根底から変えるタレントインテリジェンス
1 スキル・志向・ポテンシャルの可視化
2 最適配置・育成プラン・キャリア支援の提案
3 経営戦略との連動・人的資本の分析
4 高度な分析機能と直感的なUI
5 日本の人事制度や文化にフィットした柔軟なカスタマイズ性
導入によって変わる「配置」「育成」「採用」
適切な「配置」が生む、キャリアと組織の新たな関係性
個と組織の成長を支えるAI時代の「育成」
「採用」の可能性を広げるスキルベースアプローチ
導入に向けた現実的なステップ
1 小さく始めて大きく育てる
2 ステークホルダーとの合意形成
3 部門横断の共創体制づくり
4 テクノロジーと文化の両輪で進める
5 KPI設計とモニタリング体制の確立
2030年の人事部

 

第4章 [特別対談]AI×人事の最先端と2030年のリアル

2030年の人事に必要な「翻訳力」 対談相手:トイトイ代表 永島 寛之氏
海外と日本における人事の違い
タレントインテリジェンスは日本に浸透するか
人事に欠かせない「翻訳」のスキル
現場に入り込んで開発された「Talents Force」
人事はもっとシンプルでいい
富士通が描く、AIと共生する未来 対談相手:富士通 SVP Employee Success本部長 阿萬野 晋氏
「企業と個人」の境界線が消える
社会全体が「適所適材」を目指すべき
キャリアオーナーシップが重要
最終決定を下すのは人間
AIが変えるマッチングの未来
一人ひとりが自分の人生を考える
AI時代に求められる「学び」の設計図 対談相手:ベネッセコーポレーション 執行役員 飯田 智紀氏
「Udemy」誕生の舞台
スキル基盤が拓く人事の未来
個人と組織の新しい関係性
AIが導く新しい学びのプロセス
問い続ける力が重要になる時代
「人材の価値」と「生産性」が高まる未来 対談相手:パーソルホールディングス 執行役員CIO/CDO 柘植 悠太氏
人材領域は過渡期にある
転職のハードルが下がる未来
蓄積された「人材データ」こそが資産
AIによって人の付加価値を高める
人ならではの「寄り添い」と「決める力」

 

 

おわりに

取り組みにおける初手が非常に大切
AI・スキルベースはアカデミックに進めない
運用から考える