出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
鬼速PDCA

鬼速PDCA

  • 著者:冨田和成
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2016/10/21
  • ISBN:9784844377498
  • ページ数:272ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

3日ごとの振り返りで自分もチームも10倍速で進化する! 野村證券で最年少記録を出し続けた、努力を100%結果に変えるフレームワーク

PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(調整)の4ステップからなるPDCAサイクルは、ビジネスパーソンであれば誰もが知る古典的なフレームワークだ。
しかし、PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、そして基本だと言われているのに実践している人が少ないフレームワークも珍しい。
PDCAを極め、「鬼速」で回せるようになると、仕事に一切の迷いや不安がなくなる。そして、常にモチベーションを保ったまま、天井知らずに成果をあげられるのだ。

★個人のあらゆるスキル習得が超スピードになる
かつてのビジネススキルはどんどんコモディティ化(日用化)している。
たとえば英語話者やMBA取得者の数もずいぶんと増えているが、PDCAはこうした個別のビジネススキルとはまったく別の次元にある。
PDCAは、個別のスキルの習得を加速させるためのベースだからだ。
英語やコミュニケーションスキルなど効果が見えやすい実用的なスキルの習得に躍起になるよりも、
実はそうしたことに手をつける前にPDCA力を身につけたほうが、中長期的に見ればはるかに大きな効果をもたらす。

★PDCAはチームリーダー・経営者の価値も決める
現在のビジネス環境においてはどれだけ真新しいビジネスモデルやテクノロジーであっても差別化要因にはならない。
瞬時に各国の言語に翻訳され、世界中に広まり、陳腐化してしまう。
ビジネスモデルで企業の価値が測られる時代は終わった。
そうではなく新しい仕組みやサービスを鬼速で生み出し続けられる組織力と、市場の変化に瞬時に対応できる柔軟性を持った企業こそ、激動の時代を勝ち残れる。

★「鬼速PDCA」とは?
「鬼速PDCA」とは、PDCAを、高速を超える「鬼速(おにそく)」で回すことを指す。
このPDCAモデルは我流ではあるが、10年以上の実践を通して磨かれてきたものだ。
野村證券時代に支店での営業やプライベートバンカーとして数々の最年少記録を残せたのも、
独立後わずか2年で月間1000万PVを超えるWebサービスを作れたのも、すべて鬼速PDCAを実践してきたおかげである。

★「鬼速PDCA」のしくみ
– 目標へのロードマップの全貌をロジカルに導く「因数分解」
– キャパオーバーを防ぐ「工数棚卸しシート」
– 仕事の先送りがなくなる「半週ミーティング」
– 仕事のモレ・ムダがなくなる「鬼速進捗管理シート」
– 日々の気づきを行動に変える「なるほどシート」
– 自分を成長させる習慣を定着させる「ルーチンチェックシート」

★本書の特徴
– 272ページで40点以上の図版。圧倒的な「量」と「質」でPDCAを完全解説
– 営業と英語学習を事例に、各ステップを具体的にわかりやすく説明
– 上記のPDCA支援シートは付録として無料でダウンロードできる

★こんな方におすすめ
– キャリアアップと高収入を目指すビジネスマンの方
– チーム目標を任されているすべての管理職の方
– 急成長を目指す中小ベンチャーの経営者の方
– TOEIC高得点・MBA取得などを目標に勉強中の方
– 仕組みづくりにお悩みの店舗経営者の方
– 激しい市況の変化に対応している個人投資家の方
– お子様の受験勉強をサポートされている方
– パフォーマンスアップを目指すアスリートの方

著者紹介

冨田和成

株式会社ZUU 代表取締役社長 兼 CEO
神奈川県出身。一橋大学卒。大学在学中にIT分野にて起業。卒業後、野村證券にて数々の営業記録を樹立し、最年少で本社の超富裕層向けプライベートバンク部門に異動。その後、シンガポールでのビジネススクール留学を経て、タイにてASEAN地域の経営戦略を担当。2013年、「世界中の誰もが全力で夢に挑戦できる世界を創る」ことをミッションとして株式会社ZUUを設立。FinTech企業の一角として、月間250万人を集める金融メディア「ZUU online」や、主要なピッチコンテストでも受賞歴のある投資判断ツール「ZUU Signals」で注目を集める。これまでにシリコンバレーのベンチャーキャピタルを含む総額5.5億円の資金調達を行なう。過去にGoogleやFacebookも受賞した世界で最も革新的なテクノロジーベンチャーアワード『Red Herring Asia Top 100 Winners』受賞。最近は金融機関のFinTech推進コンサルティングやデジタルマーケティング支援なども行ない、リテール金融のIT化を推進している。著書に『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
ZUU online: https://zuuonline.com

目次

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はじめに

 

1章 前進するフレームワークとしてのPDCA

PDCAこそ最強のビジネススキルである
企業・リーダーの価値もPDCA力で決まる
世間が抱くPDCAの6つの誤解
1 簡単だと思っている
2 管理職向けのフレームワークだと思っている
3 失敗するのは検証(C)が甘いからだと思っている
4 課題解決のためのフレームワークだと思っている
5 改善さえすれば終わっていいと思っている
6 大きな課題のときだけ回せばいいと思っている
PDCAのスケール感を意識せよ
証券マン時代に実践した鬼速PDCA
前に進むのがどんどん楽しくなる
鶏と卵の関係にあるPDCAと自信
鬼速PDCAとは何か

 

2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」

慎重さと大胆さのバランスが肝になる計画
ステップ① ゴールを定量化する(KGIの設定)
1 期日を決める
2 定量化する
3 ゴールを適度に具体的なものにする
ステップ② 現状とのギャップを洗い出す
ステップ③ ギャップを埋める課題を考える
ステップ④ 課題を優先度づけして3つに絞る
1 インパクト(効果)
2 時間
3 気軽さ
優先度づけのヒント
ステップ⑤ 各課題をKPI化する
ステップ⑥ KPIを達成する解決案を考える
ステップ⑦ 解決案を優先度づけする
ステップ⑧ 計画を見える化する
上位PDCAを再確認する
ときに思考のリミッターを外す
鬼速クエスチョン計画編

 

3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」

PDCAの速さと深さは因数分解で決まる
因数分解のメリット
1 課題の見落としを防ぐ
2 ボトルネックの発見がしやすい
3 KPI化しやすい
4 どんなゴールでも実現可能に思えてくる
5 PDCAが速く深く回る
ポイント① 抽象度を上げてから分解する
ポイント② 5段目まで深掘りする
ポイント③ 1段目だけはMECEを徹底する
ポイント④ 切り方に悩んだら「プロセス」で切る
ポイント⑤ 簡単な課題は「質 × 量」で切る
ポイント⑥ とにかく文字化する
ポイント⑦ マインドマップで鍛える
活用のヒント1 紙よりもパソコン
活用のヒント2 PDCAのフレームは忘れる
活用のヒント3 時間がないなら時間を決めて行う
活用のヒント4 気になったら分解してみる
活用のヒント5 ワクワクしながらやる

 

4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」

解決案とDOとTODOの違い
実行できないケース1  計画自体が失敗している
実行できないケース2  タスクレベルまで落とし込まれていない
実行できないケース3  失敗することが恐い
ステップ① 解決案を「DO」に変換する
解決案が具体的か抽象的か
完結型のDOと継続型のDO
ステップ② DOに優先順位をつけ、やることを絞る
ステップ③ DOを定量化する(「KDI」を設定する)
1 完結型のDOのKDI化
2 継続型のDOのKDI化
ステップ④ DOを「TODO」に落とし込む
ステップ⑤ TODOの進捗確認をしながら実行に移す
TODOを管理するコツ
おすすめのTODO管理アプリ
TODOの共有
定番のポストイットも活用
「人」に潜むリスクに気を配る
セルフトークでPDCAを促進
「終わらなくてもいい」という割り切りも重要
鬼速クエスチョン実行編

 

5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」

なぜ、いつのまにか忙殺されるのか?
タイムマネジメントの3大原則
「捨てる」ために既存のDOの棚卸しをする
「入れかえ」のために重要・緊急マトリクスを使う
「時間圧縮」のためにルーチンを見直す
「重要・非緊急」領域を実行する方法
1 仕組み化し、日常生活に組み込む
2 強制的に「緊急領域」に移動する

 

6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」

検証に失敗する2大パターン
1 検証をしない「やりっぱなし派」
2 検証しかしない「形から入る派」
ステップ① KGIの達成率を確認する
ステップ② KPIの達成率を確認する
ステップ③ KDIの達成率を確認する
ステップ④ できなかった要因を突き止める
KDIが計画通り推移していないとき
KPIが計画通り推移していないとき
KGIが計画通り推移していないとき
ステップ⑤ できた要因を突き止める
検証精度とスピードの関係
「気づき」があったらそれはC
考え抜いた結果のミスはOK
鬼速クエスチョン検証編

 

7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」

ADJUSTの体系的理解が難しいわけ
ステップ① 検証結果を踏まえた調整案を考える
ケース1 ゴールレベルの調整が必要そうなもの
ケース2 計画の大幅な見直しが迫られるもの
ケース3 解決案・DO・TODOレベルの調整が必要そうなもの
ケース4 調整不要
ステップ② 調整案に優先順位をつけ、やることを絞る
ステップ③ 次のサイクルにつなげる
検証と調整フェーズでよく起こる間違い
1 新しいものに目移りしやすい(個人)
2 間違ったものばかりに目が行く(個人・組織)
3 意見の統一がはかれない(組織)
4 課題のたらい回し(組織)
5 プロセスの可視化が不十分(組織)
鬼速クエスチョン調整編

 

8章 チームで実践する鬼速PDCA

PDCAを鬼速で回す必要条件
鬼速で課題解決するための「半週ミーティング」
3日ごとの前進度合いを可視化する「鬼速進捗管理シート」
知見を集積するための「なるほどシート」
非緊急領域を定着化させる「ルーチンチェックシート」
有志によるPDCAワークショップ
鬼速PDCAコーチング
鬼速クエスチョンコーチング編

 

おわりに

付録 鬼速PDCAツール
10分間PDCA記入例