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僕らは生まれ変わってもまた「泌尿器科医」になる

僕らは生まれ変わってもまた「泌尿器科医」になる

  • 著者:伊勢呂哲也/三木淳
  • 定価:1848円(本体1680円+税10%)
  • 発行日:2022/3/11
  • ISBN:9784295406181
  • ページ数:192ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「志望科が決まっていなかったあの頃に読みたかった」(20代女性・初期臨床研修医) 「いま泌尿器科医であることがどれだけ幸せか再認識しました」(30代男性・泌尿器科医)

なぜ泌尿器科が「最強の診療科」といえるのか?
その活動の実際を、心温まるエピソードや本音の対談なども交えつつ、
開業医と大学准教授の2人の医師が明らかにする一冊。

▼現役医師が教える本当のやりがいの見つけ方
アメリカでは、泌尿器科医は外科を経てからなるもので、
マイナーといわれる日本と比べると比較にならないくらい高い地位を得ています。
一方、日本では、泌尿器科という響きの悪さもあってか、
研修医や医学生、医学を目指す高校生なども含めて「なりたい」と思う人が少ないのが現状です。

しかし泌尿器科医は、実は「外科手術と内科診療という両方を経験できる」ほか、
緊急の手術が起こりづらく、安定した働き方が実現できるなど、
「働きやすい上にやりがいのある診療科」なのです。
事前に内容を読んでいただいた医師・研修医・医学生の方々からも、大きな反響が寄せられています。

「若手では到底経験しえないような
一泌尿器科医と患者とのエピソードが多く収載され大変に興味深い内容」
(20代男性・後期臨床研修医)

「私は医学部4年の講義を受けている時に将来の進路を決めてしまったのですが、
実習前の講義で診療科の魅力やワークスタイルについて教えていただく機会は少ないように感じます。
研修医に限らず医学生の方にもぜひ読んでいただきたいです!」
(20代女性・初期臨床研修医)

「泌尿器科になったことを後悔したことは一度もありませんが、
他の科に行った大学同級生、高校同級生、親戚などからは「なんで泌尿器科?」
と思われることがしばしばありました。この本では泌尿器科の魅力が余すことなく書かれていて、
泌尿器科に関わりのない人たちにぜひ読んでもらいたいと思いました」
(30代男性・泌尿器科医)

「進路決定を前にして、たくさんある診療科に頭を悩ます医学生はたまた研修医の諸君、
本書を読めばきっとあなたの進路に明かりが灯るでしょう。
コスパ満点の本書を自信をもっておすすめします!」
(20代男性・後期臨床研修医)

「将来に迷っている研修医の皆さん!
この本を読んで『男性2.8%、女性0.7%』の仲間入りをしませんか」
(30代男性・泌尿器科医)

本書は、「これから泌尿器科医になりたい」という人を増やすために、
泌尿器科医に対する偏見をなくし、正しい理解をしてもらうことを目指す書籍です。
泌尿器科医のキャリアの選択肢として、

◎3つのクリニックの理事長・院長を務める開業医(伊勢呂氏)
◎医科大学の准教授であり大学病院の診療部長を務める勤務医(三木氏)

の2つの立場から、それぞれの診療活動やライフスタイル、キャリアパスやスキルアップ、
どこにやりがいを感じ、どんなことが楽しいかなどを具体的に解説。
医師や医学を志す方々が、よりよいキャリアを選択するために必読の一冊です。

著者紹介

伊勢呂哲也/三木淳

伊勢呂哲也(いせろ・てつや)
大宮エヴァグリーンクリニック/東京泌尿器科クリニック上野/池袋消化器内科・泌尿器科クリニック 理事長・院長。名古屋大学医学部医学科卒業。JAあいち豊田厚生病院(若手研究B 科研費取得)、医療法人仁成会高木病院、医療法人誠高会おおたかの森病院を経て現職。2019年、第三者承継によって大宮エヴァグリーンクリニック院長に就任。2021年4月に東京泌尿器科クリニック上野、2022年4月に池袋消化器内科・泌尿器科クリニックを新規開業し、個人として年間3万人の患者を診察。泌尿器科医として多くの患者と向き合うほか、承継開業のアドバイザーとしても広く支援を行っている。著書に『独立を考えたらまっさきに読む医業の承継開業』(小社)がある。
メールアドレス t-isero@omiyaever.or.jp

三木淳(みき・じゅん)
東京慈恵会医科大学附属柏病院 准教授・泌尿器科 診療部長。
2004年米国メリーランド州CPDR(前立腺疾患研究センター)にて博士研究員、2007年東京慈恵会医科大学附属病院泌尿器科診療員、2012年同大学附属柏病院泌尿器科診療員、同院同科講師・准教授を経て、2018年4月から診療部長。腹腔鏡手術、ロボット手術の権威として、同院の腎がん、膀胱がんの手術件数は国内トップクラスの実績を誇る。共著書に『究める 鏡視下膀胱全摘術・尿路変向術』(メジカルビュー社)などがある。

目次

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はじめに

 

第1章 そうだったのか! 私が泌尿器科医をイチオシする理由

外から見たイメージと実際とのギャップ
誤解を招いているのはなぜ?
実は勤務医の満足度も高い
どんな病気を診る?
男性の患者が多い?
前立腺がん、膀胱がんが今後日本で増える
海外では人気の高い外科系診療科である
外科的な面と内科的な面の両方を併せ持つ
多彩な治療があり面白みがある
必要とされているのに人数が少ない
開業にも適している
ワークライフバランス的に優れている
ほかの診療科との人脈がつくりやすい
大学病院と開業医の違い

 

第2章 密着、泌尿器科医の1日

開業医の場合 伊勢呂哲也
診察のある日(平日)
休診日
大学病院勤務医の場合 三木淳
手術のある日
外来日
休日
完全オフの日

 

第3章 泌尿器科医のキャリアパス

伊勢呂哲也のキャリアパス
公務員の家庭に育つ
ゼロから生み出す仕事は得意じゃない
留学でアメリカの医師を知る
医学部時代
「ポリクリ」が始まる
研修医として
「外科手術、結構楽しいかも」
最終的に泌尿器科に決めた理由
自分が学んだことが患者さんの未来につながる
三木淳のキャリアパス
医師になったきっかけ
医学部時代
泌尿器科を選んだ理由
大学准教授としての道
人を育てることは重要な仕事
泌尿器科に興味を持ってもらいたい!
キャリアに関するアドバイス
開業に勝つ未来は?
本当の「医療連携」とは

 

第4章 忘れられない泌尿器科医ストーリー

伊勢呂哲也 エピソード1
患者さんと退院後に再会して感じた喜びと後悔
伊勢呂哲也 エピソード2
「先生に診て欲しいんだ」と言ってくれた患者さん
三木淳 エピソード1
私が患者さんに、事実を正直に伝える理由
三木淳 エピソード2
もっともっと腕を上げ、患者さんを救いたい

 

第5章 対談 三木淳×伊勢呂哲也「生まれ変わっても泌尿器科医」

実際に手術をさせてもらったことがきっかけに
「人気の泌尿器科」にするために
泌尿器科開業は使命感のある仕事

 

おわりに これからの医師に必要なこと