「えりも岬」で有名なえりも町に一人のドクターが赴任しました。
それが著者の渡邉氏です。
元々は陸上自衛官のドクターとして活躍していましたが、
あるきっかけでこの地に来ることになったのです。
周りに自分しかドクターがいない環境は、まるで毎日がドラマのようでした。
大病院への道が閉ざされた嵐の日。家族のように親しい住人とのふれ合い。
そんな心温まるエピソードも紹介しつつ、「へき地医療」に取り組むドクターの生活を綴ります。

「えりも岬」で有名なえりも町に一人のドクターが赴任しました。
それが著者の渡邉氏です。
元々は陸上自衛官のドクターとして活躍していましたが、
あるきっかけでこの地に来ることになったのです。
周りに自分しかドクターがいない環境は、まるで毎日がドラマのようでした。
大病院への道が閉ざされた嵐の日。家族のように親しい住人とのふれ合い。
そんな心温まるエピソードも紹介しつつ、「へき地医療」に取り組むドクターの生活を綴ります。
目次
はじめに
「外科医」から「なんでも診るお医者さんへ」
戦地の「前線」から、日本医療の「前線」へき地へ
医者はひとり。患者たちが待つなか、救急車が来る!
”ワインディング・ロード”黄金道路を行く救急車
打ち寄せる高波、命がけの救急搬送
子どもから大人まで昆布に関わる町、えりも
わずか2台の救急車。いつ誰を乗せるべきか
ここにはドクターヘリもこない。だから医師が考える
骨折の患者さんが「救急車で、ちょっと札幌の有名病院まで」
「顔の見える関係」が命を救う
家族のような人が亡くなるとき
片道2時間、「絶体にこの子を死なせてはならない」
「血液サラサラ」の罠
重症患者の数を減らさなければ、立ちいかなくなる!
救急車で運ばれてくる患者の数が3分の1になったわけ
骨を強くして、骨折を防ぎたい!
膝ぐるぐる体操で、変形性膝関節症の症状が改善?
「恥ずかしい」で、病気を見逃していいのか
家族がクレーマーになってはいけない
えりもから安平町へ開業の挑戦
一般の病院が、へき地に医師を派遣する仕組みを
連れていく家族を、孤立させないために
医師として、真の「レベルアップ」ができる場所
だから、へき地医療は面白い!
患者さんから見た「へき地医療」
おわりに