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出版後のクロスメディア施策で書籍も名前ももっと売ろう
はじめに:書籍は出版して終わりではない。出版後が大事。
書籍を出版することは、著者にとって大きな夢であり、ビジネスパーソンにとっては自身の専門性や事業内容を広く知ってもらうための有効な手段のひとつです。
しかし、せっかく時間と労力をかけて出した書籍も、出版しただけで満足してしまっては宝の持ち腐れになってしまいます。出版はあくまでスタート地点であり、その後の販売促進や著者自身の知名度向上のための活動が、書籍の成功を大きく左右するといっても過言ではありません。
出版後の適切な施策を実施することで、書籍の売れ行きを伸ばし、著者としての認知度を高め、ひいてはビジネスにも好影響をもたらすことができるのです。
出版後の施策をクロスメディアで設計するとは
出版後の施策を効果的に展開するために、近年注目されている施策が「クロスメディア」です。
クロスメディアとは、ウェブサイト、SNS、動画サイト、イベントなど、様々なメディアを組み合わせ、顧客にアプローチする手法です。
書籍の出版においても、このクロスメディアを活用することで、より多くの潜在読者にリーチし、購買を促進することが期待できます。
クロスメディアで最も重要なのは、顧客シナリオを明確にすることです。顧客シナリオとは、顧客が書籍の存在を知り、興味を持ち、情報収集を行い、購入し、そして周囲に推奨するといった、一連の心理的・行動的変化を時系列で描いたものです。
この顧客シナリオに基づき、それぞれの段階で顧客にどのような変化を促したいのかを明確化し、その変化を促すための具体的な施策を設計していくことが、クロスメディア成功の鍵となります。
顧客シナリオについて詳しくはこちらから↓
『クロスメディアとメディアミックスの違い』
設計①変化の流れ:まず期待したい書籍購入者の変化を描く
まず、書籍出版後の施策を考える上で、理想的な顧客の行動パターンを想定してみましょう。
顧客は、ビジネス上の課題や新たな知識の習得といったニーズを抱え、情報収集を始めます。その過程で、出版された書籍に関する情報に偶然触れる機会があるとします。
書籍の内容に興味を持った顧客は、さらに情報収集を進め、最終的に書籍を購入します。そして、書籍の内容に満足した顧客は、その書籍を周囲に推奨してくれるでしょう。
しかし、現実には、全ての顧客がこのような理想的な行動パターンをとるとは限りません。情報収集の段階で、積極的に情報を探し続ける顧客と、情報収集を中断してしまう顧客に分かれる可能性があります。
そもそも情報収集をしない顧客もいるでしょうし、購入して終わりになる顧客もいます。
顧客の行動は自分たちの思い通りにはいきませんから、少しでも多くの顧客にこちらの希望どおりに
行動してもらうためには、それぞれの過程に沿った打ち手が必要です。
設計②施策全体:変化を促す仕掛けとしての施策を考える
そこで、それぞれの顧客の過程に合わせた施策を検討する必要があります。
既に興味が芽生え積極的に情報収集を行う顧客に対しては、Amazonでのレビュー施策や書店での積極的な販売促進活動、著作名・著者名を検索した人への興味・購入意向をアップさせるコンテンツの準備などが有効です。
一方、まだ興味関心が芽生えていない、またはそもそも書籍の存在すら認知していない顧客に対しては、上記施策は届かないので、こちらから積極的にアプローチして気付いてもらう必要があります。
プレスリリースやメディアへの露出、ウェブ広告(ディスプレイ広告)などを通して、書籍の存在を知らせ、興味を芽生えさせる必要があります。
設計③株式会社クロスメディア・マーケティングの得意施策:Amazon関連施策
クロスメディアにおいて、Amazonでの販売戦略は非常に重要になります。なぜなら、Amazonは現在、書籍販売において圧倒的なシェアを握っているからです。
多くの読者がAmazonで書籍を購入しているため、Amazonでの露出度を高め、ランキングで上位に表示されるように工夫することが、書籍の販売促進には欠かせません。
具体的には、Amazon広告を効果的に活用することが挙げられます。Amazon広告を利用することで、狙った読者層に書籍を直接アピールすることが可能になります。
また、書誌データの登録を販売促進活動の一環として捉え、丁寧に情報を入力することも大切です。
読者の目に留まりやすくするために、ぶらさがり画像やA+コンテンツを活用し、視覚的に魅力的なページを作成することも重要です。さらに、紹介文や画像を定期的に変更することで、新鮮さを保ち、読者の興味を引き続ける努力も必要になります。
私たちの出版社は、Amazonでの販売実績が高く評価されており、上位に位置づけられています。そのため、Amazonから様々な優遇措置を受けることができます。
例えば、特約契約に基づき、電子書籍のタイムセールで優先的に扱ってもらえる可能性があります。また、Prime Readingの対象書籍として選ばれる可能性も高まります。さらに、書籍を複数のカテゴリーに登録できるなど、販売促進に有利な条件が提供されています。
加えて、Amazonには専任の営業担当者がついており、出版社との連携を密に行っています。
定期的に定例会を開催し、注力すべき書籍について情報共有を行いながら、効果的な販売促進戦略を共同で立案しています。書誌データの登録に関しても、高い自由度が認められており、より効果的な情報発信を行うことができます。
設計④リファラル施策
また、顧客が書籍を購入した後の行動にも注目する必要があります。
読者が買って読んだ後の施策として、リファラル施策が挙げられます。
読んで満足した読者は、ポジティブな書評を書いたり、自身のSNSで推奨してくれる可能性があります。
これを企業側の施策で更に拡大するのがリファラル施策です。満足した読者の満足感を更に高め、ファンにまでしてしまうのです。ファンになった読者は自らの意思で更に熱く書籍を推奨します。
その推奨文を出版した企業のウェブサイトやSNSでの投稿、または出版社のウェブサイトやSNSで紹介することで「熱い推奨」が広く拡散していきます。
書籍の内容に満足した顧客は、書評を書いたり、SNSで書籍を紹介したりする可能性があります。このような顧客の自発的な行動を促進するのが、リファラル施策です。
例えば、出版記念イベントや著者との交流会などを開催することで、顧客の満足度を高め、ファン化を促進することができます。また、「あなただけにこっそり教える」といった特別なコンテンツを提供することで、顧客の優越感を刺激し、情報発信を促すことも有効です。
QRコードから読者だけの特別な情報にアクセスできたり、著者オリジナルのテンプレートやワークシートを入手出来るといった特典を付与する、または「あなたの感想をメディアで紹介します」と伝えることで、読者のモチベーションを高めることができます。
また、「私は(出版社や著者から)特別扱いされている」という優越感を刺激するのも効果的です。
出版記念イベントで著者との交流会を実施したり、アンケートに答えた読者に著者サイン入り書籍をプレゼントするなど、読者とのエンゲージメントを高める施策が考えられます。
以上述べたことの全体像はこのようなものとなります。
出版も、出版後も株式会社クロスメディア・マーケティングにお任せを!
出版後のクロスメディア施策は、書籍の販売促進だけでなく、著者自身のブランディングにも大きく貢献します。
書籍を通じて得られた認知度や信頼は、ビジネスにも好影響をもたらすでしょう。出版後の施策を成功させるためには、顧客シナリオに基づいた綿密な計画と、それを実行するためのノウハウが必要です。
出版後のクロスメディア施策のプロフェッショナルである出版社と連携し、効果的な戦略を立てることで、書籍の出版を成功に導きましょう。
クロスメディアグループはその名の通り、クロスメディア施策を実行して出版しようとの志で創業された出版社です。企業出版を担当する弊社はまさにその専門集団です。
出版後のクロスメディア施策視線で既に顧客に定評がある弊社を是非パートナーとして選んで下さい。
おわりに
書籍の出版は、著者にとって大きな達成感をもたらすものです。しかし、出版はあくまでもスタート地点であり、その後の販売促進活動が書籍の成功を大きく左右します。
出版後のクロスメディア施策を効果的に活用することで、書籍の販売促進だけでなく、著者自身のブランディングにも大きく貢献することができます。
出版後の施策を成功させるためには、顧客シナリオに基づいた綿密な計画と、それを実行するためのノウハウが必要です。
出版後のクロスメディア施策のプロフェッショナルである出版社と連携し、効果的な戦略を立てることで、書籍の出版を成功に導きましょう。
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