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ネット広告とマス広告、企業出版の種類と特徴とは?マーケティング施策の違いを解説

#デジタルマーケティング
#マーケティング基礎知識

はじめに

「企業出版をしようか検討しているけど、やっぱり他のマーケティング施策に予算を使った方がいいのかで少し悩んでいる。実際に、どのような点が他の施策よりも優れているのかがいまいちわからない」

とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、数あるマーケティング施策の中でもメジャーな「ネット広告」と「マス広告」の特徴などを比較して、企業出版というマーケティング施策の立ち位置を明確にしていきたいと思います。

そもそも企業出版についてよく知らないという方はこちらの記事をご覧ください
『企業出版とは?一番わかりやすい入門編~メリットや事例、費用まで~』

ネット広告とは?

ネット広告とは、インターネット上に存在するさまざまな媒体やSNSや動画などのプラットフォーム、アプリなどに掲載されます。広告の表示の仕方は、画像、テキストやショートムービーなどさまざまです。ネット広告の仕組みは、広告のクリック先を会社のHPやキャンペーンページなどのLPに飛ばして、セミナーなどの申し込みや商品の購入など具体的な顧客の行動をコンバージョンに設定していることが多いです。

ネット広告の種類

ネット広告はインターネット上にある媒体全てが該当しますので、種類も豊富です。

基本的なネット広告は概ね8種類といわれています。

1)リスティング広告
2)ディスプレイ広告
3)リターゲティング広告
4)記事広告
5)動画広告
6)SNS広告
7)純広告
8)ネイティブ広告

ネット広告の特徴

ネット広告の最大の特徴としては、効果測定がしっかりできることと、そのターゲティングの精密さでしょう。また予算もこちらでコントロールが比較的容易で、低予算からの施策が可能です。

デメリットとしては、マス広告よりも不快感を与えてしまうケースが多いということです。マス広告の掲載媒体であるテレビや新聞とは違い、インターネットはユーザーは能動的にコンテンツを見ていることがほとんどです。集中してコンテンツを見ていたところに関係のない広告が突然入ってくることで、ネット広告に対する不快感が高まってしまうのです。また、ネット広告は露出時間が限られているためターゲットの記憶に残ることは難しく、ブランドや商品を認識してもらうには何度も何度も広告を打たなければならないでしょう。

マス広告とは?

マス広告は、一般的にテレビやラジオ、新聞や雑誌などの媒体に掲載される広告のことで、マス(大衆)とあるように、かなり多くのターゲットにリーチができる広告施策です。

マス広告の種類

マス広告の種類としては、先述した通り、マスメディアの代表である4媒体があげられます。

1)テレビ
2)ラジオ
3)新聞
4)雑誌

マス広告の特徴

マス広告の最大の特徴は、幅広い層へのリーチが可能で、知名度を格段にあげることができることです。それを最も発揮する媒体はテレビCMですが、デメリットとしては、ネット広告のように詳細なターゲティングができないことと、費用が4媒体の中でも費用がかなり高いことです。ネット広告は数千円から運用が可能ですが、マス広告は安くても数十万円から、テレビCMは数千万〜数億の案件もあります。

また、マス広告は多くのターゲットにリーチができることから、商品の紹介だけでなく、ブランディング施策としての発信にも適しています。

企業出版はどのような立ち位置になるのか

では、企業出版というマーケティング施策はネット広告とマス広告と比較してどのような違いがあるのでしょうか。

企業出版の特徴

信頼性と権威性

企業出版の強みは、「書籍」というメディアの信頼性と権威性です。

どうしても「広告」だと、自社が自社のいい部分を発信しているだけに見えてしまい、受け手側からも「都合のいいことだけ言ってるのでは?」と懐疑的になってしまいます。

しかし、企業出版は、「出版社」という第三者目線を挟んでコンテンツを発信することで、

大衆からの社会的安心感、信頼感を得ることが容易にできます。

また、「〇〇については、A社」というように、書籍を出版したことで、業界のリーディングカンパニーとしての権威性も獲得が可能です。

ストーリー性

企業出版の特徴として、「ストーリー性」を伝えることができることもあげられます。書籍というディープコンテンツの特徴を活かして、会社の起業ストーリーや商品開発に込められた想い、商品・サービス開発秘話などを余すことなく発信できます。

良いストーリーは人の心を動かすことができるので、よりターゲットの記憶に残すことができるでしょう。記憶に残るだけではなく、ブランドのファンの獲得にも繋がります。

長期保存が可能

広告は一瞬しかターゲットにリーチできませんが、書籍は永遠に社会に残ります。

書籍を出版してから、数ヶ月経っても問い合わせが途切れなかったり、数年後に取材が来たりなどの事例があります。

では企業出版のデメリットは?

企業出版で制作した書籍は全国の書店またはAmazonなどのネット書店のみで展開されます。ですので、普段書店に行かないターゲット層にもアプローチしたい場合は、新聞広告などを活用し、カバーする必要があります。また、企業出版はネット広告のように細かく効果測定を行うことが難しいこともあげられます。

マーケティング施策を実施するうえで重要なこと

ネット広告、マス広告、企業出版もそれぞれのメリット、デメリットがあります。ですので、どんな目的を持って施策に取り組みたいのか、どんなターゲットにアプローチをしたいのかをよく考えて、決断することをおすすめします。