出版実績

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マネジメントの本
間違いだらけのビジネス戦略

間違いだらけのビジネス戦略

  • 著者:山田修
  • 定価:1738円(本体1580円+税10%)
  • 発行日:2015/11/21
  • ISBN:9784844374459
  • ページ数:256ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

元祖「企業再生経営者」が教える、 ビジネスシーンを騒がせた「失敗」に学ぶ「戦略の本質」

2014年から日本マクドナルドHD社の業績は、絶不調です。 一方、モスフード社(モスバーガー)が好調だと言われてきたのですが、そうではありません。 敵失につけいることができないばかりか、20年間まったくといって成長できていません。 ヤマダ電機の「成長限界」について、私は2014年末に指摘していました。 15年に入ると、はたして「大量閉店」という大きな動きが出ました。 一方では、ヨドバシカメラがネット通販でアマゾンに肉薄する勢い、群を抜く好調はなぜでしょう。 スカイマーク、ソニー、シャープなど、「男を下げた経営者」が見られたかと思うと、 日本電産の永守重信社長や古森重隆富士フイルム会長など、「うっとりするような」名経営者もいます。 トヨタやセブン&アイは上手くすると次の大発展に進む戦略的岐路に達しています。 選んだ道は、果たして大発展に通じているのか。 出店数を7倍にしたヤフーに対して、楽天が繰り出した対抗策は評価できません。 これらのように有名企業と言えども、戦略をひとつ間違えるとたちまち窮地に陥る時代です。 本書は、今年話題になったビジネスシーンにおける様々な事象を、 「戦略的観点」から分析し、その戦略への提言をまとめたものです。 ビジネスシーンのリアルな出来事から失敗や成功の要因を探ることで、 戦略的視点を磨かれ、あなたの会社のビジネスに活きてくるでしょう。

著者紹介

山田修

ビジネス評論家。

20年以上に渡り外資4社及び日系2社(ポントデータ・ジャパン、王氏港建日本、
フィリップス・ライティング、ミード、キッチンハウス、トーラス)で社長を歴任。
フィリップス・ライティング社では、半減していた年商を3年で3倍増に。
6年間赤字だったミード社では就任半期で黒字化するなど、「再生請負経営者」と呼ばれた。

現在は、戦略策定指導の第一人者として、
社長個別指導、講演、経営セミナー、企業内での幹部研修などで全国を飛び回る。
経営人材育成を目的とした「経営者ブートキャンプ」の主任講師を務める。 学習院大・修士。
米国サンダーバードMBA、元同校准教授・日本同窓会長。
法政大学博士課程(経営学)満了(社長在任中)。
国際戦略経営研究学会員。
『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(ぱる出版)(日経新聞ビジネス書ベストセラー2位)、
『あなたの会社は部長がつぶす! 』フォレスト出版(アマゾンベストセラー総合1位)、
『MBA社長の実践 社会人勉強心得帖』プレジデント社(同総合1位)、
『MBA社長のロジカルマネジメント』講談社(同総合1位)など著書・論文多数。テレビ出演も多い。
ビジネスジャーナル連載コラム「山田修の間違いだらけのビジネス戦略」
://biz-journal.jp/series/osamu-yamada-business/

目次

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はじめに

 

CHAPTER1 戦い終わり日が暮れて

EPISODE 1 大塚家具、父娘げんかの原因は「2人とも経営が駄目だから?」。
娘社長のブレる経営迷走
EPISODE 2 大塚家具、娘社長の敗北決定か。
社長の失脚を願う幹部や店長、対処や再建は不可能
EPISODE 3 大塚家具、優勢だった父・会長はなぜ大敗したのか?
具体論なき感情的発言連発の代償
EPISODE 4 「マック絶不調、モス好調」は正しくない。
モスが顧客満足度1位なんて本当か?
EPISODE 5 危機マックの社長報酬が1億円!
成功する女性社長の条件は独身?
EPISODE 6 危機マック、打開策はFCによるマック“逆”買収である。
新経営陣では復活は厳しい
EPISODE 7 超優等生・花王の怠慢。
P&Gとの「ケタ違い」の差を生んだ「やる気のなさ」
EPISODE 8 世界の巨獣P&G、日本へ本気の攻勢始動。
花王とライオンは「蹴散らされる」のか
EPISODE 9 話題振りまくコスプレ社長のあの企業に危険信号?
ファンドが次々と持ち株売却
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論①

 

CHAPTER2 戦略を誤ると名門企業も崖っぷち

EPISODE 1 スタバ、味の目隠し調査で最下位…
最大の敵はコメダ、米国本社の管理強まる?
EPISODE 2 楽天の危機。出店者数失速で無料ヤフーのわずか7分の1、
出店料58万円の場合も
EPISODE 3 沈みゆくヤマダ電機、突然の大量店舗閉鎖の暴走?
復活は恐らく難しいといえる理由
EPISODE 4 アマゾンより速い! ヨドバシ・comがスゴすぎる?
ヤマダと真逆、卓越した非常識経営
EPISODE 5 任天堂、もう沈みゆくしか道はない。
スマホゲーム制覇戦略を採用できない構造的欠陥
EPISODE 6 イオンに異変、業績悪化で株価急落。
総合スーパー、消費者離れ深刻化で迫る終焉
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論②

 

CHAPTER3 今年のワースト経営者は誰だ?

EPISODE 1 スカイマーク、
「懐すっからかん」の経営危機を招いた西久保社長の独断と愚行
EPISODE 2 ソニーを「殺した」出井伸之氏以降の歴代社長の罪。
優れた技術を腐らせ、経営危機招く
EPISODE 3 ソニー全事業分社化は、「事業売り飛ばし」への準備である。
インダストリアル・ライフサイクルに抗することはできない
EPISODE 4 赤字転落のシャープ、17年までに消滅の危機。
社内分裂加速、事業構造の本質的問題
EPISODE 5 欠格のトップ・野依理研理事長、責任取らぬまま辞任。
怠慢でSTAP問題の傷広げる
EPISODE 6 会社の利益約11億でも8億の報酬を得るあの社長。
「辞める」と言い続け、高額報酬を懐に
EPISODE 7 セブン&アイ、鈴木会長の次男が取締役就任。
世襲のような人事の違和感
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論③

 

CHAPTER4 プロ経営者がブーム?企業文化を根こそぎにする猛者たち

EPISODE 1 ユニクロ柳井・非情経営の強さ。
ローソン玉塚「みんなでがんばろう」経営の危うさ
EPISODE 2 サントリー新浪社長、就任まで4年越しの深慮遠謀。
ローソン玉塚体制へ周到に禅譲
EPISODE 3 キリン、暗黒の5年間。“果敢”経営のサントリーが逆転、
組織改革失敗で意思決定遅延
EPISODE 4 ベネッセ流出事件、原田社長の経営改革に追い風?
高まる求心力、躊躇なく組織に大なた
EPISODE 5 LIXIL、伝統的日本企業に欧米流経営導入、
なぜ“まれな”成功例に? 海外事業急拡大
EPISODE 6 武田薬品、壮大な実験? 前代未聞の事態が進行。
外国人幹部主導の「根こそぎ国際化」
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論④

 

CHAPTER5 卓越した戦略経営者に学ぶ

EPISODE 1 社長が選ぶベスト社長に永守氏、何がすごいのか?
ゼロから1兆円企業に、驚愕の経営手法
EPISODE 2 富士フイルム、そのエクセレントな転地経営。
非連続事業を取り込み、絶大な相乗効果
EPISODE 3 パナソニック、負け組から完全復活。
剛腕・津賀社長の“称賛に値する”経営&大改革
EPISODE 4 平均年収1253万円で報酬青天井。
利益率50%…あの“黒子”企業、卓越経営の秘密
EPISODE 5 化粧品ポーラの奇跡的成長の秘密。
前代未聞の破壊的“感激”経営、訪問販売会社から変身
EPISODE 6 小さな一金属加工メーカー、驚異のV字回復で視察殺到の謎
EPISODE 7 ビッグホリデーの破天荒経営。
20歳で創業し年商800億円、取引先への忠誠心で大胆行動
EPISODE 8 創業から業界の盟主へ、ハードオフ山本義政会長兼社長は
真の起業家だ。リユース業で目指すは1000店
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論⑤

 

CHAPTER6 吉か凶か、繰り出した戦略大技はどう着地する?

EPISODE 1 燃料電池車で脚光浴びる岩谷産業とは?
水素ステ設置の卓越戦略、石油元売りが陥った罠
EPISODE 2 トヨタ、特許無償提供の衝撃。
世界中から無視され不発か、FCV本格普及のリーダーか
EPISODE 3 GE、非常識&卓越した「選択と集中」断行。
一度も赤字を出していない事業を大幅縮小
EPISODE 4 スシロー、大躍進牽引の豊崎社長電撃退任。
「成長しきった」同社、成長余地小さく前途多難
EPISODE 5 アサヒビール、なだ万買収の不思議。
販売増・認知度向上などの相乗効果期待薄か
EPISODE 6 コメダ珈琲店、上場で露呈した快進撃のピーク。
大株主、成長限界察知し株式売り抜け狙う
EPISODE 7 オリックスの弥生買収、マーケ4P的巧妙戦略。
中小企業の半数を顧客基盤として獲得
COLUMN 間違いだらけのビジネス評論⑥

 

CHAPTER7 変わるビジネス環境、生き残り勝ち上がれ

EPISODE 1 社外取締役義務化への的外れな批判。
事情も知らない外部の人間が貢献できるのか
EPISODE 2 イスラム教徒が日本に殺到?
化粧品、巨大なハラルビジネス進出で新市場創出
EPISODE 3 外資企業から「奪い取る」中国。
巨額罰金、資産や技術を収奪…韓国へ工場進出は禁物
EPISODE 4 香港デモで露呈した中国の“本性”。
失墜したアジアの国際金融都市、香港集中から分散へ
EPISODE 5 職の半分がコンピュータに奪われる?
事務職、サービス業…中間所得層激減で貧富二極化

 

おわりに