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スタートアップ企業が本で企業ブランディングをするべき理由

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現代ではテクノロジーの普及により、大多数の企業がデジタル施策を活用しています。しかしながら課題として、競合他社も当たり前のようにデジタルマーケティングをしているため、発信したい情報が埋もれ、いまいち効果を感じることが難しくなっています。そういった状況から、デジタル施策以外のアプローチで差別化を考えている企業の方も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな方に向け、差別化のブランディング施策として、新たに企業出版という手法をご紹介します。

企業ブランディングが何故スタートアップ企業に必要なのか

スタートアップ企業にブランディングが必要な理由としては、スタートアップ企業には競合他社が多く、差別化が重要であるからです。日本企業の99.7%は中小企業が占めています。(※1)その中で勝ち残るためには、ブランディングを通じて、企業の価値を高め、顧客に選ばれる企業になる必要があります。

ブランディングによる差別化として下記のメリットが見込まれます。

・顧客が企業に共感して「ファン」になる

・「ファン」になることでリピート客が増える

・ブランディングによる企業イメージがあることで他社との差別化になる

・価格競争から脱却できる

・採用において優秀な人材確保に繋がる

ブランディングは投資と同じで、早く着手すればするほど、その後の企業への恩恵は大きくなります。そのため、スタートアップ企業こそ早い段階でブランディングに着手すべきだといえます。

ブランディングについての詳しい記事はこちら↓
『ブランディングとは?正しい意味や使い方をわかりやすく解説!』
『中小企業にこそ必要なブランディングという経営戦略』

※1 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO59317670Z10C20A5EA2000/

一般的なブランディング施策例

一般的な手法でブランディングに成功した事例を1つご紹介します。


2019年の夏休みの終わりに、Oisixの「クレヨンしんちゃん」広告を制作しました。まだまだ忙しい日本のお母さん。「夏休み」は子供たちが「家にいる」ため、さらに忙しくなってしまう…。そんな課題(インサイト)の顕在化を目的とし、しんちゃんから「かあちゃんの夏休みはいつなんだろう」と疑問を投げかけるというものです。
広告がなくなる日』著者牧野圭太/出版社クロスメディアパブリッシングより抜粋

この広告により、Oisixが「お母さんを応援している会社」という企業イメージが消費者に浸透し、企業ブランディングに繋がりました。

また、このブランディング施策で企業の好感度も上がり、顧客のロイヤリティ化と新規顧客の獲得にも繋がりました。この事例のように、企業ブランディングが成功すると、企業価値が高まるだけではなく、企業の成長に直接的に影響するケースもあります

企業ブランディングにおける企業出版


企業ブランディングには様々な施策の手法がありますが、実はでもブランディングが可能なことはご存じでしょうか。

今回、新たに企業出版でブランディングをするという選択肢をご紹介します。企業出版とは文字通り「企業が本を出版する」ことです。では他のブランディング施策と比較して、ブランディング出版にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

スタートアップ企業がブランディング出版をするメリット

企業の名刺として活躍する

事業を立ち上げたばかりのスタートアップ企業は、世の中に社名やサービスでさえも認知されていないことが大半です。

そのため、営業時に顧客に名刺を渡しても、

「あなた何者?」
「全然聞いたことない社名だけど実在するのか?」
「根拠ないけど胡散臭く感じる…詐欺かも」

しかし、名刺交換時に企業で出版した本を出した途端、顧客の目つきが明らかに変わります。
「本を出版しているなんて、ただ者ではない。凄い専門家企業に出会った!」と。
それほど本というメディアの信憑性と説得力は高く、名刺だけを渡すよりも、容易に顧客の安心と信頼を得ることができます。

また、本を出版することで、その業界のリーディングカンパニーとして
「◯◯を任せるなら専門性が高いこの会社にお願いしよう」
と、他社と比較されることなく、自社を選んでもらうことができます。

これは、本を出版したことで「◯◯といえばこの会社」という刷り込みができてるからであり、他社との差別化ができているからです。

創業の「志」をストレートに伝えられる

スタートアップ企業であるが故に、実績・事例がないということは、確かにハンディキャップがあります。しかし、むしろ実績・事例に縛られずに創業の理念・理想論を初々しく端的に語ることが可能です。

実績が重なると
「言っていることとやってることが違うじゃないか」
と後ろ指指される場合もありますが、そういった憂いも不要です。

また、企業の想いをボリュームあるコンテンツとしてターゲットに届けることで、ファンの獲得にも繋がります。

低予算で半永久的に残る武器に

小規模事業者であるため、経営戦略としてのブランディングへの予算も少ない、もしくは予算自体が無い企業が大半を占めます。

しかし、テレビ等のマス広告は億円単位、大勢の注目を集める大型セミナーも◯千万円単位、ウェブ広告も本格的にやると◯百万円になります。さらに施策を実施している瞬間しか効果が発揮しないことも特徴です。だからといって少ない予算をいくつもの施策に分散させても、どれも目立たず結果的にどんな効果があったのかぼやけてしまいます。

一方、企業出版の場合は比較的低予算で発注が可能です。また、一時的な効果ではなく長期的に利用が可能な媒体です。低予算で手応えある成果を出すには本の出版が一番効果的です。

インナーブランディングにも有効

「自社とはどのような存在でどこを目指すのか?」

スタートアップ企業にとって、それを知って欲しいのは顧客だけではありません。自社の社員にも知ってもらう必要があります。まだ歴史も実績も僅かな時は、顧客はもちろん、社員ですら「自分たちが何者なのか、社会にどんな影響を与えたいのか、貢献ができるのか」ということを明確に把握できていないこともあります。

本を出すという機会を通じて、企業の掲げる理念やサービスを明確化することで、企業と社員が一体感と確信を持って突き進む契機にすることができます。

まとめ

本を出版すると、その本が優秀な広報として、書店やネット書店から企業のファンを獲得してくれます。社員数が少ないスタートアップ企業だからこそ、企業出版という武器は他社との差別化ができる有益な手段です。

昨今では、モノとサービスそれらにまつわる情報に溢れ、企業はその情報の中から「選ばれる企業」である必要があります。

そこで、企業出版という新たなブランディング手法を取り入れてみませんか?

企業出版についての詳しい記事はこちら↓
『企業出版とは?一番わかりやすい入門編~メリットや事例、費用まで~』