
目次
MORE
序にかえて 慶応義塾大学名誉教授・福島県立医科大学副学長 吉村泰典
自己紹介させてください
はじめに
・正確な精子情報を周知すべく使命感に駆られて
・顕微授精が、男性不妊「精子の問題」を解決できていない
・不妊治療のリスクに直結する「精子に隠された問題」
プロローグ
研究目的は、不妊治療で生まれる子どもの健常性向上
・実は不妊治療は、究極の個別医療
・精子が少ない!元気がない!となると、即男性不妊と診断 1匹でも精子がいれば、即顕微授精……これが現状
・顕微授精に用いる精子選定基準に科学的根拠が乏しい アメリカ政府CDCの見解は?
・不妊治療で生まれる子どもの健常性向上を目指した生殖補助医療の安全戦略とは?
1章 精子の誤解と真実
ヒト精子の研究が進み『精子に隠された不都合な真実』が明らかに!
・不妊になる原因の約半数は、男性側の精子に問題がある
・ウシ精子の研究が、ヒト精子の間違った認識を定着させた
・ヒトでは「運動精子=良好精子ではない」 運動精子の中に潜む『隠れ異常精子』が発覚!
・見逃されてきた不妊原因……それは隠れ異常精子!
・隠れ異常精子の背景には、生まれつきの問題、遺伝子異常が関与
・隠れ異常精子が治療を難航させ、出生児へのリスクになる
・加齢よりも遺伝子異常が、精子の質の低下に大きく影響する
精子研究の進歩から見えてきた生殖補助医療の限界
・精子と卵子の出会いは奇跡的!
・生殖補助医療に用いる精子に求められる条件とは?
・生殖補助医療を実施する前の必須チェックポイント
・精子研究の進歩により浮き彫りになった『精子に隠された不都合な真実』
・精子側から見えてきた生殖補助医療のリスク予防法
ヒト精子は形成過程でDNAが損傷する宿命にある
・精子には、どのような役割があるのか?
・運動精子の中に、DNA損傷をはじめとする機能異常精子が混在する理由
・精子形成を司るY染色体が「1本」しかない、このことが精子異常を誘発する
・精子DNAの傷は、出生児の健康に影響を及ぼす
・治療前に異常精子確認して、排除することが不可欠!
2章 精子検査の誤解と真実
男性不妊の診断に不可欠な精子検査
・一般精液検査で何が解るのか?男性不妊の診断の現状
・一般精液検査の落とし穴
・実は、一般精液検査の落とし穴を克服できる手段がある!
一般精液検査で見逃された『隠れ精子異常』を検知する高精度精子検査
・「DNA損傷・DNA断片化」検査
・頭部「細胞膜損傷」検査
・精子凍結保存「耐凍能力」検査
・頭部内「空胞」検査
・頭部膨潤試験
・「先体構造」および「先体機能」検査
・「頭部外部形状」「中片部」「尾部」形態検査
・「中片部局在」および「中片部代謝機能」検査
・精子「結合抗体」検査
安全な不妊治療の実施には、高精度精子検査が必須
・高精度精子検査をお勧めできる方
3章 男性不妊の誤解と真実
精子研究の遅れが招いた問題は何か?
・不妊原因の約半数が男性不妊!しかも精子異常
・精子異常の原因~先天的な問題~ 実は、治療対象の精子異常の大半は「遺伝子異常」
・精子異常の原因~後天的な問題~
・性機能障害の原因
・精路通過障害の原因
顕微授精の誤解と真実
・顕微授精は万能ではない
・隠れ精子異常に気づかないまま、遺伝子異常を克服できない顕微授精を繰り返しても……
・施設が掲げる「平均妊娠率」に惑わされないで!
・ここ20年以上、顕微授精の妊娠率は横ばい
・「軽度」な精子異常がある場合こそ、顕微授精は怖い
・「顕微授精」「精子異常」「精神発達障害」の因果関係
・精子側から見た、安全な顕微授精
・『精子が先』の不妊治療モデルに技術革新
・実は、顕微授精を回避できる治療法がある!
精子凍結保存の誤解と真実
・ヒト精子凍結保存技術の開発は大変難しい!
・精子凍結保存のメリット
・精子凍結保存の問題点
4章 黒田が目指す生殖医療の安全戦略
男性不妊に悩むご夫婦の力になりたい!安全を最優先にした、究極の個別化不妊治療
・安全な不妊治療の始まりは「個別カウンセリング」から
・黒田が手掛ける「高度な精子選別技術」
・黒田IMRでしかできない「人口卵管法」で顕微授精を回避しよう!
・最適かつ安全な「個別治療」の実現のために……研究者と医師の両面から院長自らが全行程を実施
第5章 クライアントカップル・エピソード紹介
事例1 妻43歳
事例2 妻42歳
事例3 妻33歳
・事例1~3のまとめ
事例4 妻26歳
事例5 妻35歳
・エピソードを踏まえて……出口戦略がなく、入口戦略も不十分な生殖補助医療
おわりに
・男性不妊治療の安全性向上には、正しい精子の知識と技術の普及が急務
・生殖医療の本質は、命を造る医療
・不妊治療のゴールは、健常に生まれて平均寿命まで健康に生きること
・不妊治療は、究極の個別医療