5か月間のスピード出版を可能にした協力体制。Backlog初の「公式本」で認知拡大と商談の質向上を実現 — 企業出版サイト│クロスメディア・マーケティング 5か月間のスピード出版を可能にした協力体制。Backlog初の「公式本」で認知拡大と商談の質向上を実現 — 企業出版サイト│クロスメディア・マーケティング

クライアントインタビュー

クライアントインタビュー

5か月間のスピード出版を可能にした協力体制。Backlog初の「公式本」で認知拡大と商談の質向上を実現

5か月間のスピード出版を可能にした協力体制。Backlog初の「公式本」で認知拡大と商談の質向上を実現

ブランディング
人材教育
認知度向上
IT
清水 優子
(しみず ゆうこ)

株式会社ヌーラボ プロモーション部 コンテンツユニット リード

広告代理店を経てヌーラボへ入社。コンテンツマーケティングのユニットリードとして、オウンド・ペイド施策、書籍出版、自社カンファレンスのセッション設計などを担当。プロダクト価値をブランド体験として届けるコンテンツ戦略を推進している。

出版でその道の「第一人者」と認知させる

——御社の事業について教えてください。

清水:株式会社ヌーラボは、「『このチームで一緒に仕事できてよかった』を世界中に生み出していく」というブランドメッセージを掲げています。このメッセージのもと、チームのコラボレーションを促進するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」、オンラインホワイトボード「Cacoo」、そして組織のセキュリティとガバナンスを強化する「Nulab Pass」といったSaaSプロダクトを開発・提供しています。

——出版に至った背景や経緯について教えてください。

清水:2025年にBacklogがリリース20周年を迎えました。その節目に、これまで蓄積してきた知見や思想を体系的にまとめた初の公式ガイドブックを届けたいと考えたことが、出版のきっかけです。

本書では、単なる機能解説だけにとどまらず、私たちが大切にしているチームの在り方を具体的に示すために、豊富なユースケースを盛り込みました。既存ユーザー様の活用促進はもちろん、これから導入を検討されている方々へ「Backlogがあるワークスタイル」の価値を正しく伝えることを目指しました。

——御社のBacklogのヘルプサイトはとても充実していますが、あえて情報発信の手段として、書籍を選ばれたのはなぜでしょうか?

清水:オウンドメディアやホワイトペーパー、動画など、デジタルでの発信は日常的に行っています。しかし、フロー型の情報は更新性に優れる一方で、断片的になりがちです。

一方で書籍は、情報の密度が高く、ノウハウや思想を体系的、かつ長期的に残すことができる点に魅力を感じました。

また、書籍を出版することは、会社の信頼性やブランド価値の強化につながります。当時は「チームワークマネジメント」という概念を社会に提示し、その領域の専門家としての認知を広げたいという狙いもあり、信頼性の高い「書籍」という形が最適だと判断しました。

——出版社の中で、クロスメディアを選んだ理由を教えてください。

清水:自社カンファレンスまでに出版したいというゴールがあったのですが、それまで約半年間しかなく、非常に厳しいスケジュールでした。複数の出版社にお声かけしましたが、スケジュールを理由に断られることが多かったです。

そんな中、御社だけは「どうすれば厳しいスケジュールの中で、出版を実現できるか」を私たちの立場に立って一緒に模索してくださいました。単なる受発注の関係ではなく、目標達成に向けて共に走る「伴走者」としての姿勢を感じられたことが、御社にお願いした一番の理由です。

出版社との「チームワーク」で実現した異例のスピード出版

——非常に短期間でしたが、スケジュール通りに書籍の制作を進めることができたのはなぜでしょうか。

清水:社内だけでなく出版社とのコミュニケーションも含めてBacklogで一元管理したことが大きかったと思います。章ごと・ページごとに、Backlogでは「課題」と呼ばれるタスクを起票し、その中に原稿や画像、フィードバックなどをすべて集約しました。

また、初稿、フィードバック、デザインといった各工程ごとにマイルストーンと締め切りを設定して、進行管理をしていました。そのうえで、すべての原稿が揃ってから次の工程に進むのではなく、完成したページから順次進めていくという体制をとっていました。初期段階で、構成の全体像を関係者間でしっかり共有できていたからこそ、迷いのない進行ができたと感じています。

——制作で印象に残っていることはありますか?

清水:良かったのは、クロスメディアさんも含めて、チーム全体で読者目線での議論ができたことです。私たち開発・提供側は「ユーザーはこういう使い方をするだろう」と発想が固定されてしまっている部分があります。

本書にどのようなユースケースを盛り込むべきか、クロスメディアさんから客観的な提案をいただくことで、より実用的な内容へと昇華できました。

今回の出版プロジェクトには、Backlogの説明のプロであるカスタマーサポート・カスタマーサクセスだけでなく、デザイナー、エンジニア、広報、経営陣と、専門性も役職も全く異なるメンバーが集まりました。それぞれが異なった視点をもっていましたが、対立するのではなく、良さを引き出し合って協働ができた点は、大きな成果だったと思います。

立場を超えて一つのゴールへ向かうプロセスは、まさに私たちが理想とする「役職に関わらずリーダーシップを発揮するチーム」を自ら体現する経験となりました。弊社が運営するnoteでも、短納期で出版が実現できた経緯と、出版社との協力体制について詳細を書いています。

▼note『このチームで一緒に仕事できてよかった|Backlog公式ガイドブックの書籍化プロジェクトで生まれた、会社の垣根を越えたチームワーク』
https://note-teamwork-management.nulab.com/n/n6f5c9ffdddaf

顧客のサービスへの理解が深まり、商談にもポジティブな変化

——Backlogの公式本を出版したことで、ユーザーからの反響はありましたか?

清水:Amazonの複数カテゴリで上位にランクインするなど、予想以上の手応えを感じています。また、さまざまなメディアでも、自社のカンファレンスイベントとあわせて、取り上げていただきました。

お客様個人のSNSで発信いただくことや、ユーザーコミュニティ内で本の読書会を開催いただいたこともありました。展示会に出展した際には「本を読んでいます」と言ってくださる方もいて、そういった反応がとても嬉しいです。

——書籍を出版したことによる御社のビジネスへの影響について教えてください。

清水:まず、新規のお客様へのリーチにつながっています。セールス担当からは、商談の際にお客様から「Backlogの書籍を買って読みました」と言っていただけるケースが増えたと聞いています。

SaaSサービスは機能が多岐にわたるため、「サービスを導入することで、自社の業務にどうプラスになるのか」をイメージすることが簡単ではありません。お客様が本を読むことで、商談前の段階で具体的な利用シーンのイメージを持っていただけるようになったのは、大きな価値だと感じています。

また、Backlogをせっかく企業に導入していただいても、機能をうまく使いこなせず、定着しないケースが多くあることも課題でした。書籍を通してBacklogの使い方の理解を深めていただくことで、導入後のスムーズな運用定着に大きく寄与していると感じています。

私は仕事柄、インタビューなどで導入先企業様に伺う機会が多いのですが、本書にふせんを貼りながら、実務の中で活用してくださっている様子を拝見することもしばしばありました。

自社本が社員の「誇り」に。出版後の数値分析のサポートも

——出版によって、社内での変化はありましたか?

清水:初めての出版ということもあり、自社に対する誇りを高める「インナーブランディング」という意味でも、出版の効果は大きかったのではないかと思います。大手書店だけでなく全国の書店で展開していただいたことで、全国各地に拠点を置く社員も「本を書店で見つけた」と喜んでいました。「自分で購入して知人に配った」という社員もいましたね。

——書店プロモーションも含め、出版後のフォローについてはいかがでしたか。

清水:書籍を出したものの「何部売れたら上手くいったのか」といった基準を知らないため、最初は戸惑いもありました。また、早い段階で重版がかかったことについても、それがどれくらいすごいことなのか分かりませんでした。その中で、クロスメディアさんの営業担当の方が、重版の意義や数字の見方を丁寧に解説してくださり、非常に心強かったです。単に「作って終わり」ではない伴走体制に感謝しています。

書店でのプロモーションの様子

——これから企業出版をする方へ、なにかメッセージがあればお願いします。

清水:書籍出版にはデジタル広告とは異なる労力がかかります。ただ、ブランド価値の向上や長期的なマーケティング資産としてのリターンはそれを補って余りあるものです。

また、自分たちの会社の本があるというのは、嬉しいものです。私も書店に自社の本が並んでいるのを見たときは、本当に嬉しかったです。

——清水さんが企業出版の経緯を書いたnote、「【企業出版やってみた】Backlog公式ガイドブックをつくるまでの記録」を拝見しました。

清水:これから企業出版を担当する方は、事前に何をやればいいのかがイメージできず、不安を感じると思います。私は、今回初めて企業出版というプロジェクトを担当しました。大きな挑戦でしたが、出版社サイドも含めプロジェクトメンバー全員が力を合わせて、「期限に間に合わせる」「良いものを作る」という目標に向け、走り抜けた経験は大きな財産になりました。

私が書いたnoteは、企業出版の意思決定から、制作の過程、プロモーションまでのすべての工程を、一担当者目線で書いたリアルな内容です。この記事が、これから企業出版に挑む方の背中を少しでも押せたなら嬉しいです。

▼note『【企業出版やってみた】Backlog公式ガイドブックをつくるまでの記録』
https://note.com/yuksh202/n/n597b4575a235

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