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ストーリーリクルーティングでこれからの採用活動を変える!
日本には、さまざまないいものを作ったりいいサービスを提供している企業があります。しかし、それを採用活動であったら採用候補者の方に上手く伝えられず、それが原因で採用活動が上手くいかないケースもあります。
そこでストーリーを書籍というカタチで伝えることで、よりよい採用活動への可能性について今回はご紹介します。
なぜストーリーが採用ブランディング有効なのか
まずは、なぜストーリーが採用ブランディングに有効なのかを紐解いていきます。
そもそもブランドとは
ブランドについての整理をしていきましょう。
まず近代マーケティングの父といわれているフィリップ・コトラー教授の定義では、ブランドとは牛の刻印が起源だという説があります。「個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称・・・」とあり、要約すると、他と区別して理解されるのがブランドということです。
ブランドが確立されていれば、名称や記号で区別されます。
たとえば、カフェではスタバのロゴだけでスタバだと認識できますよね。これはもうブランドができており、ブランドが確立しているといえます。
ブランディングの効果については、ブランド資産データベースによると、ブランディングができている企業というのは、その後の成長に大きな差があり、ブランディングをしっかり行った会社とそうでない会社を比べると成長率が8倍も変わってくるとあります。
企業として成長するためにはブランディングというのは非常に重要になっていきます。
エビアンの例
ブランドとコモディティということでミネラルウォーターで考えるとそれ自体の機能的価値は変わりません。なぜこれらブランドのあるものが選ばれるのかということなのですが、ブランドには背景というものがあります。エビアンであればフレンチアルプス、エビアンという町から来ていると認識されている。このようにブランディングができている状態なので選ばれることにつながっているのです。
Appleの例
また、スマートフォンに関してはどんなものでも電話をしたり検索をすることは可能です。機能的価値は他社とあまり変わりませんが、多くの人はブランドのあるAppleのスマートフォンを選びます。これは、スティーブ・ジョブズがどういう背景・物語があってスマートフォンを開発したのかが認識されているからでしょう。
ブランドとはデザインやストーリー、ビジョン、ミッションなどの情緒的価値に共感する消費者がおり、そこが選ばれる基準になっている。これを作っていくうえで「ストーリー」というのも重要な要素になります。
ストーリーがなぜ重要なのか?
なぜそもそも「ストーリー」というものがあるのかを考えてみましょう。例として、もともと人間はことばを発明して後世に伝えてきましたが、なぜ神話や昔話みたいのものが存在するのか。情報や知恵を残す方法としてストーリーが使われてきたのかですが、これには人の感情に働きかける効果があるからなのです。
感情は「記憶」におおいに影響します。記憶をつかさどる右脳のすぐ隣にある感情によって反応する偏桃体という部分があります。この扁桃体の機能により、感情が動くと強く記憶されます。ブランディングの世界で、第一想起されるブランドが強いといわれますが、想起されたもののほうが選ばれやすい可能性が高いということです。
どういう企業なのかきちんと理解されているのか、好意を持たれてるのかも選ばれやすさに関係してきます。
そこで、「物語ってどうすればいいの?」と疑問に感じるかもしれません。
企業に終わりはないですが、現在過去未来これをつなげるともうそれは物語といえます。
つまり、過去(ブランド背景)から起業し現在までの時間軸に加えて、ビジョンなどを加えて、その間をアウトプットすればストーリーになります。
ある企業が出した物語についての定義として始まりと終わり。その間にある、特別な何か。その何かが人々を魅了するのです。
採用とストーリーブランディング
ストーリーを採用活動でどのように伝えていけばいいのかについて説明します。
採用活動において、Webサイト、コーポレートサイト、採用サイト、あとは外部のリクナビのようなさまざまなサイトで自社のストーリーを伝えることもできますし、冊子、パンフレット、会社案内や採用向けの独立したパンフレットまたは予算があるなら新聞、雑誌、Web、屋外広告などもできます。
他にも最近では漫画やYouTube漫画でもいいですし、動画やテレビCM、音声コンテンツなどもあります。広告媒体自体はありますが、採用活動にかけられる予算は限られているので、やっぱり候補者に刺さる深さのあるそれぞれ媒体ごとに特徴があって、そのなかにどれだけ盛り込めるのか、表現をどうできるのかが決まっていたりします。
採用マーケティングについて詳しくはこちら↓
『採用マーケティングとは?婚約・結婚のエンゲージメントと同じ?』
書籍を活用する
ストーリーを作り、伝えていくうえで「書籍」という媒体もあります。
採用活動で企業が候補者にすべき3つのこととして「興味」を持ってもらう、「動機」を形成する、もう働くことを決めている人には、「不安」を払拭するというものがあります。
たとえば、経営者のビジョンや想いに共感できる、職場の雰囲気、優秀な先輩がいるのようなことを採用コンテンツで感じてもらうことです。
書籍を活用すると、実際に上記であげた例を200ぺ―ジ程度で全部盛り込むことが可能です。また、書籍というのは体系的に情報を伝えていくことができて、まねするようにおすすめすることもできる媒体になっています。
企業出版についてくわしくはこちら
『企業出版とは?一番わかりやすい入門編~メリットや事例、費用まで~』
いつ書籍を出版するのか
書籍をどのような場面で使っていくのかをご紹介していきます。
そもそもエントリーが来ない、途中で辞退してしまう、最終選考までいっても内定承認してもらえない、内定を辞退されてしまうなど、採用での困りごとはたくさんあります。
母集団形成に関しても出版をきっかけにして企業のことを知ったということも出てきます。あとはエントリー数の向上に関しても会社説明会や採用イベント、オンラインでもリアルでもそういったところで書籍をお渡しすることもあります。あとは選考に参加してくださった方に途中でお渡しすることもあったりします。最後に内定を出すときにも活用ができます。
実際に、企業出版で採用を目的としてストーリー作り、書籍作りをされる企業は多くなっています。エントリー数に関しても大幅に増加した実例もあります。あとは内定辞退率も大幅に減った実例があります。採用のさまざまな局面で書籍が役立ってきます。
これからの採用活動にはストーリーリクルーティングを
昭和平成は会社の規模や採用条件だけで動いていましたが、ミレニアル世代の6割以上がその会社で働く意味で仕事を決めるという調査結果があります。
これには人を惹きつける物語や働く意味を作るストーリーというのが重要になっていくと考えています。我々はこれを「ストーリーリクルーティング」と呼んでいます。
そしてストーリーリクルーティングを書籍で実行するために、ブックマーケティングというサービスを提供しています。
1冊の書籍というのはかなり人の人生にも影響し、人に変わるきっかけを与えたり癒してくれたりその他の気づきや発見があったり、出会いもあるのが書籍なのではないかと思います。やはり自社の物語を持つというのは重要でそのために本という媒体が我々クロスメディア・マーケティングにとっては1番適切だと考えています。