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認知度や知名度向上で得られるのは売上だけじゃない!

#知名度・認知度

もっと売りたいから知名度を上げよう・・・・・それは理解出来ます。しかし知名度がもたらすメリットはそれだけでしょうか?

「名前の知れている企業の方が学生は入社したいと思うだろうが、残念ながら弊社は実力・実績はあるものの知名度がないので、採用に苦労し続けている」「友人や恋人に勤めている会社名を言った時、『えーっ、聞いたことない』と言われ悔しい思いをしたことが何度もある」意外と会社名が知られているかどうかは様々な場面で影響がありますよね。実は知名度は販売促進に貢献するというマーケティング効果だけでなく、いろいろな効果を生むのです。今回のテーマは知名度の多面的な効果についてです。

知名度は売上につながる

「知名度を上げたい」と考えている事業者やマーケターの方は多くいます。知名度があると商品・サービスを売りやすくなるためです。顧客心理として、店頭で商品を手に取とるとき、見たことも聞いたこともない商品を買うことには抵抗があります。「そんな商品知らないよ。大丈夫?」なんてことを友達に言われたら購入を躊躇してしまいますよね。逆に知名度があり、みんなが知っている商品ですと安心して購入できますし、友達にもおすすめしやすいです。

実際多くの事例で知名度(特に再生知名度、第一再生知名度)が購入意向、購入経験、市場シェアに大きな影響を与えていることがわかります。果たして知名度は「売上」に貢献しているだけなのでしょうか?

再生知名度、第一再生知名度について詳しく知りたい方はこちら↓↓
3つの知名度を理解して、最適なマーケティング施策を実施しよう

知名度向上は人材獲得につながる

求人サイトへの掲載を増やしたり、大学にインターンの募集を出したりしているのにエントリーが一向に増えない。即戦力になれる人を採用したいが、応募数が少ないためになかなか適した人材を採用できなくて苦労している。このように人手不足による採用への課題を抱える企業が多く見られます。現在、中小企業の約7割が人手不足の影響を感じていると言われているのです。少子高齢化によって入社人数の減少・定年退職者数の増加などが加速した場合、今後も人材不足は企業の大きな課題としてのしかかってくるでしょう。

では、どのようにすれば求人への応募が増えるのでしょうか。それは求人広告が求職者の目に付いたときに「ここの企業知っているな…」と思わせるぐらいの知名度を獲得することです。就職する会社を選ぶ時、みんなが知っている会社に入りたいと思うのは自然な心理でしょう。知名度がある会社だと自然に信頼度が高まりますよね。両親に説明したときも「その会社なら俺も知っているし安心だな」となれば嬉しいですし、恋人への説明のときも「有名な会社に決まったよ」と説明したいですよね。このように知名度をあげることは、良い人材獲得に貢献するのです。

資金獲得にも知名度が活躍する

採用だけではありません。知名度を向上させることは投資先として選んでもらうときにも効果があります。プロの投資家はともかく、一般の投資家は決して企業情報に精通しているわけではありません。聞いたこともない企業に投資するのは勇気がいります。マスコミ等で将来有望な企業と名前を取り上げられている企業の方が安心です。

また、知名度が上がると助成金や補助金も格段にもらいやすくなりますし、金融機関からの評価も高くなります。経営資金獲得のために知名度をあげておくことはなによりも大切なことなのです。

知名度を高めてレピュテーションも獲得

人は「商品を買う」「就職する」「投資する」といった明快な動機とは別に、ある企業に対して敬意を感じる感じないといった心理を抱くものです。

「あの会社は昔から社会の役に立ってきた。立派だ」

「あの会社は実力実績申し分ない一流企業だと思う」

「あの会社の徹底した顧客第一主義は見習うべきだ」

といったものです。

マーケティングではこれをレピュテーションと言います。日本語に訳せば社会的名声となります。高いレピュテーションを獲得するには、「社会に役立つ活動をする」「一流の実力実績を獲得する」「顧客第一主義を徹底する」といった企業行動を行うだけでなく、それを多くの人に知らしめることが必要です。尊敬される企業行動を行い、それを広く知ってもらう活動もする、すなわち知名度向上とセットで行うことで高いレピュテーションを獲得することが出来るのです。

社員の士気・ES(Employee Satisfaction)にも貢献

知名度が高いことは外部への影響ばかりではなく、自社社員にも大きな影響を与えます。社員は誰だって知人・友人との会話で「あなたの会社有名だよね」と言われれば嬉しいものです。また、自分たちの仕事が多くの人に知られていると、それだけで仕事に対するモチベーションも上がりますよね。

福利厚生の向上や人間関係の改善などの難しい課題に取り組めなくても、知名度を上げることができれば、従業員の満足度(ES)を高められるのです。従業員の満足度が高くなれば、離職率も減り人手不足の問題解決にもつながります。会社の業績は社員一人一人のやる気によって生まれるものなので、ESを上げることは会社にとって大変重要なことなのです。

知名度がもたらす5つの効果

いかがでしたか。商品やサービスの売上を伸ばすためだけに必要なものと思われがちな知名度ですが、他にもさまざまな効果があります。

企業や組織の課題は山のようにあり、それらを一つずつ解決していくことはとてつもない労力が必要になります。知名度が上がると顧客、人材、資金、レピュテーション、社員の士気、ES向上も獲得出来るので、これはもう単なるマーケティングではなく経営上の課題解決になると言えるでしょう。