「日経平均株価が〇万円を突破」「NYダウが史上最高値を更新」といった「株価指数」に関する報道は、経済の動向を示す最も代表的な指標として頻繁に登場します。しかしながら、多くの人々にとって、これらの指数は「何となく景気の良し悪しを示すもの」という漠然とした理解に留まっているのが現状です。日経平均とTOPIXの違いを明確に説明できる人は、決して多くはないでしょう。
個人の資産形成への関心はかつてないほどの高まりを見せています。多くの投資初心者や、これから投資を始めようと考えている人々が市場に参入する中で、経済の「体温計」とも言える株価指数を正しく理解し、使いこなす能力は、資産運用を行う上で不可欠なリテラシーとなっています。
本書は、これまでありそうでなかった「株価指数」というテーマに真正面から切り込んだ一冊です。日経平均株価の「値がさ株の独壇場」という歪んだ構造、時価総額を映すTOPIXの本質、新登場の「読売333」の狙い、そして米国・アジア・欧州の主要指数まで、国内外45の指数を徹底解剖。教科書通りの解説では決して語られない指数の「本性」を、豊富なトリビアと鋭い視点でユーモラスに描き出します。本書を通じて、読者は日々の経済ニュースの裏側を読み解き、自身の投資判断やビジネス戦略に活かすための強固な知識基盤を築くことができるでしょう。