ノウハウを本にすることで生まれる、企業の信頼とビジネスチャンス

クライアントインタビュー
株式会社SUPER STUDIO 執行役員 CMO。
大学卒業後、楽天株式会社に入社。その後外資コンサルファームにて、新規事業開発やビジネスモデル変革等のプロジェクトに従事。 2019年にSUPER STUDIOに入社し、2021年に執行役員に就任。現在はCMOとしてecforceのセールス&マーケティング部門と自社D2C事業を管掌。著書に『D2C THE MODEL』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

※本記事は、メディア「STORY AGE」に掲載された対談インタビューより、書籍出版に関するエピソードを抜粋して構成したものです。弊社代表の小早川幸一郎が聞き手となり、株式会社SUPER STUDIO 執行役員 CMO・飯尾元氏にお話を伺いました。
▽ インタビュー全文はこちら
『マーケティングを目的化しない。時代の変化を掴むセンスの磨き方』
——クロスメディア・パブリッシングから出版した『D2C THE MODEL』は、2023年9月に発売されてからとても好評で、Amazonランキング16部門で1位を獲得していましたね。今回、デジタルではなく紙の本として出版することを決めたきっかけを教えてください。
飯尾:私たちのノウハウをできるだけ多くの人に届け、実際に活用してもらいたいという想いから、紙の本を出版することを選びました。今、情報はデジタル化が進んでいますが、デジタルの情報は流し読みをされがちです。
読者に紙の本を手に取ってもらい、ページをめくりながらじっくりと内容を読み進めてもらうことで情報の浸透度が高まり、理解が深まると考えています。出版業界での経験から、特にノウハウを詰め込んだテクニカルな本は、デジタル化が進んでも紙の本を求める人が多いと感じています。実際に、本から得た情報を事業で活用していただくシーンは、デジタルの情報に比べて圧倒的に多いという感覚があります。
紙の本を出版することは、私たちが持つ知識や情報を本当に求めているお客様にアプローチできる、最も優れた手段だと考えました。
——今回の本の内容は、単なるマーケティングの知識だけでなく、実際に活用できるフレームワークが数多く含まれていますね。飯尾さんが実際に行っていることを惜しみなく執筆いただき、そのこだわりが感じられる、非常に素晴らしい本になっています。
飯尾:実際に自社D2CブランドのECを運営する中で得たノウハウと経験を基に、事業運用と成長の進め方、適切な考え方を、すぐに実践していただけるフレームワークとしてこの本に詰め込みました。
D2Cはまだ歴史が浅く成功事例のバリエーションも少ないため、これから事業を始める企業様は多くの課題に直面すると思います。出荷や顧客対応といった定常業務や販売チャネルの構築、管理、データ分析など、やらなければならない業務が多すぎる。この状況を解決するために、私たちが開発したフレームワークを実際に採用していただき、D2Cビジネスの新たな成功事例を一緒に創り出し、業界を一緒に盛り上げていきたいです。
——本を出版してから、実際にSUPER STUDIOさんのマーケティングやブランディングに影響はありましたか?
飯尾:私は今でもセールスの現場に行くことがあるのですが、お客様と直接お話しする中で、お客様が私たちに対して持つイメージや情報が、私たちが望むブランドイメージと一致しているとき、ブランディングが成功していると感じます。
クロスメディア・パブリッシングから本を出版したことで、初回面談でお客様が既に私たちのことを本当によく理解してくださっていると思うシーンが増えました。これは本による効果が表れていると感じた部分です。
さらにセールスの現場でも、お客様が本に書いてあるフレームワークを参考にして作った事業企画書を持って商談に来てくださることが増えています。
『D2C THE MODEL』の執筆では、流行り廃りに左右されない、長期的に活用できる内容にこだわりました。そのため、時間が経っても失われない価値がこの本にはあります。これからの未来につながるマーケティングツールとして、本を活用していきたいですし、会社の信頼度、信用度を上げるための手段として本の出版が最も有効だと思っています。
——飯尾さんは今後の会社の展望をどのようにお考えでしょうか?
飯尾:ecforceをはじめとした当社のソリューションを多くのお客様にご利用いただき、できるだけ多くのコト、モノを世の中に届けたいと考えています。そのために、お客様が実際に直面している課題を解決するための先進的なプロダクトを開発し続け、お客様への提供価値を常にアップデートしていくことを追求していきます。
個人として、当社の未来に大きな可能性を感じています。その可能性を最大限に引き出すために、現在の事業範囲に留まらず、常に新しい視点で多くの挑戦をしていきたいと思っています。
——クロスメディアと、SUPER STUDIOを含む東京の企業5社が連帯し、専門領域から地方企業の商品・サービスの全国展開、世界進出を支援する、LOCAL GROWTH CONSORTIUMが2024年3月に発足しましたね。同年4月にはトークイベントを開催し、300名以上の参加者を迎える大盛況となりました。このイベントではECやデジタルマーケティングに関連する話も多く取り上げられ、特に自社ECサイトの潜在的な可能性について、改めて実感する機会となりました。
飯尾:特にD2Cは、日本の人口減少を背景に日本のビジネス環境の中で不可欠な戦略となりつつあります。
スーパーやドラッグストアなどの従来のビジネスは人口に依存していましたが、D2Cでは個人に対して直接マーケティングを行い、顧客一人ひとりとつながることができます。
まだまだビジネスに活かせる仕組みはたくさんあり、その中で私たちが提供できていないものも多数存在しています。いつの時代も、人々の生活を豊かにしつづけてきたのは持続可能なビジネスの発展です。コト、モノ作りに関わる多くの人々に私たちのノウハウを伝えることが企業の発展につながり、私たちの生活を豊かにすると信じています。私たちがD2Cの未来を牽引していきますので期待していてください。
↓出版の効果や方法についてさらに詳しく知りたい方はこちら!↓