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ブランドシンボルとはブランドロゴのこと? ~企業ブランディングは目印(シンボル)が重要~

# ブランド戦略
# 企業ブランディング

日常生活の中で、ブランドシンボルは多く潜んでいますが、ブランドシンボルとは何を指しているのでしょう?

そのブランドのロゴデザイン?マーク?

一般的には、ロゴやマークの総称とされているかもしれません。

しかし、ブランドシンボルとブランドロゴやマークは本当にイコールなのでしょうか?

本記事では、ブランドシンボルとは何か、そしてその重要性について詳しく解説いたします。

監修プロフィール

東京大学文学部仏文科卒業後、電通に入社。
本社マーケティング・ソリューション局次長、電通イーマーケティングワン(現電通デジタル)専務取締役経て小川事務所を設立。

著書に『マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方』『マーケティングオートメーションでおもてなし~ITがマーケティングにしてくれること』『戦略から始めるエンゲージメントマーケティング』(クロスメディア・マーケティング)

企業名を聞いて最初に思い浮かぶものとは?

「ベンツと聞いて何を思い浮かべますか?」

「マクドナルドと聞くと何が頭に浮かびますか?」

と聞かれたとき思い浮かぶのは、このようなマークやシンボルのようなモノではないでしょうか?

ベンツ
マクドナルド

これらは人間の記憶の起点、記憶しやすく印象に残る何らかの視覚的なモノといえます。
記憶の「目印」ともいえるでしょう。

ブランド論でいうと「ブランドシンボル」と呼ばれるものです。

ブランドのシンボルと連想

先ほど、ベンツとマックについて思い浮かべてもらいましたが、では目印となるブランドシンボルの他に何が連想され、頭に思い浮かぶでしょうか?

このように、ブランドに関して知っている情報や個人的体験・思い出などが思い浮かんだのではないでしょうか。

ブランドから派生して思い浮かぶ物事は、ブランド論でいう「ブランド連想」というものです。

「ブランド連想」は別の機会に詳しく解説しますので、今回は、「ブランドシンボル」にフォーカスしていきたいと思います。

改めてブランドシンボルとは

「ブランドシンボル」とは、そのブランドを象徴するマークのことであり、ロゴなどブランドを視覚的に表現したブランド要素のことをいう。

と一般的には定義されています。

花王
ユニクロ
トヨタ

確かにシンボルマークやロゴデザインはブランドシンボルと言えるでしょう。では「ブランドシンボル=シンボルマーク or ロゴデザイン」なのでしょうか?

実はそうとは限らないのです。

実際の企業からみるブランドシンボル

上記の画像はロゴデザインやシンボルマークではありません。しかし、ほとんどの人は上の画像を見ただけでなんの企業かわかったのではないでしょうか。

正解は左からコカ・コーラ、ヤクルト、キューピーです。

次にこちらの画像も見てみましょう。

この3つの画像も何の企業かすぐにわかったのではないでしょうか。こちらも正解は左からセブン-イレブン・ジャパン、ヤマト運輸、ANAホールディングスです。

さらにこちらはどうでしょう?

このようなキャラや人物、柄からも企業名がわかるものが多いかと思います。みなさんは何個わかりましたか?

左上からアフラック生命保険、ソフトバンク、三越、
続いて左下から任天堂、日立、パナソニック(松下幸之助)です。

では、以下は建物ですが企業名がわかりますか?

見たことある特徴的な建物から企業名が浮かんできたのではないでしょうか。企業名はわからなくとも、一度はどこかで目にしたことはあるでしょう。

左から服部時計店(セイコー)、フジテレビジョン、アサヒビールの画像です。

続いて、以下は企業ではありませんが、何を表しているかわかりますか?

このような制服もシンボルや目印となり、何に所属しているかが一目でわかります。左からコック、医者、消防士です。

最後に以下はどの場所を表しているでしょう?

これも企業ではありませんが、見ただけでどの都市か理解出来るでしょう。

左上から東京、名古屋、左下がニューヨーク、パリです。

ブランドシンボルはマークやロゴデザインと決めつけない

前述のように、ブランドとは、みなさんの記憶として存在する「目印=ブランドシンボル」とそれに関わる「知識や体験=ブランド連想」の集合体です。

企業ブランディングを考える時、一番大事なことのひとつがこの目印となるブランドシンボルを決めることです。
ブランドシンボルがあれば、バラバラな知識・体験をひとつに束ねることができ、結果として企業ブランドを強固なものにすることができます。

そしてブランドシンボルを決める時、企業のシンボルマークやロゴデザイン以外にも

立派にシンボルとして機能するものがあることを忘れてはいけません。

「自社のシンボルは何なのか?」
より正確には、「シンボルとして機能しているのは何なのか?」

ということを理解しておくことが必要です。

では、それを理解するにはどうすればいいのでしょう。

それは、自社の企業名を聞いて何が思い浮かぶのかを相手に実際に聞いてみることです。
このような調査を行った結果、大多数の人が思い浮かべるのが自社のシンボルといえます。

ブランドシンボルを決めたら全てのコミュニケーションで記載する

ブランディングというものは、シンボルに限らず、一度「これでいこう」と決めたら「ブレず・迷わず・飽きず」を貫き通すことで成果を生むことができます。

商品、カタログ、広告、ウェブサイト、看板、ポスター、そして名刺、企画書の表紙、文房具、制服、店舗、包装紙など・・・

顧客もしくは、ステークホルダーとの接点になるすべての場にシンボルを登場させます。

そこまで徹底的に時間をかけ何年も行うことによって、相手の頭の中で自社に関するさまざまな知識や体験が、シンボルと繋がってひとつの集合体として記憶されていきます。

これが企業ブランディングなのです。

まとめ

企業ブランディングを行う過程で、企業を見つけてもらう目印となるブランドシンボルを定めることは最重要ともいえます。

そして本記事でお伝えした通り、ブランドシンボルはロゴやマークだけのことを指すのではありません。ロゴやマークだけにとらわれず、自社のシンボルとなるのは何か、しっかりとした見極めが大切なのです。

「あなたの会社のブランドシンボルは何ですか?」

企業ブランディングを考えているなら、まずはこれを決めましょう。

~参考画像出典先~

マック/ヤクルト/キューピー/クロネコヤマト/アフラック/ソフトバンク/三越/日立/パナソニック(松下幸之助)/花王